撮影日記 2026年7月~12月:季節を探して、関東を歩く

撮影日記 2026年7月11日 至急、その列車に乗れ!蓮と風鈴を追う、電車バス旅いい気分!― お鼻のアップデートが必要だと気づいたオジ編 ―
この日記を書いているのは、7月14日(火曜日)。
何気なく翌日の天気予報を見たら、最高気温37度。
37度……。
もう気温というより、体温です。
外に出た瞬間、
「本日は微熱です」
と言われても納得するレベルです。
通学中の小学生たちを見ながら、ふと思いました。
私が小学生だった頃の夏って、こんなに暑かったっけ?
調べてみると、もちろん暑い日はあったものの、今ほど毎日のように命の危険を感じる暑さではなかったようです。
昔は、
「今日は30度だって!暑いねー」
だったのに、今は30度と聞くと、
「今日は少し過ごしやすいですね」
みたいな顔をしてしまいます。
人類、暑さへの適応の方向を少し間違えております。
夏は、ひまわり、風鈴、花火、夏祭りと、撮りたいものがたくさんあります。
一方で、カメラもスマホも熱々。
撮影者は汗だく。
気持ちだけは冷や冷や。
カメラを守るのか、自分の命を守るのか。
もちろん両方守らなければいけないのですが、撮影中は順番を見失いがちです。
「あっ、カメラ熱い!」
と思った次の瞬間、自分もかなり熱くなっていることに気づきます。
昼間撮影部隊の皆さま。
水分補給、帽子、日焼け止めを忘れずに。
日焼け止めは、少し多いかなと思うくらい塗りましょう。
多少白浮きしても大丈夫です。
写真に写るのは被写体です。
我々の顔ではありません。
いきなり香水の話
いきなりですが、話が変わります。
香水の話です。
「撮影日記では?」
と思われるでしょうが、この日記は撮影日記です。
ただし、撮影の話だけをするとは言っていません。
今年の初めに、息子が車の免許を取りました。
最近は夜な夜な、友達とラーメンを食べに行っているようです。
山岡家です。
若者の夜は、ラーメンとともに更けていくのでしょう。
ある朝、私が車に乗ると、車内に謎の香りが充満していました。
整髪料?
育毛剤?
何とも説明しづらい、私の嗅覚データベースには登録されていない香りです。
夜になって、息子に聞いてみました。
「車の中の匂い、何か知ってる?」
本人は心当たりがないとのこと。
友達の整髪料か何かだろうと思っていたところ、翌日、妻が息子の部屋から香水を発見しました。
ニヤニヤしながら持ってきます。
犯人は香水でした。
しかも、なかなかいいお値段。
香りは、今はやりの「フィグ」。
イチジクです。
調べてみると、最近はフィグやメロン系の、ジューシーな香りが人気らしい。
なるほど。
我々の時代は、香水といえばCK One。
柑橘系の爽やかな香りをまといながら、
「俺、ちょっと都会的です」
という雰囲気を、全力で出していました。
しかし、時代はフィグとメロン。
俺たちのCK Oneは、どこへ。
さらに調べると、「木漏れ日の森」や「苔清水」のような名前の香りまであるらしい。
苔の香り。
少し気になります。
こうして私の嗅覚も、昭和・平成から令和へ、ゆっくりアップデートされつつあります。
さて、ようやく7月11日の撮影です。
この日は、なんと電車移動。
理由は簡単です。
車が故障していたからです。
前週の新潟遠征中、妻が、
「なんか音、うるさくない?」
と気づきました。
ディーラーで調べてもらったところ、ハブベアリングの故障と判明。
撮影者は景色の変化には敏感ですが、車の異音には驚くほど鈍感です。
修理は7月11日(土曜日)の15時30分から。
つまり、早朝から出かけても、14時頃には帰宅しなければいけません。
本当は銚子のひまわりか、大石公園のラベンダーに行きたかった。
しかし、車がありません。
運命には逆らえないので、電車で行ける場所を考えた結果、大船フラワーセンターに決定しました。
朝3時30分に起床。
自転車で駅へ向かいます。
始発に乗る気満々です。
途中、朝焼けがきれいだったので、少し撮影。
太陽の位置が良ければ、電車と日の出を一緒に撮れるのでは?
