撮影日記 2026年1月~6月:季節を撮り歩く関東の道

浅草寺の絶景
富士山周辺(静岡)の絶景

撮影日記 2026年6月21日 連続雨降り男ふたたび。空模様メンヘラ夫、あしかがで奇跡の情緒回復

この日記を書き始めたのは、6月17日水曜日のお昼休憩でした。

この日は、アルバイトスタッフさんが急きょお休みになり、「今日はちょっと楽できるかも」なんて思っていたのですが、人生そんなに甘くありません。

楽できるどころか、とんだ落とし穴に、どすん。

朝からフル稼働で働き、ようやく13時ごろにお昼休憩です。
お腹はぺこぺこ、心はよれよれ。
もうこの時点で、私の中の小さな自分が、白旗を振っていました。

ちなみに私は、朝ごはんを食べない派の会長です。

いや、意識高く断食しているわけではありません。
ただ単に、毎朝4時に起きて、4時30分には出発しているので、そんな時間に朝ごはんを作ったり、作ってもらったりする余裕がないだけです。

そのまま仕事に突入し、気づいたらお昼。
前日の夕食はだいたい20時ごろなので、形だけ見れば毎日ちょっとしたプチ断食です。

なのに。

一向に体重が落ちません。

何が問題なんだろう。

本当に疑問に思ったので、そのままお得意のチャッピー様に聞いてみました。

すると答えは、

「朝を抜いても、昼と夜で無意識に取り返している可能性があります」
「睡眠不足やストレスも影響します」
「飲み物や間食でカロリーが足されていることもあります」

とのこと。

うそだうそだうそだ。

……いや、待てよ。

夜はお酒を飲んで、ご飯を食べて、気絶するように寝ています。
最近は、キリン本搾りのグレープフルーツ味に、カナディアンクラブのウイスキーをワンフィンガーほど足すという、なかなか危険な飲み物を愛飲しています。

氷をたっぷり入れて、そこにウイスキー。
さらに本搾りを注ぐ。

ちょっと大人な楽しみ方かしら、なんて思っていましたが、よく考えたら、痩せる要素がひとつもありません。

メーカーさんに見られたら、そっと目を伏せられそうな飲み方です。
もちろん、マネしたい方は自己責任でお願いします。

そりゃ、痩せないか。

そんな反省をした日の昼ごはんは、丸亀製麺のぶっかけうどんとかき揚げでした。

反省とは。

さて、話はようやく撮影日記に戻ります。

そのお昼休憩中、今週末の天気を確認してみたところ、画面を見て驚愕しました。

木曜日、雨。
金曜日、雨。
土曜日、雨。
日曜日、雨。
月曜日、雨。
火曜日、雨。
水曜日、雨。

見事なまでの雨マークの行進です。

いやいやいや。

梅雨さん、そこまで全力で来なくても大丈夫ですよ。
こっちはもう十分、あなたの存在を認識しています。

ただ、先週も同じように雨マークだらけだったのに、わずかに栃木方面に晴れマークが出たような、出ていないような、こちらの願望が見せた幻のようなタイミングがありました。

その幻にすがって向かったのが、太平山あじさい坂です。

太平山は、写真撮影を始める前から何度も訪れている場所です。
最初に来た時は、どんな坂なのか何も知らずに登ってしまい、上の神社に着く頃には汗びっしょり。
「次からは着替えが必要だ」と、人生の教訓みたいなことを学んだ場所でもあります。

そして、ここは我が家にとって、ちょっと思い入れの深い神社でもあります。

以前、奥さんが「妹に子どもが授かりますように」とお願いしたところ、本当にそうなり、次に「私の妹にも子どもが授かりますように」とお願いしたところ、それも本当になりました。

そんなありがたい神社に、今回は奥さんから新たな依頼がありました。

「宝くじが当たるようにお願いしに行きたい」

急に欲望が直球です。

私は言いました。
「お願いって、自分の欲望はだめなんじゃない? だったら、俺に宝くじが当たりますようにってお願いしたら?」

我ながら、なかなかすごい理論です。
でも奥さんは「たしかに!」と、なぜか納得。

というわけで、この日の願いごとはこうなりました。

「旦那に宝くじ一等前後賞が当たりますように。なお、当たっても一切請求せず、全額旦那のものです」

いやー、楽しみだなー。
宝くじ買おう。

……バチが当たりそうなので、この話はこの辺にしておきます。

この日は天気も読めなかったため、出発は少し遅めの7時ごろ。
私にしてはかなりゆっくりです。

まず向かったのは、太平山へ行く時に必ず寄るお気に入りのお寺、大中寺さんです。
参道の雰囲気がとても良く、紫陽花の季節にはしっとりとした空気感があって、毎年楽しみにしている場所です。

外環から東北自動車道を進み、約60分ほどで到着。
駐車場にはすでに車がたくさんありました。

ただ、写真愛好家というよりは、登山の方々が多い様子。
調べてみると、大中寺から太平山、ぐみの木峠、晃石山を回る周回コースがあるようです。

紫陽花の季節に歩いたら気持ちよさそうです。
ただし、3時間コース。

はい、また今度にします。

私はすぐに、楽な方へ心が傾くタイプです。

さっそく大中寺の参道を撮影しようとしたのですが、ここで問題発生。

あれ。
あれれれれ。

紫陽花が、ほとんどない。

どうやら剪定されたのか、これから見頃なのか、詳しいことは分かりませんが、両サイドに少しだけ咲いている感じでした。

あれまー。

とはいえ、私の都合で世の中の花が咲いてくれるわけではありません。
そんな当たり前のことを、またひとつ学びました。

気を取り直して、今ある景色をありがたく撮影。
大中寺さん、今年もありがとうございます。
また来年も来ます。

次に向かったのは、太平山あじさい坂です。

大中寺からは本当にすぐ。
到着するころには、ちょうど太陽が少し顔を出し、雨上がりの紫陽花がしっとりと輝いていました。

これはいい感じです。

ただ、観光客もどんどん増えてきます。
入口の坂の雰囲気を撮りたくて、しばらく待機していると、パートナーさんはどんどん上へ。

気づけば、あっという間に神社付近まで到着したようです。

一方そのころ、私は入口付近で撮影待機。

「まだー? まだー?」

電話が鳴ります。
すみません。
まだ入口です。

なんとか人の流れが途切れた隙間のタイミングで、ささっと撮影。
そして、そこからは歩いて登るのではなく、車で上へ行きました。

はい。
文明の力を使いました。

太平山神社付近にも駐車場があるのです。
ちょうど出発する車を見つけ、慌てて停めることができました。

神社では、例の宝くじのお願いをしている人を横目に、私は日々の健康をお願いしました。

健康第一。
でも宝くじも少しだけ気になります。

その後、車ですぐの謙信平にも立ち寄り、紫陽花をささっと眺めて終了。
太平山の神様、今年もありがとうございました。

まだ少し時間があったので、どこか寄れないかなと考えていて、ふと思い出しました。

そうだ。
あしかがフラワーパークで、花菖蒲・あじさいまつりをやっているはず。

これが大正解でした。

入園料は800円。
しかもJAF割引で、たしか700円で入れました。
この時期のあしかがフラワーパーク、かなり良心的です。

藤の花やツツジ、バラのイメージが強い場所ですが、この季節の花菖蒲と紫陽花も本当に素晴らしかったです。

まず花菖蒲。

白と紫の花がきれいに並び、園内の雰囲気にぴったり。
花菖蒲をここまで整った状態で見せるのは、きっと相当な管理が必要だと思います。

どうやってこのクオリティを保っているんだろう。
いつ来ても思いますが、さすがあしかがフラワーパークです。

そして紫陽花。

こちらは鉢植えが多いのですが、見たことのないような珍しい品種や、色合いの美しいものがたくさんありました。
ひとつひとつ見ているだけで、時間があっという間に過ぎていきます。

雨マークだらけの天気予報を見た時は、今週末はもうだめかと思っていました。
でも実際に出かけてみると、大中寺、太平山あじさい坂、あしかがフラワーパークと、紫陽花も花菖蒲もたっぷり楽しむことができました。

天気が不安定な季節は、予定通りにいかないことも多いです。
行きたい場所の花が思ったより少なかったり、雨が降ったり、晴れるのか曇るのか最後まで分からなかったり。

でも、その中で見つけた一瞬の光や、雨上がりの花の色は、やっぱりこの季節ならではの景色でした。

結局、梅雨に振り回されながらも、ちゃんと楽しんでしまう。
毎回ぶつぶつ言いながら、結局出かけてしまう。

それが私の週末なのかもしれません。

紫陽花、花菖蒲、太平山の神様、そしてあしかがフラワーパーク。
今回もいい景色をありがとうございました。

それでは、今週もお仕事をがんばります。

たぶん。

いや、できれば。

できる範囲で。


撮影日記 2026年6月16日。 労働者、16時に静かなる脱走。「私用です」と言い残し、飛鳥の小径へ|紫陽花撮影大会編

この日は、月に一度の「夕活」の日でした。

夕活とは何か。

それは、会社に「私用で……」「親族が……」「ちょっと用事が……」などと、社会人らしい顔をした言い訳をそっと差し出し、いつもより少し早く会社を出て、写真を撮りに行ってしまう活動のことです。

会社非公認の制度です。

はい、サボ……。

いえ、違います。

これは文化活動です。
心の福利厚生です。
労働者の情緒を守るための、極めて個人的な制度です。

月に1回くらいは、いいですよね。
たまに2回発動する月もありますが、それはもう制度の拡大解釈です。

この、少しだけ悪いことをしているような背徳感。
たまりません。

もちろん、悪いことをしているわけではありません。
仕事は終わらせています。
たぶん。
いや、終わらせたということにしています。

特に今月のような梅雨の季節は、土日の天気が両方とも雨、なんてこともあります。

週末カメラマンにとって、土日が雨というのは、なかなかの精神攻撃です。
平日は晴れているのに、週末だけ雨。
まるで空に勤務表を見られているような気持ちになります。

「この人、土日しか動けないから、そこに雨を置いておきますね」

そんな嫌がらせを受けている気分です。

ということで、夕活発動です。

とはいえ、平日の夕方なので、そこまで遠くには行けません。
新幹線に乗って遠征、なんてことはできません。
そんなことをしたら、夕活ではなく失踪です。

この日のターゲットは、近場の一か所だけ。

飛鳥山公園の紫陽花。
通称、飛鳥の小径です。

飛鳥山公園の線路側にある通路沿いの斜面に、紫陽花がずらっと咲く場所です。
壁面タイプに咲く紫陽花なので、写真で撮るとかなり華やかです。

ポートレート撮影をしている方もよく見かけます。
紫陽花に包まれるようにモデルさんを撮る感じですね。

私はポートレート撮影をしたことがないので、いつか挑戦してみたい気持ちはあります。

ただ、問題はモデルさんがいないことです。

風景は逃げませんが、人は逃げます。
特に、私がカメラを持って近づいたら逃げる可能性があります。
まずは人間力のレンズを磨くところから始めたいと思います。

さて、話は少し変わりますが、最近、女性ボーカルの音楽にハマっています。

Spotifyを漁っていると、いろいろ良い曲に出会えます。

最近の収穫はこんな感じです。

3%「さとう。」
Sanghee「待ち合わせは三軒茶屋で」
Sanghee「ほろよい」
Chilldspot「yours」
Calm Vibes Collective「プールサイドの夏」
さとうもか「melt bitter」
さとうもか「愛ゆえに」
Awich「琉球愛歌 Remix」
Quw「banka」

いい曲だなーと思いながら聴いています。

いいオジなのに、女子の気分で胸がキュンキュンします。
もちろん、本当のところ女性の気持ちは分かりません。
分かった気になっているだけです。
このあたり、非常に危険なオジの入口です。

でも、音楽って不思議ですね。
聴いているだけで、自分の中にないはずの感情まで、ちょっとだけ借りられる気がします。

私は字を書くのがとにかく苦手です。
手書きの文字は、自分でもたまに読めません。
未来の自分へ向けた暗号文です。

本を読むのも、正直あまり得意ではありません。
文字が並んでいると、すぐ眠くなります。
たぶん脳が省エネモードに入ります。

でも、音楽を聴いたり、Audibleで本を聴いたりするのは好きです。
聴覚って大事ですね。

なぜか、パソコンで文章を書くのは好きです。
あることないこと、すらすら出てきます。

ないことはダメですね。
反省します。
でも、ちょっと盛るくらいなら、日記のスパイスということでお願いします。

さらにどうでもいい話ですが、最近、鏡を見ながら目元を軽く引っ張ると、ほうれい線が消えることに気づきました。

あれ、すごいですね。

一瞬だけ10歳くらい若返った気がします。
ただし、手を離すとすぐ現実に戻ります。

人生も肌も、重力には逆らえません。

フェイスリフトをしたくなる人の気持ちが、少しだけ分かりました。
私はまだ引っ張るだけで我慢しています。
セルフリフトアップです。
費用は無料。
効果は手動。
持続時間は約3秒。

そんなことを考えながらも、この日はとにかく早く仕事を終わらせなければなりません。

夕活は、時間との勝負です。

いつもの倍の速さで動きます。
いや、いつもが遅いわけではありません。
いつも倍速で動いていて、その倍で動いているのです。

つまり、理論上は4倍速です。

ただし、体感では1.2倍速くらいです。
気持ちだけが先に退勤しています。

こういう日に限ってトラブルが続発する、というドラマ的な展開もあるかと思いきや、この日は意外とスムーズに仕事が終了。

ちーん。

16時ちょうど。

「すみません、私用にてお先に失礼します」

何食わぬ顔で退社です。

顔は平静。
心は飛鳥山。
足取りは若干、忍者。

私の会社は埼玉県川口市にあるので、王子までは荒川を越えてすぐです。
車で約30分ほど。

近い。
ありがたい。
夕活向きの距離です。

いくら夏至付近とはいえ、夕方は少しずつ暗くなっていきます。
明るいうちに撮り切らなければなりません。

近くのコインパーキングに車を停めて、飛鳥山公園へ向かいます。

平日とはいえ、さすが飛鳥山。
けっこう人がいました。

紫陽花を見に来ている人。
散歩している人。
写真を撮っている人。
ポートレート撮影をしている人。

その中に、会社を早めに抜け出してきた夕活おじさんが一人。

社会の片隅で、静かに紫陽花を撮ります。

飛鳥の小径の紫陽花は、やっぱり綺麗でした。

線路沿いの斜面に咲く紫陽花は、壁のように広がっていて、歩くだけでも楽しい場所です。
花に囲まれる感じがあり、写真にすると華やかさが出ます。

お決まりのカットを探しながら、綺麗な紫陽花を見つけては、ぱしゃぱしゃ撮影。

来てよかった。

この一言に尽きます。

たった数時間の平日夕方でも、仕事終わりに少しだけカメラを持って出かけるだけで、気分が変わります。

遠くに行かなくても、派手な遠征をしなくても、近場の季節を見に行くだけで、十分に満たされることがあります。

少し早く仕事を終わらせて、紫陽花を見て、写真を撮って、いつもより早めに帰る。

結果的に、身体も少し休まりました。

これはもう、サボりではありません。

健康管理です。
情緒のメンテナンスです。
会社には申請していませんが、私の中では正式な制度です。

また明日から仕事です。

現実に戻るのは少しだけ寂しいですが、綺麗な紫陽花も見られたので、なんとか頑張れそうです。

月に一度の夕活。

会社非公認ですが、心にはよく効きます。

来月も、どこかで発動するかもしれません。
もちろん、私用です。
あくまで、私用です。


撮影日記 2026年6月14日。 花菖蒲で一輪、蓮で一輪、紫陽花で一輪。父の下着だけは大人の事情で複数枚です。

こちらの日記を書いている本日は、2026年6月17日。

時間を短縮したい日の味方、マクドナルド昼食。

ミスター・シンプル・イズ・ベストのハンバーガーセットを食べながら、ふとヤフー天気予報を確認しました。

「今週末はどうかなー。わくわく!」

……からの、驚愕。

おいおいおいおいおい!

ずーっと雨じゃないですか。

木曜日、金曜日、土曜日、日曜日、月曜日、火曜日、水曜日。

見事なまでの雨マークの行進です。

いやいや。

週間天気予報って、こんなに水分多めになることあります?