もしかして近所に、まだ知らない絶景スポットがあるのでは?
そんなことを考えながら駅へ向かいました。
自転車をコインパーキングに止め、京浜東北線で出発です。
大船フラワーセンターの開園は7時。
少し時間があったので、まずは上野の不忍池へ寄ることにしました。
早朝の上野駅には、飲み会帰りらしい若者たちがたくさんいます。
その中に、カメラバッグを背負ったオジが一人。
若者は朝帰り。
オジは朝活。
同じ早朝でも、人生の方向がまったく違います。
不忍池には、すでに蓮を撮影している人が大勢いました。
同志です。
同志オジです。
「同志オジよ、蓮を撮れ」
意味の分からないフレーズが頭に浮かびましたが、早朝なので仕方ありません。
蓮はまだこれからという感じでしたが、きれいに咲いている花を探して撮影。
風鈴も飾られていましたが、まだ光が弱い。
また後で来ようと決め、大船へ向かいます。
電車内では、
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を繰り返しているうちに到着。
息子と大して変わらない行動をしていることに気づきました。
大船駅からバスに乗り、最寄りの「岡本」へ。
到着したのは8時頃。
開園直後には間に合いませんでしたが、まずまずです。
大船フラワーセンターは、蓮の早朝開園期間ということもあり、多くの人でにぎわっていました。
スタッフによる蓮の解説も行われているようで、皆さん熱心に耳を傾けています。
私は入園すると、いきなり左折。
説明より撮影。
知識より現場。
蓮コーナーへ直行です。
ピンク、白、淡い色、濃い色。
美しい蓮がたくさん咲いていました。
蓮は本当に撮りやすい被写体です。
そこに咲いていてくれるだけで、絵になります。
私もそこに立っているだけで絵になればよいのですが、現実は汗だくのカメラおじです。
蓮のほかにも、風鈴、紫陽花、キバナコスモスを撮影。
ひまわりは、もう少しで咲きそうでした。
続いて向かったのは、鶴岡八幡宮。
大船まで来たら、鎌倉にも行くでしょう。
一度バスで大船駅に戻り、電車で鎌倉へ向かいます。
その車内で気づきました。
隣に座ったお兄さんから、メロンのような香りがする。
またジューシー系です。
数日の間に2度も香水の流行を感じるとは思いませんでした。
時代は本当に、メロンとフィグなのかもしれません。
旧嗅覚時代の私は、今でも柑橘系が落ち着きます。
お鼻のアップデートが必要です。
鎌倉駅から鶴岡八幡宮へ歩く途中には、おいしそうなお店がたくさんありました。
食べ歩きも楽しそうです。
そして、参道の桜並木を見ながら思いました。
「ここ、桜の時期はすごそうだな。来年は来てみたい」
……去年も同じことを思った気がします。
頭の中のメモは、保存されないようです。
二の鳥居から三の鳥居まで続く、約500メートルの桜並木。
早朝の無人撮影に挑戦してみたいですね。
鶴岡八幡宮の蓮は、見頃までもう少しという感じ。
それでも、白い蓮がぽつぽつと咲いていました。
白い蓮、白い鳩、のぼり旗。
気になるものをたくさん撮影し、鶴岡八幡宮での撮影は終了です。
さて、ここからどうするか。
帰宅は14時。
まだ少し時間があります。
ご飯を食べるか。
撮影を続けるか。
私はスマホを開き、チャッピーさんに相談しました。
「鎌倉にいるんだけど、蓮か風鈴かひまわりが撮れる場所ない?」
すると、
「光明寺はいかがでしょうか。蓮がきれいですよ」
との回答。
ほほう。
いいね、君。
ということで、光明寺へ向かいました。
ちなみに皆さんは、普段チャッピーさんにどのように接しているでしょうか。