すると、どこからともなく天の声。

「だって梅雨だもの。」

あ、はい。

知ってます。

もちろん知ってます。

でもさ~。

週末だけじゃなくて、一週間まるごと雨じゃないですか。

これはもう天気予報というより、水分補給推奨週間です。

今週は大人しくしているか。

久しぶりにブログやサイトの足回りを整備するか。

身体も休めよう。

そう思いました。

たぶん、思っただけです。

さて、話は戻って先週末の日曜日。

前日は下田と箱根をぐるぐる巡る遠征日。

なかなかの移動量だったので、この日は少し軽めにしようと思っていました。

しかも11時頃には父親の病院へ下着類を届ける約束があります。

つまり午前中限定ミッション。

撮影して。

移動して。

買い物して。

病院へ行く。

冷静に考えると全然軽くありません。

でもこの時の私は思っていました。

「まあ午前中なら余裕でしょう。」

この根拠のない自信。

だいたい旅のドタバタは、ここから始まります。

今回向かいたかったのは、埼玉県熊谷市にあるあじさい寺、能護寺

実は以前にも訪れたことがあります。

その時に聞いた二胡の演奏が忘れられません。

このタイミングでの二胡が本当に良かったんです。

紫陽花に囲まれたお寺。

しっとりした梅雨の空気。

そこに静かに流れる二胡の音色。

もう反則です。

「あー。また聞きたいなー。」

そんなことを思いながら調べてみたのですが、このタイミングのイベント無し。

残念。

でも紫陽花は待ってくれません。

能護寺は朝9時開門。

では、その前にどこか寄れないか。

ここで、いつもの悪い癖が発動します。

インスタグラムをガリガリ検索。

「近くに良い場所ないかなー。」

「せっかくだし、もう一か所。」

「いや、二か所いけるのでは?」

軽めの予定が、検索するたびに重くなっていきます。

そして発見したのが群馬県の赤堀花しょうぶ園。

さらに本庄総合公園。

気が付けば予定はこうなりました。

赤堀花しょうぶ園(群馬県)

本庄総合公園(本庄市)

能護寺(熊谷市)

・父親の病院

うん。

そんなこんなで、この日も朝4時起床。

というか、平日もだいたい4時に起きているので、もはや特別感はありません。

この時期の日の出撮影は、さらに早く動かないと間に合わないため、この日は無理せず回避です。

外環から関越へ。

空はなんとも微妙な表情。

晴れるのか。

曇るのか。

降るのか。

はっきりしてくれない空を眺めながら車を走らせます。

約2時間弱で赤堀花しょうぶ園に到着。

到着してみると、少しピークアウト気味かな。

太陽の入り方も難しそう。

しかも曇り。

これはなかなか手強い。

「来年の宿題かなー。」

そう思いながらも、せっかく来たので園内を歩き回ります。

うろうろ。

うろうろ。

さらにうろうろ。

すると発見。

朝露に濡れた綺麗な一輪の花菖蒲

おお。

これは綺麗だ。

全体は難しくても、一輪が圧倒的に美しい。

結局、この花ばかり撮っていた気がします。

赤堀花しょうぶ園まで来て、一輪集中。

でもこういう出会いがあるから撮影は面白いんですよね。

また来年も来よう。

そう心のメモ帳に書き込みました。

続いて向かったのは本庄総合公園。

インスタグラム情報によると、蓮が一輪だけ咲いているらしい。

一輪だけ。

本当かな。

と思いながら行ってみると。

本当に一輪だけ咲いていました。

しかも絶妙な距離感。

まるで、

「どうぞ撮ってください。」

と言わんばかり。

これはありがたい。

形も綺麗。

天候はいまいちでしたが、この日は一輪運に恵まれていたのかもしれません。

そこへ蜂や虫たちも次々と集まってきます。

私も撮りたい。

蜂も寄りたい。

虫も寄りたい。

蓮の花、まさかの大人気。

完全に撮影会場です。

私は心の中で、

「すみません。少しだけ撮らせてください。」

と蜂にお願い。

蜂は蜂で、

「いや、こっちは仕事なんで。」

みたいな顔をしていました。

たぶん。

蜂とのコラボ写真も撮れたので結果オーライです。

さあ、次は能護寺。

……と、その前に。

あ。

父親の下着を買ってない。

完全に忘れていました。

撮影のことばかり考えていたら、本日の本来の任務を忘れていました。

本日のメインミッションは病院へのお届け物。

なのに頭の中は、

花菖蒲。

蓮。

紫陽花。

脳内お花畑とは、このことです。

花のことは覚えているのに、下着のことは忘れていました。

なかなか重症です。

とはいえ、まずは能護寺へ。

9時開門のあじさい祭りです。

到着すると、すでに結構な台数の車。

まだ開門前なのに大人気です。

さすが地元が誇る紫陽花寺。

しかも私は時間がありません。

すると開門予定より少し早めに入場開始。

ラッキー。

無人撮影は間に合いませんでしたが、それでも十分楽しめました。

紫陽花の鉢。

お寺の建物。

しっとりした梅雨の空気。

やっぱり良い場所です。

そしてここでも発見。

綺麗な一輪の紫陽花。

今日は本当に一輪の日でした。

赤堀花しょうぶ園で一輪の花菖蒲。

本庄総合公園で一輪の蓮。

能護寺で一輪の紫陽花。

天気には恵まれなかったけれど、それぞれの場所で印象的な一輪に出会えました。

こういう出会いこそ、一期一会なのかもしれません。

……たぶん使い方は合っているはず。

違っていたら雰囲気で押し切ります。

その後は高速道路へ。

三芳パーキングのETC出口から脱出。

そして近くのしまむらへ。

無事に下着をGET。

花を追いかけていた人間が、最後に向かった先がしまむら。

なんでしょう。

急に生活感です。

紫陽花。

蓮。

花菖蒲。

そして下着。

ジャンルの振り幅がなかなかです。

そのまま病院へ向かい、無事にお届け完了。

ミッションコンプリートです。

この日は、なぜか「一輪運」に恵まれた日でした。

花菖蒲で一輪。

蓮で一輪。

紫陽花で一輪。

まさかの一輪三連発。

派手な満開ではなかったけれど、心に残る花だけは、ちゃんと各会場でスタンバイしてくれていました。

午後は家でのんびり。

……した気もしますし、家のことをしていた気もします。

正直あまり覚えていません。

たぶん平和な午後だったのでしょう。

ということで、

土曜日は下田・箱根。

日曜日は群馬・埼玉。

なかなか楽しい週末となりました。

今週もぼちぼちやっていこうと思います。

まあ、梅雨なので今週末は大人しくしている予定です。

予定です。

予定という言葉は、本当に便利ですね。


撮影日記 2026年6月13日。急げ!下田で15万株の紫陽花を見て昇天。箱根へ突撃、昼めしを粉砕した下田・箱根・小田原の旅編

この日記を書いているのは、6月17日です。
ここ数日、急に暑くなってきました。夜も寝苦しいです。

というか、最近の私はなぜか朝3時に目が覚めます。
早起きと言えば聞こえはいいですが、これはもう朝活ではありません。
人体のバグです。

私は最低でも6時間は寝たいタイプなので、3時に起きるには夜9時に寝る必要があります。
夜9時就寝。
完全に小学生です。いや、最近の小学生の方がYouTube見てもっと起きているかもしれません。

さて、ここで嬉しいご報告です。

前回のブログで書いていたスペースXのIPOですが、なんと、なんと、当選しました。
※IPOとは、上場前の会社の株を、抽選で購入できる制度のことです。上場後に株価が上がることもあれば、下がることもあります。つまり、少し夢はあるけど、ちゃんとリスクもあるやつです。

4株だけ。

4株です。
「人生変わりました!」というほどではありません。
「老後は宇宙で暮らします!」という話でもありません。

でも、嬉しい。
4株でも、当選は当選です。
人間、こういう小さな喜びで生きていけます。
たぶん。

それから地元・川口市では、昨日までPayPayで支払うと最大25%戻ってくるキャンペーンがありました。
これは見逃せません。

昨日のお昼休みに急きょユニクロへ行き、ズボンを2本購入。
ズボン代は家計。
PayPayの還元は自分のもの。

この、まるで小学生のような錬金術により、2000円ほどゲットしました。
内緒です。
ここに書いた時点で、まったく内緒ではありません。

さて、ようやく撮影日記です。

この日は6月13日、土曜日。
この週はとにかく天気が不安定でした。

晴れるのか。
曇るのか。
雨なのか。
もう天気予報も「各自の判断でお願いします」みたいな顔をしています。

本当に、お天気フレックスの仕事に就きたいです。
雨の日だけ仕事。
晴れの日は休み。

写真好きにとっては夢の制度です。
会社にとっては悪夢の制度です。

たぶん、そんな会社はありません。
あったら教えてください。すぐ履歴書を書きます。

この日の目的地は、静岡県下田市の下田公園あじさい祭です。

下田。
遠いです。

……と言いたいところですが、最近の私はもう感覚が壊れています。
車で3時間強と聞いても、
「あ、意外と近いな」
と思ってしまうようになりました。

だいぶ危険です。
関東近郊という言葉を、都合よく拡大解釈しています。

今年のテーマは、たぶん遠征です。
天気は「晴れ or 曇り」。
撮影者にとっては、ほぼ人生の分岐点です。

行くべきか。
やめるべきか。
布団に戻るべきか。

高校の卒業式で、誰かが言っていた気がします。

「人生は、やったことを後悔するより、やらなかったことの方が、ずっと心に残る」

そんな感じの言葉だったと思います。
うろ覚えです。
でも、うろ覚えでも都合よく自分を励ましてくれるなら、それはもう名言です。

というわけで、行くことにしました。

朝3時30分ごろ起床。
もはや起床というより、再起動です。

そのまま車に乗り込み、首都高、東名へ。
この日の朝は全体的に雲が多く、富士山もうっすら見える程度でした。

見えるような。
見えないような。
富士山側も「今日はまだ本気出してません」みたいな感じです。

車内の音楽は、最近よく聴いている「gamza」のプレイリスト。
女性ボーカルの声がエモいです。

ただ、調べてみると、もしかしてAIボーカルなのかしら、という感じもあります。
インスタもあるけど、実在感がふわっとしています。

すごい時代です。
人間なのか、AIなのか、猫なのか、だんだん分からなくなってきました。

ちなみに私もすっかり、チャッピーなしでは生きていけない脳みそになっています。
最近は私のXのアカウントに登場してもらっている猫の「わびまる」の画像を作ってもらったり、彼の性格を踏まえて私にツッコミを入れてもらったりしています。