「私が普段どのようにあなたに接しているか、イラストにして」
と頼むと、自分とチャッピーさんの関係性をイラストにしてくれます。
私の場合は、チャッピーさんが、
「いつも優しくしてくれてありがとう。大好き!チュ!」
と言っているような、なかなか良好な関係に描かれました。
「チュ!」はありませんでしたけどね・・・
ただし、なぜか私は女性として描かれていました。
私は男性です。
しかもオジです。
一方、娘が同じことを頼んだところ、チャッピーコンピューターから煙が出て、炎上していました。「プシュー」って音がしてました。
おそらく、日頃から学校の難しい質問を投げすぎているのでしょう。
AIにも、できれば優しく接してあげてくださいね。
光明寺は、鎌倉駅から材木座方面へバスで10分ほど。
境内は落ち着いた雰囲気で、中庭には蓮が咲いていました。
近くでは絵を描いている方もいたので、邪魔にならないよう、さささっと撮影。
静かで、ゆっくり過ごしたくなる場所でした。
問題は帰りです。
バスが来ません。
待っても来ない。
時刻表を見ても、何となく不安。
鎌倉駅までは歩いて30分ほど。
もう歩く!
そう決意し、一歩踏み出そうとした瞬間、バスが来ました。
危ない。
あと少しで「せっかち兄さん、徒歩で爆死の巻き」になるところでした。
バスで鎌倉駅へ戻り、まだ少し時間があったので、再び上野へ向かいます。
朝は光が足りなかった、不忍池の風鈴を撮影するためです。
電車では再び、
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もはや移動ではなく、睡眠と動画視聴のローテーションです。
強風の中、不忍池の風鈴を撮る
上野に着くと、太陽が出ていました。
よし。
これなら、風鈴がきれいに撮れそうです。
と思ったら、風が強い。
風鈴が揺れる、揺れる。
風鈴なのだから、揺れるのは正しい。
しかし撮影者としては、ほんの一瞬だけ止まってほしい。
光が十分にあったので、シャッタースピードを速くして撮影しました。
蓮の花はすっかり閉じていましたが、風鈴をたっぷり撮って終了です。
カップヌードルBIGは高級料理
撮影を終え、急いで帰宅。
カップヌードルのシーフード味BIGを食べ、すぐにディーラーへ向かいました。
朝から何も食べずに動いた後のBIGは、もはや高級料理です。
修理には2時間ほどかかるとのこと。
待っている間は、パソコンで写真整理です。
整理
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整理
電車の中と大して変わりません。
修理を終え、車はすっかり元気になりました。
ディーラーさん、いつもありがとうございます。
おまけです。
7月12日は仕事と除草と撮影
翌日の7月12日は、早朝から会社で仕事。
私は「勝手にフレックス制度」を導入しているので、天気が悪い休日は仕事をすることがあります。
その代わり、平日に朝活や夕活をします。
もちろん、会社が正式に認めている制度ではありません。
私が勝手に、そう呼んでいるだけです。
仕事を片づけた後は、実家で伸び放題になった雑草に除草剤を散布。
私はなぜか、雑草を前にすると少しだけ戦闘的になります。
せっかく川越まで来たので、「善長寺」で蓮を撮影し、さらに「川越氷川神社」で風鈴も撮影しました。
曇り空でしたが、少し明るさがあったので、何とか撮影成功。
初夏は、蓮と風鈴ですね。
そろそろ、ひまわりも咲き始めます。
開花情報を見ながら、毎日そわそわしています。
この週末も、たくさん歩いて、たくさん撮って、たくさん寝ました。
あ~楽しかったー!