しかも、そのツッコミが妙に的確。
AIに作ってもらった猫に、AI経由で人間が怒られる時代です。
未来、来すぎです。

そんなことを考えているうちに、ほぼノンストップで下田に到着しました。

まずは、下田公園近くのペリーロード周辺に車を停めます。

ペリーロードは、幕末にペリー提督一行が歩いたとされる石畳の散策路です。
川沿いにレトロな建物が並び、柳の雰囲気も良くて、とてもノスタルジック。

歴史をちゃんと勉強していれば、もっと楽しめたのでしょう。
あいにく、私は歴史の知識がかなりふわっとしています。

ペリー。
黒船。
開国してください。
このあたりで記憶が止まっています。

でも大丈夫です。
旅は雰囲気でも楽しめます。
むしろ私の旅は、だいたい雰囲気でできています。

ペリーロードを軽く撮影して、心の中で「また後で来ますね」と言い、下田公園へ向かいました。

下田公園は、下田港を見下ろす小高い丘の自然公園です。
別名、城山公園とも呼ばれていて、もともとは城跡だった場所とのこと。

実際に歩いてみると、本当に山です。
紫陽花を見に来たはずなのに、普通に登山です。

上る。
下る。
また上る。

途中から、私は紫陽花を撮っているのか、足腰を鍛えているのか分からなくなりました。
健康には良さそうです。
翌日のふくらはぎには悪そうです。

しかし、紫陽花は見事に満開でした。

そして、この規模。
完全に想像を超えていました。

調べてみると、約15万株。
というか、日本一級の規模だそうです。

すみません。
完全に甘く見ていました。

これはもう、
「紫陽花が咲いている公園」
ではありません。

紫陽花の山に、人間が入山させてもらっている**
という感じです。

山全体が紫陽花。
右を見ても紫陽花。
左を見ても紫陽花。
階段にも紫陽花。
小路にも紫陽花。
港を見下ろしても、手前に紫陽花。

紫陽花の圧がすごい。
花なのに、圧がある。
可愛い顔して、物量で殴ってきます。

おすすめは、港町を見下ろせる場所。
両脇に紫陽花が咲く小路。
そして、紫陽花に囲まれた階段。

どこを歩いても撮れます。
撮れすぎます。
逆に困ります。

「ここも良い」
「あ、ここも良い」
「いや、ここも撮らないと」
を繰り返しているうちに、写真の枚数だけがどんどん増えていきます。

撮っている時は楽しい。
帰ってからの整理で地獄を見る。
これが写真趣味の正しい苦しみ方です。

最初は少し曇っていましたが、歩いているうちにようやく太陽が出てきました。
そこから撮影スイッチが完全に入りました。

もう止まりません。
脳内はほぼ、
「紫陽花!光!港!階段!もう一枚!」
です。

語彙力も一緒に現地で置いてきました。

それでも、大満足でした。
いつか泊まりで来て、朝焼けと紫陽花と港町を撮ってみたいです。

仕事を引退して、撮影だけして暮らしたい。
ああああああ。
うそです。
仕事、頑張ります。
社会人の自我がギリギリ戻ってきました。

下田公園を満喫したあとは、再びペリーロードへ戻りました。

朝より光が出てきたので、改めて撮影します。
特にコーヒーショップの「PEPE」がいい感じでした。

ブーゲンビリアがとても綺麗で、レトロな街並みに南国っぽい色を添えていました。
石畳、川沿い、レトロな建物、ブーゲンビリア。
これは撮るしかありません。

本当なら、ここでコーヒーでも飲んで、下田の空気をゆっくり味わうべきです。
旅人としては、そういう時間が大事です。

しかし、この日の私は違いました。
もう一つ目的があったのです。

箱根です。

……箱根?

下田に来て、次は箱根。
自分で計画しておきながら、なかなか強引です。

普通なら、下田で海鮮でも食べて、温泉でも入って、ゆっくり帰ると思います。
私はなぜか、箱根へ向かいます。

理由は簡単です。
紫陽花の時期に、「箱根ガラスの森美術館」へ行ってみたかったからです。

撮影欲が胃袋に勝ちました。
この時点で、昼ごはんの存在は完全に消えています。

車を走らせ、2時間ちょっとで箱根ガラスの森美術館に到着しました。

ここは本当に綺麗な場所でした。
紫陽花とガラスのオブジェ。
洋館。
薔薇の花。
キラキラした庭園。

下田公園が「自然の物量で押してくる紫陽花」だとしたら、
箱根ガラスの森美術館は「美意識で整えられた紫陽花」です。

どちらも良いです。
下田は豪快。
箱根は上品。

私だけが、朝3時半起きで飯も食わずにウロウロしていて、全然上品ではありません。

さて、次は箱根登山電車と紫陽花を撮るぞ。

そう思っていました。

箱根登山電車と紫陽花。
これはもう、絶対に絵になる組み合わせです。

電車。
紫陽花。
箱根。

はい、勝ち確です。

……と思っていたのですが、ここで私のいつもの癖が出ました。

「撮影場所をちゃんと調べていない。」

出ました。
行き当たりばったり選手権、堂々の決勝進出です。

有名なのは知っている。
撮りたい気持ちもある。
でも、具体的にどこへ行けばいいのか分からない。

この状態になると、人は急に静かになります。

スマホを見ます。
地図を見ます。
検索します。
そして、だんだん悟ります。

あ、これ、今からだと無理だな。

ということで、この日の箱根登山電車と紫陽花は、あえなく次回に持ち越しとなりました。

行動力はある。
勢いもある。
ただ、詰めが甘い。

カレーを作る気満々で材料を買ったのに、米を炊き忘れた人です。

惜しい。
かなり惜しい。
でも、食卓としては成立しません。

こうして、またひとつ学びました。

「有名スポットは、有名な撮影場所まで調べてから行く。」

当たり前すぎて、逆に胸に刺さります。

たぶん、今年中にもう一度リベンジします。
その時はちゃんと調べます。

たぶん。

そんなこんなで、箱根は一旦あきらめて帰ることにしました。

途中で小田原を通ったので、先週曇りでうまく撮れなかった小田原城にも少し寄ってみました。

すると、ここでも見事に問題発生。

太陽。
お城。
紫陽花。
自分。

この位置関係により、ばっちり逆光です。

最後の最後まで、写真は私に課題を出してきます。

いや、写真は悪くありません。
悪いのは、たぶん私の立ち位置です。

でもまあ、これもまた旅の味です。

撮れた写真。
撮れなかった写真。
調べ忘れた撮影地。
逆光の小田原城。

全部まとめて、この日の思い出ということで。

そんな感じで、ドタバタしながらも楽しい一日は終了です。

最後は少し微妙な展開になりましたが、念願の下田公園へ行けたことは本当に大満足でした。

あの紫陽花の規模は、一度見ておいてよかったです。
写真では伝わりきらない、山全体が花で埋まるような迫力がありました。

そして、帰ってから気づきました。

この日、私は何も食べていません。

ソロ活あるあるです。
撮影に夢中になると、食事の優先順位がどんどん下がります。

旅日記なのに、食レポゼロ。
静岡に行って、箱根に行って、小田原まで寄って、食べ物の記録がない。

これはもう旅ではなく、撮影修行です。

次こそは、ちゃんと食べます。
海鮮とか、カフェとか、甘いものとか。
旅人らしいことをします。

たぶん。


撮影日記 2026年6月6日。 正月だと思ったら紫陽花、人生ほぼ倍速再生|小田原・鎌倉・開成町編

早いですね。早すぎます。

一年の半分が、ほぼ終わろうとしています。

いや、待ってください。
私、ついこの間まで「正月の爪木崎の水仙がきれいだったなあ」なんて言っていた気がするのですが、気づけば紫陽花です。

時間の流れ、ちょっと早送りしすぎではないでしょうか。
誰か、リモコン持ってます?

年々、時間が経つのが早く感じます。

子どもの頃は、夏休みなんて永遠に続くような気がしていました。
一日が長くて、夕方のチャイムまでの時間すら広大でした。

ところが今はどうでしょう。

月曜日だと思ったら金曜日。
正月だと思ったら紫陽花。
朝ごはんを食べたと思ったら、もう夕飯の心配。

人生、完全に倍速再生です。

ふと、息子や娘の時間の流れはどうなのだろうかと思いました。

息子は引き続き就活中。
娘はテスト三昧の日々。

おそらく彼らの日常も、私とは違う意味で猛烈なスピードで動いているのでしょう。

今の子たちって大変だなあ。
なんて、ちょっと感傷に浸りながら、この日記を書いています。

そして、これを書いている6月9日。

Yahoo!ニュースを見ていたら、OPEN AIがIPO予定!?というような話題が目に入り、思わずびっくりしました。

チャッピーさん、いつもお世話になっております。
あなた、そんな世界線にいるんですか。

そんな話を職場でしていたら、同僚から、

「スペースXの上場の応募してるよ」

と言われまして。

まじか。

完全に出遅れた中年、あわてて楽天証券を開きました。
当たるといいなあ。

まあ、株もIPOもよく分からないまま応募している時点で、だいぶ雰囲気投資家です。
でも夢を見るのは無料です。たぶん。

とにかく、一年が猛烈なスピードで過ぎていきます。

毎週毎週、写真活動をしていると、次はあれ、次はこれと、頭の中が季節の花カレンダーになります。

桜が終わればネモフィラ。
ネモフィラが終わればポピー。
ポピーが終われば花菖蒲。
花菖蒲が来たら紫陽花。

もう、花に追われています。

花を追っているつもりが、いつの間にか花に追い立てられている。
これが中年カメラ愛好家のリアルです。

特に今年は、写真活動において2つの目的を立てています。

ひとつ目は、なるべく行ったことのない場所を優先して行くこと。
ふたつ目は、二の足を踏むような遠い場所にも、なるべく率先して行くこと。

そう決めた結果、今年は正月から爪木崎の水仙、河津町の河津桜、静岡の大石寺、久遠寺など、年始からなかなか飛ばしました。

そして紫陽花の季節で、再び静岡へ。
下田にも行ってみたいなあ、なんて思っていました。

ただ、この週末は少し悩ましい状況。

日曜日は雨予報。
さらに娘の模試の送り迎えもあります。

つまり、週末の写真活動に使えるのは土曜日のみ。

途端に重要度が爆上がりする土曜日。

お天気はというと、なんとも微妙な「たぶん晴れ」。

この「たぶん晴れ」が一番困ります。

晴れるのかい。
晴れないのかい。
どっちなんだい。

天気予報に翻弄される男。
もはや空模様メンヘラです。

そんな中、この日のターゲットは、小田原城鎌倉の長谷寺、そして開成町のあじさいまつり

メインイベントはこの3本立てです。

天気がなんとも微妙なので、出たとこ勝負。
もしかしたら下田もありかな、くらいの気持ちでした。

この日も、またしてもソロ活です。

パートナーの奥さんはお疲れモード。
この日もお休みです。

なので、日曜日にはお家のことをたくさんして、しっかりアピールしないといけません。

そうです。
写真を撮るだけ撮って、家の中では置物になるわけにはいきません。

家にいなければならない時は、少しはお家のことをやりましょう。

それが長生きの秘訣です。
たぶん。

さあ、そんなわけで出発です。

この日は予定がふんわりしていたので、朝の準備を済ませて出発。

外環、首都高、東名と進み、あっという間に小田原方面へ。

この日の音楽は、HONNEのベストアルバム。

日本語の「本音」がアーティスト名の由来みたいです。
すごくお気に入りのアーティストで、朝のドライブにもよく合います。

早朝の高速道路とHONNE。
なかなか良い組み合わせです。

中年の朝活に、ほんの少しだけおしゃれ成分が加わります。
ただし運転している本人は、だいぶ素朴な仕上がりです。

まずは小田原城へ。

小田原城は、今年の頭、梅の時期にも訪れています。
今回は、白い石垣の下に咲く紫陽花と、その下に広がる花菖蒲畑が目的です。

到着した時点では、曇り。

しかも早朝。

「あれまー」という感じです。

写真を撮るには少し光が足りません。
仕方がないので、一旦朝食にします。

ソロ活の場合、撮影モードに入ると、ご飯を食べずに一日が終わることがあります。
いい大人が、カメラを持つと食事を忘れる。

野生動物より生活能力が低いです。

というわけで、今のうちに戦闘準備。

近くには、吉野家、松屋、すき家が並んでいる激戦スポットがありました。

牛丼界の関ヶ原です。

その中で私が選んだのは、松屋。

理由は、ちょうどその時に聴いていたYouTubeラジオ的な番組「GURU GURU」で、令和ロマンの松井ケムリさんが松屋をおすすめしていたからです。

影響されやすい男です。

彼はうまトマハンバーグ定食をおすすめしていましたが、私が食べたのはチーズハンバーグ。

お腹が空いていたこともあり、めちゃくちゃおいしい。

朝からハンバーグ。
完全に戦闘飯です。

お腹が満たされたところで、小田原城へ戻ります。

まだ曇っていましたが、紫陽花と花菖蒲の撮影を開始。

白い石垣の下に咲く紫陽花。
その下に広がる花菖蒲。

やっぱりきれいです。

曇りは曇りで、花の色がしっとり出る感じがあります。

「また晴れた時に来るねー」

などと言いながら、結局かなり撮りました。

来るねーと言いつつ、今撮れるだけ撮る。
カメラ愛好家あるあるです。

さあ、お次です。

ここで分かれ道。

下田か、鎌倉か。

天気予報を見ると、どちらも晴れのち曇りのような感じ。
空を見上げると、鎌倉方面が晴れそうな気配。

鎌倉で決まりだな。

というか、よく考えたら、12時20分から長谷寺の予約をしていました。

危ない。
完全に忘れかけていました。

近年、長谷寺の紫陽花散策路は事前予約制なんですね。
当日受付もあるようですが、人気スポットなので事前予約しておくと安心です。

そんなわけで、少し早いですが鎌倉へ向かいます。

鎌倉に着いたのは10時前。
長谷寺の予約時間は12時20分頃。

けっこう時間があります。

そこで急遽、長谷周辺を歩くことにしました。

鎌倉に車で行く時の最大のポイントは、どこに駐車するか、そして駐車料金です。

ここ、本当に大事です。

駐車場選びをミスると、帰りに料金を見て心が少し割れます。
紫陽花より先に、財布がしおれます。

今回は長谷周辺をメインにすると決めていたので、少し歩く場所に上限1,200円の駐車場を見つけてイン。

まず訪れたのは、収玄寺です。

長谷駅周辺にある小さなお寺ですが、咲いている紫陽花がとてもきれいです。

派手さはありませんが、落ち着いた雰囲気があって、私のお気に入りの長谷スポットです。

小さな場所に、静かに咲く紫陽花。
こういう場所、好きなんですよね。

有名スポットのにぎわいも楽しいですが、少し肩の力が抜けるような場所もありがたいです。

次は、みんな大好き江ノ電とのコラボ撮影

こちらも長谷駅周辺です。

到着したら、すぐに電車が来ました。

ラッキー。

短い時間でしたが、2往復分撮影できました。

江ノ電と紫陽花。
これだけで鎌倉感が一気に出ます。

ただし、構図は毎回難しいです。

電車は待ってくれません。
紫陽花は動きません。
動いているのは自分の焦りだけです。

さらに向かったのが、鎌倉大仏殿高徳院

大仏さんをちゃんと撮影するのは、実は今回が初めてです。

目の前にすると、やっぱり大きい。

「おお……」となります。

ここでは、青もみじの隙間から大仏さんをぱしゃり。

紫陽花メインの日でしたが、青もみじと大仏の組み合わせも爽やかで、とても良い雰囲気でした。

そんなことをしていたら、あっという間に12時前。

慌てて長谷寺へ戻ります。

まずは地上階の花菖蒲を撮影。
そこから階段を上り、いつもの可愛いお地蔵さんにご挨拶

「いつも可愛いね」

中年男性が、ひとりでお地蔵さんに話しかけています。

安心してください。
平常運転です。

上に行き、海を撮影していると、ちょうど予約時間の12時20分頃に。

スマホ予約を見せて、いざ紫陽花散策路へ。

入った瞬間、やっぱりきれいです。

長谷寺には何度も来ていますが、カメラでまともに撮影するようになってからは初めて。

さすが有名スポット。

人も多いです。

写真はなかなか苦戦しました。

人の流れを見ながら、構図を探して、タイミングを見て撮る。

美しい場所ほど、撮影は難しい。

でも、その分、撮れた時の満足感があります。

紫陽花越しの鎌倉の海。
斜面に咲く色とりどりの花。
そして、にぎわいの中にある長谷寺らしい空気。

なんとか撮影完了。

任務達成です。

さあさあ、お次はラストの開成町へ。

長谷から開成町までは、約1時間ほど。
下道をとことこ流して進みます。