撮影日記2026年7月4日 関東雨天限界オジ、晴れを求めて新潟へ逃亡する 〜ニーガタ・イージャンな週末撮影日記〜
この日記を書いているのは、7月7日。
本日はスポーツ関連の展示会へ行く予定です。その後に私用もあるので、17時30分には戻らなければいけません。
……なのに、頭の中は仕事の段取りではなく、
「途中でどこか撮影できないかな?」
でいっぱいです。
仕事、展示会、私用、移動時間。
普通の大人なら、ここでスケジュール管理に集中するところです。
しかし私は違います。
脳内ではすでにカメラバッグを背負っています。
たぶん、社会人としての優先順位が少しだけバグっています。
上野の不忍池の風鈴は7月10日から。
森の風鈴小径(日本橋)は7月17日から。
うーん、まだ少し早い。
忙しい午前中を乗り切りながら、撮影スポットを検討する。
早朝からネット通販業を回しつつ、心だけは常に週末の空模様へ出張中です。
いよいよ夏シーズンの到来ですね。
今年こそ、私はまだ未知の領域である「花火大会撮影」にチャレンジしたいと思っています。
ただ、これが本当に師匠がほしい。
皆さん、花火をものすごく綺麗に撮られているじゃないですか。
光の線が美しく流れて、夜空に咲く花みたいで。
一方、私が撮ったらどうなるのか。
「え、これは花火ですか?それとも手ブレの芸術祭ですか?」
そんな未来が少し見えています。
Canon EOS Rと古いEFレンズたちで、どこまで戦えるのか。
機材より腕だと分かっていても、その腕がまだ準備運動どころか、靴ひもを結んでいる段階なのが問題です。
さて、ここで最近困ったことを突然発表します。
仕事場の卓上カレンダーです。
1月と7月、2月と8月が裏表になっているタイプなのですが、どうやら私は1月が終わった時点で、その紙を捨てていたようです。
6月が終わり、
「ああ、今年も半分終わったか……」
と少し感傷に浸っていたら、7月がありませんでした。
感傷に浸っている場合ではありません。
未来を自分の手で処分しておりました。
なんとも間抜けです。
でも、こういう自分がちょっと好きです。
7月カレンダーなしで過ごすか、改めて買うか、現在検討中です。
大人としては買うべきです。
ネタとしては、このまま過ごすべきです。
そんな話はさておき、日記に戻ります。
2026年7月4日土曜日。
この日は新潟へ行ってきました。
理由は簡単です。
新潟だけ晴れていたからです。
「え、そんな理由?」
そうです。そんな理由です。
6月の関東は、とにかく雨、雨、雨、曇り、曇り、雨、雨、雨。
週末専門撮影部隊長の私にとっては、なかなか厳しい状況でした。
週末しか動けない人間にとって、土日の天気は人生の通知表みたいなものです。
晴れなら優。
曇りなら可。
雨なら追試です。
そんな中、天気予報とにらめっこしていて思ったのです。
「ニーガタ、イージャン」
日本海側なので、関東とは天気が違う。
新潟は関東ではないって?