ソロ活の車内では、だいたい3つのモードが繰り返されます。

音楽。
YouTubeの音だけ。
考え事。

この時間は、考え事タイムでした。

車の中で、ブログのこと、写真のこと、遊ぶことを考えます。

仕事のことは考えません。

はい。

考え事をしていると、あっという間に開成町に到着。

指定の駐車場に車を停めて、あじさいまつり会場へ向かいます。

開成町のあじさいは、田んぼを囲むように紫陽花が咲いている人気スポットです。

のどかな田園風景の中に、色とりどりの紫陽花が続いていて、とても気持ちの良い場所です。

こういう景色を見ると、やっぱり来てよかったなあと思います。

本当はですね。
本当は、夕方までいて、夕焼けと一緒に撮影したら最高だろうなと思っていました。

田んぼと紫陽花と夕焼け。

想像しただけで、かなり良さそうです。

でも、ソロ活の場合は、引き上げ時が肝心です。

これが長続きの秘訣です。

何事もほどほどに。

え?
ほどほどじゃない?

ああ、それは私の物差しのほどほどです。

開成町では、きれいな紫陽花と田んぼの風景をたくさん撮影できました。

小田原城で紫陽花と花菖蒲。
鎌倉で収玄寺、江ノ電、大仏、長谷寺。
最後に開成町の田園紫陽花。

振り返ると、なかなか詰め込んだ一日です。

でも、楽しかった。

今日もよく走りました。
今日もよく撮りました。
今日もよく遊びました。

子どもたちが巣立ったら、もっとロングな時間で、もっと遠くまで楽しみたいなあ。

そのためにも、仕事も頑張ろう。

……などと、最後に少しだけ、心にもないことを思った一日でした。

いや、少しは思っています。
たぶん。

少なくとも、次の遠征費のためには頑張ります。

人生は爆速で過ぎていきますが、だからこそ、行ける時に行く。
撮れる時に撮る。
食べられる時に松屋を食べる。

そんな6月最初の土曜日でした。


撮影日記 2026年6月5日 平日3時起き、脳内お花畑の朝活出社前ミッション|水元公園の花菖蒲と朝焼け

この日は、久しぶりの平日出社前の朝活でした。

平日朝活とは何か。

それは、まだ世の中が布団と深い関係を結んでいる時間帯に、しれっと家を抜け出し、出社前にお花畑へ行き、朝焼けと花を撮影し、一人で勝手に満足して、何事もなかったかのように会社へ向かうという、脳内お花畑の人間だけが行う朝の特殊行動です。

普通の人は、出社前にお茶を飲んで整える。
私は、出社前に花菖蒲畑へ行って、情緒を乱して整える。

方向性としては、だいぶおかしいです。

というわけで、この日は3時起き。

平日の3時起きは、なかなか身体にきます。
なにせこのあと、仕事があるのです。
休日ならまだいい。しかし平日です。撮影後に待っているのは、優雅な二度寝ではなく、現実の仕事です。

それでも、この日は違いました。

「朝焼け」
そして、
水元公園の花菖蒲畑

この黄金勝ち確コースを前に、私の脳内ではすでに何かが分泌されていました。
たぶん、朝焼けドーパミンです。

私はギャンブルの才能がないので、ギャンブルはしません。
パチンコも競馬も向いていない。
ただし、朝焼けで脳汁を出す才能だけはあります。しかも無料。
日の出前の空に課金できる人間、コスパだけは優秀です。

「さあ、出社前にひとっ走り行ってきまーす!」

……とは、もちろん言いません。

そんなことを堂々と言ったら、家族から「この人、朝から何を言っているんだろう」という目で見られる可能性があります。
なので、ここは静かに、コソコソと家を出ます。

朝活カメラマンに必要なのは、情熱と機材と、あと少しの忍者力です。

しかし、外に出てすぐに異変に気づきました。

あれ。
今日は晴れのはずでは。

暗がりの中、わずかに見える頭上には、どう見ても分厚い雲。
あれれれれ。
これは、もしかして、やってしまったやつですか。

楽しみにしていた朝焼けが、まさかの不在。
私の心の中で、小さな自分が体育座りを始めました。

朝活のつらいところは、これです。
天気予報では晴れでも、家を出てみないと本当の空はわかりません。
こちらは3時に起きています。
空よ、もう少し責任を持ってほしい。

仕方がないので、このまま早朝出社することにしました。

何時出社だよ、という話ですが、そこは私の中で勝手に導入されている「一人フレックス制度」です。
何時でも仕事をして、何時でも仕事をしない。
制度設計がかなり自分寄りです。
自分勝手にもほどがあります。

「ちぇー」

そんな気持ちで、ハンドルを会社方面へ切りました。

ところが。

いつもの京浜東北線の線路を越える陸橋を渡り、何気なく左側を見ると、思わず声が出そうになりました。

「こここ、これは!」

頭上には雲。
でも、地平線のあたりには雲がなく、ほんのり明るくなっている。

これは、完全にあのパターンです。

朝焼け好きなら一度はソワソワするやつ。
頭上の雲に、地平線から差し込む朝日が反射して、空全体がドラマチックに焼ける可能性があるやつです。

ここで、朝焼け・夕焼けの個人的おさらいです。

★パターン①
頭上に雲があり、地平線上に雲がない

これは、ダイナミックで複雑な朝焼け・夕焼けが期待できる勝ちパターンです。
太陽の光が地平線近くからスッと入り、頭上の雲に反射することで、空全体が赤やオレンジ、紫がかった色に染まりやすくなります。
雲がただの雲ではなく、空のキャンバスになります。このパターンに出会うと、カメラ愛好家の心はだいたい落ち着きません。

★パターン②
頭上は晴れているのに、地平線上に雲がある

これは、期待値だけ上げて、最後にそっと回収されるパターンです。
頭上が晴れているので「今日は焼けるぞ」と思いがちですが、肝心の太陽が地平線上の雲に隠れてしまうと、光が空に広がりません。
結果、期待したほど焼けず、だんだん暗くなるだけ。空も静かに閉店し、こちらの心もだんだん無になります。

★パターン③
雲がまったくない

これは、きれいだけど、少しあっさりめのパターンです。
もちろん朝焼けや夕焼けにはなります。
地平線近くがオレンジ色に染まり、空は美しくグラデーションします。
ただ、雲がないぶん光を受け止めるものが少ないため、空の表情としてはシンプルになりがちです。
美しい。でも、ドラマは少なめ。例えるなら、素材は良いけど味付け控えめの朝焼けです。

今回は、どう見ても一番熱いパターン①。

「これは行くしかない」

さっきまでの「ちぇー」はどこへやら。
現地へ向かうことを急遽決断しました。
まだ間に合う。
日の出には、ギリギリ間に合う。

こういう時に、ワイスピばりの急ハンドルでUターン……は、もちろんしません。
朝活で事故ったら、ただの迷惑な早起きおじさんです。

普通に左へ曲がり、さらに左へ曲がり、さらに左へ曲がって、元の道に戻ります。
安全運転です。
脳内だけワイスピ。
現実はだいぶ教習所です。

そこから早朝の外環に乗り、三郷方面へ向かいます。

川口から三郷は、意外と近いです。
まっすぐ走れば30分もかかりません。
朝の道はまだ空いていて、気持ちも車もスイスイ進みます。

そして、ギリギリ日の出前に到着。

間に合った。
いぇい。

まず向かったのは、水の流れが少ない、紫陽花がたくさん咲いている場所の前の水辺です。
ここでは毎年、雲と橋のリフレクションをスマホで撮影しています。

対岸に見える三郷公園のメタセコイアも、本当にきれいです。
水元公園と三郷公園はつながっていて、どちらも見応えがあります。

水元公園では、紫陽花、花菖蒲、古代蓮、彼岸花。
三郷公園では、桜やメタセコイア。

季節ごとに表情が変わる、私のお気に入りエリアです。
近場なのに旅気分が味わえる、ありがたい場所。
財布にもやさしく、心にも効く。
もはや公園型サプリです。

さあ、太陽が上がり始めています。
急いで花菖蒲畑へ移動します。

そして到着。

満開。
満開です。
最高です。

しかも、これが平日の出社前というのがまた良いのです。
世間がまだ本格的に動き出す前に、こちらは花菖蒲畑で勝手に浄化されています。

今日一日の嫌なことを、先に洗い流しておく。
なんでも先取りの時代です。
疲労感も、ストレスも、出社前に一回水に流しておくスタイル。

太陽がギリギリ出る前には、池に映る雲のリフレクションを撮影。
そして太陽が顔を出してからは、朝の光を受けて花菖蒲がキラキラと輝く様子を撮影しました。

朝の光は、やっぱり特別です。
同じ花でも、昼間とはまるで表情が違います。
やわらかくて、少し湿度があって、まだ誰にも踏み荒らされていないような空気がある。

花菖蒲の紫や白が、朝日にふわっと照らされる瞬間。
水辺に映る雲。
静かな公園。
そして、カメラを構える自分。

最高ですね。

早起きは三文の徳といいますが、私の場合は三文どころではありません。
ただし、睡眠時間はきっちり支払っています。
人生、何かを得るには何かを失うものです。
この場合、失ったものは主にまぶたの重さです。