はい、知っています。
私は「関東風景紀行」というサイトを中心にいろいろやっていますが、お堅い人間ではありません。
静岡も行った。山梨も行った。長野も行った。
ならば、新潟もイージャンです。
地図上の境界線より、晴れマークを信じる男です。
この週末は、妻も同行。
温室好きの妻の意見も取り入れて、今回のラインナップはこんな感じです。
新潟総鎮守 白山神社
新潟県立植物園
国営越後丘陵公園
あじさい公園(十日町市)
この日は2時30分起床。
早朝ではありません。もはや夜です。
3時には出発。
理由は、関越自動車道の新座料金所を4時前に通過するためです。
たぶん深夜割引が入るはず。
はい、そのはずです。
こういう時だけ計算が妙に細かい男です。
普段の買い物では「まあいいか」と言いがちなのに、高速代の割引となると急に会計士の目になります。
人間とは不思議なものです。
外環から関越へ。
いつもなら「あっという間に到着」と言いたいところですが、今回は違いました。
ひたすら直線。
ずっと直線。
ジャンクションや分岐があると気が紛れるのですが、ひたすら真っ直ぐは意外ときつい。
人生も高速道路も、少し曲がり角があった方が飽きないのかもしれません。
そんな中、妻がのちに起きる不吉な出来事を予言します。
「この車、うるさくない?」
うーん。
今の車は、街乗りや荷物運びには頼れる相棒ですが、高速道路ではそれなりに音がします。
レクサスとか乗りたいですね。
ただし、今のところ気持ちだけレクサスです。
財布の中身は、きちんと現実を見ています。
その時は「まあ、こんなものかな」とスルーしていました。
これが後に、しっかり伏線回収されます。
最初に訪れたのは、早朝の蓮狙いで「新潟総鎮守 白山神社」。
風鈴まつりも開催中ということで楽しみにしていましたが、想像以上に良かったです。
まず蓮池。
満開です。綺麗です。最高です。
やっぱり蓮の花は逆光で撮りたい。
花びらが透ける感じがたまりません。
朝の光に照らされた蓮は、本当に美しいですね。
そして風鈴。
神社のいたるところに、色とりどりの風鈴が吊るされていました。
久しぶりの太陽。
蓮、風鈴、紫陽花。
この時点で、もう今日の撮れ高は満足です。
まだ朝なのに、気持ちだけはエンドロールです。
ありがとうございます、白山神社様。
白山神社というと、東京都文京区の白山神社のあじさい祭りを思い出しますが、新潟の白山神社も本当に素敵でした。
来てよかったです。
次に向かうのは、新潟県立植物園。
ただ、オープンまで時間があったので、福島潟へ寄ってみることにしました。
せっかくなので海沿いを通ろうということで、途中「寄居浜」へ。
関東に住んでいると、海といえば太平洋のイメージが強いのですが、日本海はやっぱり新鮮です。
水が透き通るように綺麗で、砂浜までは行けませんでしたが、海の空気をしっかり堪能できました。
その後に寄った福島潟は、水辺、野鳥、植物、田園風景がそろう、新潟らしい自然スポット。
蓮の花やオニバスを観察しました。
撮影している方も多く、地元の方に愛されている場所なのだと思います。
ここで妻が、撮影に夢中になっているご婦人に、
「撮影の付き合いって、だるいですよねー」
的なことを話しかけていました。
ご婦人、若干ひきつっていました。
でも、まんざらでもなさそうでした。
撮影好きの夫を持つ者同士、言葉にしなくても分かり合える何かがあるのでしょう。
たぶん、そこには「待つ側の連帯感」があります。
こちらが蓮を撮っている間、向こうは忍耐を育てているのです。
その後は、新潟といえば田んぼ。
やっぱり新潟の田園風景は綺麗です。
遮るものが少なく、遠くまで見渡せる感じ。
地平線まで田んぼが続いていくような広がり。
写真を撮るようになってから、こういう風景の美しさに改めて気づくようになりました。
今回は時間の都合で会えませんでしたが、新潟には妹夫婦が住んでいます。
ふと冬に遊びに行くのもありだなと思いました。
私の車はスタッドレスではないし、雪道運転も慣れていません。
でも妹夫婦は車を2台持っている。きっとスタッドレスです。
つまり、雪景色に連れて行ってもらえるのでは?