その後は紫陽花も撮影して、朝活終了。

さあ、仕事に戻ろう。

水元公園から会社までは、ひたすら下道で40分ほど。
それでも7時前には会社に到着しました。

何食わぬ顔で出社。
まるで今朝は何もしていません、という顔です。
まさか出社前に、花菖蒲畑で朝焼けとリフレクションを追いかけていたとは誰も思わないでしょう。

本日の任務、無事完了。

仕事前にひと撮り。
心は少し整い、身体は少し眠い。
でも、それでいいのです。

朝活とは、そういうものです。
自分で自分を少しだけ振り回して、あとから「やっぱり行ってよかった」と思う遊びです。

※おまけ

こちらの写真は、6月3日に台風が過ぎ去ったあと、帰宅時に荒川の土手で撮影したものです。

水たまりに映る夕焼け。
ただの水たまりなのに、空を映すと急に主役になります。

きれいだなーと思いながら、また写真を撮ってしまう。
結局、朝も夕方も空に振り回されています。

天気に振り回され、雲に期待し、光に一喜一憂する。
なかなか面倒くさい趣味です。

でも、たぶん私はこの面倒くささが好きなんだと思います。

朝焼けに裏切られそうになり、雲の切れ間に呼び戻され、花菖蒲畑で機嫌を直す。

なんとも単純。
なんとも平和。


撮影日記 2026年5月31日 晴れるって言ったじゃん!キングボンビー夫の都内花めぐり珍道中

この週は、先週とうってかわって、土日とも晴れと聞いていました。
確実に晴れ。かなり晴れ。もう空が「任せとけ」と言っているレベル。

ねー、Yahooの天気予報さん?
聞いてます?
昨日まで、だいぶ自信ありげだったよね?

この日は、前日が超ロングドライブだったので、都内の近場を軽く午前中だけ回ろうという計画でした。
スタートは、毎年、出勤前の朝活でも訪れているお気に入りの「小岩菖蒲園」。そこから、堀切菖蒲園、清澄庭園あたりまで行けたらいいな、という、なかなか優雅な都内花めぐりコース。

近場。
軽く。
午前中だけ。

言葉だけ聞くと、非常に穏やかです。
しかし、小岩菖蒲園は、近いとはいえ、日の出に合わせるとなると、やはり3時起床。

軽く、とは。
近場、とは。
午前中だけ、とは。

このあたりの言葉の意味を、私はもう一度、国語辞典で確認した方がいいかもしれません。

この日は、パートナーの妻さんが「今日は疲れているから、お出かけはしない」とのこと。
午後から買い物に行く予定もあったので、午前中だけなら……ということで、ありがたく許しをいただき出発準備。

何とも自分勝手な夫です。
そのうち無人島に置き去りにされても、文句は言えません。
しかもその無人島で「朝日がきれいだな」とか言いながら、たぶん撮影している。反省の方向性がズレている。

さて、出発。
その前に、念のため天気予報を確認しておこうと思ったわけです。

すると。

「く・も・り?」

どうした天気予報。
昨日と言っていることが違うじゃないか。

すると、頭の中の冷静な自分が言うわけです。

「天気予報って、あくまでも予報ですよ。知ってます? だから変わるんです」

知ってる。
知ってます。
そんなことは大人なのでわかっています。

でもさ。
昨日までバッチリ晴れるって言ったじゃん。
こっちはもう、心の中で朝日と花菖蒲の共演まで済ませていたんですけど。脳内ではすでに個展が始まっていたんですけど。

そんな感じで、冷静な自分と、天気に対してやや理不尽な怒りをぶつける自分が、頭の中で朝4時前から会議を始めます。

インスタグラムで、ある写真家さんが言っていました。
「晴れでも、曇りでも、雨でも、その時の状態に合わせてベストを撮影できるのがプロ」

知っています。
知っていますとも。

でも、できません。
私はプロじゃないし。
曇ったら、普通にテンション下がるし。
空が白いと、心も若干白飛びします。

あ、その写真家さんへ。
尊敬しています。最高です。
心がときめく写真を撮れる人って、本当に素敵です。
ただし、こちらは心がときめく前に、天気予報に情緒を握られています。

そんなわけで、天気は不明。
でも行ってみるかと、外環をぶっ飛ばします。
もちろん、ぶっ飛ばしているのは気持ちだけです。運転は法定速度あたりで安全運転です。そこはきっちり大人です。

そういえば、息子さんの就活で、内定が1社出たみたいです。
良かった。これは本当に良かった。

理系の大学って、もう本当にお金がかかるんです。
「学費」という名のボディブローを何年も受け続ける感じです。
でも、就職できそうで本当に良かった。

親って、大変です。
大変だよー。
大変だよー。

と、急に親モードになったりしながら、「小岩菖蒲園」に到着。

はい。
わかっていました。

どよーんと曇り。

早朝4時台。
小岩菖蒲園。
どよーんと曇り。
オジが一人。

何しに来たのでしょうか。

いえいえ。
これは、曇りの日でも素敵な写真を撮るための早朝特訓です。
誰にも邪魔されずに、自分と花菖蒲と曇天だけの静かな時間。

……と言えば聞こえはいいですが、実際は「晴れるって言ったじゃん」と心の中でまだ言っています。しつこい。実にしつこい。

この日は、三脚を使ってシャッタースピードを少し落としてみたり、曇りの日のわずかな光を探しながら撮影を楽しみました。
全体的にのっぺりしやすい空気感ではあるけれど、これはこれで味がある。花菖蒲の色も、強い日差しがないぶん、しっとり見える。

あれ?
意外といいじゃないか。

天気に文句を言いながら、結局そこそこ楽しむ男。
面倒くさいにもほどがあります。

ひと通り撮影して、一応満足。
これにて朝活完了。

さて、どうしようかなと、再度天気予報を見ると。

「午後から晴れ」

まじかよ。
そう来る?
そう来るの?

朝イチで曇らせておいて、午後から晴れる。
それはもう、天気のツンデレです。
いや、ツンが長い。デレが遅い。

とはいえ、お天気は水物です。
仕方ありません。

一旦、家に退散です。

帰宅後は、急遽、家事のお手伝い。
食事、お風呂掃除、食器洗い、買い物。
はい、わざとらしい行為です。
怖いですねー。
こういう時だけ急に家庭的な顔をする夫。
完全に下心が家事用スポンジから泡立っています。

そして、お昼前に一言。

「堀切菖蒲園と清澄庭園、行く?」

ほほう。
そういうことですか。

急に予定が変わって、妙に家事を手伝って、そしてこの一言。
わかりやすい。実にわかりやすい。
もはや伏線というより、道路標識です。

「まあ、少し気晴らしにいかが?」

天候に左右されまくる夫は、何とも滑稽です。
妻さんは、しぶしぶ同行してくれました。
ありがたい。
本当にありがたい。

そんなわけで、お昼前に再出発。
朝に出て、帰って、また出る。
行ったり来たりで大忙しです。
都内散策というより、家庭内許可制スタンプラリーです。

まずは「堀切菖蒲園」へ。

駐車場は荒川土手側にあり、少し散歩がてら歩きます。
ここは以前に一度訪れたことがありますが、写真活動としては初めて。

園内に入ると、ちょうど花菖蒲がきれいに咲いていました。
満開感もあり、とても華やか。

ただし、人もめちゃめちゃ多い。
無人ショットは難しいので、ここは割り切って、きれいなお花を探しながら撮影です。

人が多いなら多いなりに。
背景を整理して、花の表情を探す。
ああ、少しだけ写真家さんの言葉がわかる気がします。

晴れでも、曇りでも、人混みでも。
その場でなんとかする。

ただし、心の中では「人、多っ」とは言っています。
修行が足りません。

堀切菖蒲園さん、ありがとう。
また来るよー。

と言い残して、次へ。

続いて向かったのは、こちらもお初のスポット「清澄庭園」です。
ここを訪れると、都内の庭園シリーズはだいぶ制覇したかもしれません。

もしスタンプラリーがあれば、かなり良いところまで行っているはずです。
桃鉄のスタンプラリーなら、臨時収入で何億円かもらえていたでしょう。

「目的地到着!臨時収入です!」
テレレレッテレー。

……と言いたいところですが、現実はそう甘くありません。
臨時収入どころか、駐車場代と入園料とガソリン代がじわじわ出ていきます。
しかも家では、妻さんの予定を振り回すという見えない借金まで増えています。