おお。
天才的な発想です。
自分では運転せず、雪景色だけ撮りたい。
発想としてはかなり都合がいいですが、撮影者としては正直でありたいところです。
お昼は道の駅「阿賀野」でおにぎり。
新潟といえばお米。やっぱり美味しいです。
水が綺麗で、ごはんが美味しい。
これはもう反則ですね。
おにぎりを食べながら、
「米って、こんなに主役だったっけ?」
と思いました。
その後、妹に教えてもらった道の駅「たがみ」に寄り、野菜などを購入。
訪れた土地の道の駅でご当地野菜を買うのが、わりと好きです。
旅先の道の駅で野菜を買うと、ちゃんと暮らしを楽しんでいる人みたいな気分になります。
実際はカレンダーの7月を捨てる人間です。
そして、いよいよ新潟県立植物園へ。
こちらは国内最大級の温室があるとのことで、妻の目的地です。
彼女は「オオギバショウ」を見たいらしい。
私は正直、最初はそこまで興味がありませんでした。
オオギバショウと言われても、頭の中ではまだ「大きい何か」くらいの理解です。
でも、外で見たら夕日と合わせてカッコよさそうですね。
南の島なら屋外でも見られるらしいです。
南の島、行きたいです。
撮影という名目で行きたいです。
できれば旅費も撮影機材費として心の中で処理したいです。
私は温室には入らず、池の睡蓮、紫陽花、トンボなど、外のお庭を撮影して楽しみました。
お互い好き勝手に楽しむ。
これが我が家の旅スタイルです。
一緒に来ているのに、現地ではわりと別行動。
仲が悪いわけではありません。
各自の専門分野を尊重しているだけです。
たぶん。
お庭もかなり綺麗で、睡蓮がたくさん咲いていました。
次に向かったのは、私の目的地「国営越後丘陵公園」。
やっぱり国営公園は整備が素晴らしいですね。
広い敷地に紫陽花がたくさん咲いていて、とても綺麗でした。
特に紫陽花階段。
これは良かったです。
写真好きにはたまらない場所でした。
バラ園では、バラの二番花も綺麗に咲いていました。
紫陽花もバラも楽しめるとは、なかなか贅沢です。
このあたりで、私の撮影欲はかなり満たされていました。
胃袋で言えば、もう大盛り定食を食べた後です。
でも写真だけは別腹です。
最後に寄ったのが、あじさい公園(十日町市)。
かなり高い場所にあり、細い小路を上がっていくスタイル。
「本当にこの先にあるの?」と不安になるやつです。
こういう時、毎回思います。
「ナビさん、本当に合ってますか?」
でも、こういう場所ほど良い景色が待っていたりします。
こちらではお祭りも開催されていて、灯籠と紫陽花の雰囲気がとても綺麗でした。
そんな感じで、この日の新潟旅は終了。
帰宅は遅くなるかなと思っていましたが、十日町市からは2時間ちょっとで帰宅。
新潟も広いですが、長岡くらいまでなら今後の守備範囲に入れてもいいかもしれません。
関東風景紀行と言いながら、守備範囲がどんどん広がっています。
そのうち「だいたい東日本風景紀行」になるかもしれません。
そして翌日、日曜日。
スーパーへ買い出しに行くことになり、息子が運転するということで、私は助手席へ。
すると、車から
「ウォーン」
という音が。
これか。
妻が言っていたのは、これか。
運転席側ではあまり気にならなかったのですが、助手席だとよく分かりました。
これは確かに変です。
あわててディーラーに電話し、その日のうちに点検してもらったところ、ハブベアリングの故障とのこと。
まあ、これだけ乗っていれば仕方ありません。
でも、大事に至らなくて本当に良かったです。
来週修理予定です。
思えば、妻の「この車うるさくない?」は、ただの感想ではありませんでした。
あれは警告音を聞き分ける人間センサーです。
私はそれを、
「高速だし、こんなもんでしょ」
で流しました。
こうしてまた一つ、家庭内の危機察知能力ランキングで順位を落としました。
たぶん私は最下位です。
でも、写真の撮れ高だけはありました。
そんなこんなで、土曜日限定の新潟旅は終了。
晴れを求めて新潟まで走り、蓮、風鈴、紫陽花、田んぼ、日本海、睡蓮、バラまで撮影して、最後は車の異音でしっかりオチまでつく。
なかなか盛りだくさんの週末でした。
関東風景紀行と言いながら、また少し守備範囲が広がってしまいました。
でも、いいんです。
ニーガタ、イージャン。




