そうです。
私はボンビー側です。
しかも、ただのボンビーではありません。

キングボンビーです。

ここで伏線回収です。
都内庭園スタンプラリーで臨時収入を夢見る男。
しかし実態は、天気に振り回され、妻さんを連れ回し、予定を破壊するキングボンビー。

「目的地は清澄庭園ですね? それでは妻さんの休日をいただきます!」

やめて。
本当にやめて。

でも、清澄庭園は素敵でした。

いろいろな都内庭園に行ってきましたが、ここはかなり好きかもしれません。
人も比較的少なく、落ち着いた雰囲気。
池のまわりを歩きながら、石や緑、木々の重なりを眺める時間が心地いい。

咲き始めの紫陽花もきれいでした。
花菖蒲はもう少しこれからという感じでしたが、庭園全体の雰囲気がとても良く、それだけで十分満足。

都内にいるのに、少しだけ遠くへ来たような気分になれる場所。
こういう庭園、やっぱりいいですね。

この日は、朝の小岩菖蒲園から始まり、一度帰宅して、堀切菖蒲園、清澄庭園へ。
天気に振り回され、予定を変え、家事で罪を薄めようとし、妻さんを連れ回すという、なかなか忙しい一日でした。

妻さん、本当にお疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。

きっと私はキングボンビー。
でも、できれば次回も連れて行ってください。
物件は売りません。
たぶん。

そんなわけで、今週も、ロングドライブに都内散策に、たっぷり楽しめました。
晴れても曇っても、結局出かける。
文句を言いながらも、結局撮る。

これが、私の撮影日記です。


撮影日記 2026年5月30日 巨大コークと花菖蒲とポピーと、予定を詰めすぎる男

この日記を書いているのは6月2日。
お昼休憩の時間を少しでも確保したくて、近所のマクドナルドへ駆け込みました。

最近ようやく、あのタッチパネル注文にも慣れてきました。
最初の頃は、画面の前で軽くフリーズしていた私ですが、今では立派にポチポチできます。
人間、何歳からでも成長するものです。
タッチパネルと和解しました。

最近の私は、マクドナルドでは「シンプル・イズ・ベスト」を掲げています。
注文はだいたいハンバーガー。しかもピクルス抜き。
余計なものをそぎ落とした、禅のようなハンバーガーです。

ところがこの日、画面のおススメ欄に現れた文字がいけませんでした。

北海道じゃがチーズてりやき セット。

北海道。
じゃが。
チーズ。
てりやき。
セット。

もう、単語の渋滞です。
シンプルとは真逆。情報量の大名行列。
でも、期間限定という四文字には人間の理性を溶かす力があります。

気づけば私は、ポチポチポチ。
「シンプル・イズ・ベスト」と言っていた男が、画面の前で完全に裏切り行為です。
しかも、よく分からないまま「グランドコーク」まで選んでいました。

グランドコーク?
なんだそれ。ラスボスの技名か?

そして商品を受け取った瞬間、私は固まりました。

「あれ、私のドリンク?」
「あれ、私のドリンク?」
「あれ……私のドリンク?」

二度見どころか、三度見です。
そこにあったのは、もはやドリンクではありません。
コーラという名の水筒。
いや、もはや小型のバケツ。

午後の喉を潤すどころではありません。
人生の乾きまでまとめて引き受けるサイズです。

教訓。
急いでいるときほど、画面の文字はちゃんと読め。
マクドナルドは、人生の学校です。

さて、そんな巨大コーク事件を経て思い出すのは、週末のロングドライブです。

この週末は晴天予報。
さらに「花菖蒲」や「紫陽花」も咲き始めているらしい。
情報源は、もちろん写真仲間……ではありません。

写真仲間はいません。
正確には、写真仲間、絶賛募集中です。
主な情報源はInstagramです。
現代人は、孤独でも情報だけは早い。

この日のメインイベントは二つ。

水郷潮来あやめ園
そして、
天空のポピー

茨城県潮来市と、埼玉県秩父方面。

はい、離れています。
かなり離れています。
普通の大人なら、どちらか一つにします。
でも私は、予定を詰めることに関してだけは、なぜか戦国武将です。

いつもチャッピーさんには、
「それは少し無理がありますね」
と、やさしくブレーキをかけられています。

でも、この日はソロ活。
止める人はいません。
怒る人もいません。
助手席から冷静なツッコミを入れる人もいません。

つまり、暴走公認日です。

ルートはこうです。

茨城・潮来 → 東村山 → 青梅 → 秩父。

文字にしただけで、ガソリン代が泣いています。
でも、早朝の高速道路とSpotifyがあれば、人は少しだけ無敵になれます。

この日のドライブのお供は、6lackの新作。
早朝の空気にスムースな音が流れて、気分は少しだけ映画の主人公。
現実は、朝3時起きで目をこすりながら運転するおじさんです。
このギャップもまた、人生です。

川口から水郷潮来あやめ園までは、思った以上に遠い。
本当は、朝焼けと花菖蒲を撮りたかったのですが、到着前に日の出が始まってしまいました。

ああ、間に合わなかった。

でも、その途中で見えた早苗田の朝日が、とても美しかった。
田植えを終えたばかりの田んぼに、朝の光がすっと差し込んで、キラキラと輝いていました。

予定から外れた場所で、予定以上の景色に出会う。
こういう瞬間があるから、早朝ドライブはやめられません。

数枚だけ撮影。
こういう時、意外とスマホがいい仕事をします。
ミラーレス一眼を持っているのに、Galaxy S21+がしれっと活躍する。
Canon EOS Rの横で、スマホが「まあ、任せてくださいよ」と言っている気がしました。

そこから10分ほど走って、水郷潮来あやめ園に到着。

おおおおお。
満開です。
花菖蒲祭りです。

ここは3回目の訪問。
1回目はピークアウト。
2回目は今年、藤の花の時期。
そして今回、ようやく花菖蒲の満開に出会えました。

奥から逆光気味に撮ると、花菖蒲がキラキラ光って本当にきれい。
早起きが報われる瞬間です。
眠気と引き換えに、朝の光を手に入れました。

ただ、逆光時の青空をミラーレスで撮るのは、やっぱり難しい。
ハーフフィルターを使って頑張るものの、またしてもスマホの写真が妙にきれい。

悔しい。
とても悔しい。
でも、きれいなら採用。

機材は高い。スマホは賢い。私はまだ修行中。

その後は望遠レンズに切り替えて、形の良い花菖蒲を探しながら撮影。
一通り撮り終える頃には、大満足でした。
早起きしてよかった。
朝3時の自分、よくやった。
でも次はもう少し寝たい。

さあ、ここから本当のロングドライブです。

潮来から東村山へ。
約2時間の移動。
訪れたのは、東村山菖蒲まつりが開催される北山公園です。

東村山と聞くと、やっぱりまず思い浮かぶのは志村けんさんです。
子どもの頃から、あの笑いは生活の中に当たり前のようにありました。
ふざけているのに、どこかあたたかい。
くだらないのに、ちゃんと人を元気にする。
思い出すだけで、少し肩の力が抜けるような存在でした。

そして、音楽好きとしては晋平太さんのことも思い出します。
元気がない時、何度もバトル動画を見ました。
言葉で自分を奮い立たせる姿に、こちらまで背中を押されたことがあります。
鋭い言葉の奥に、やさしさや弱さが見えるような瞬間もあって、それがとても印象に残っています。

東村山という場所に立つと、笑いと言葉、どちらにも力をもらってきたんだなと、ふと思いました。
花菖蒲を撮りに来ただけなのに、少しだけ静かな気持ちになる。
そういう寄り道も、旅の一部なのかもしれません。

志村けんさん、晋平太さん。
たくさん元気をもらいました。
ゆっくり休んでください。

さて、北山公園の花菖蒲は、少し早めでした。
おそらくピークは6月初旬でしょうか。
それでも、咲いている花を探してパシャパシャ撮影。

満開だけが正解ではありません。
咲き始めには、咲き始めの良さがあります。
人間も花も、ピーク前にはピーク前の味がある。
私の場合、ピークがいつだったのかは不明です。

東村山菖蒲まつりさん、綺麗なお花をありがとう。

続いて向かったのは、青梅市の吹上しょうぶ公園

「吹上」と聞くと、つい鴻巣のポピーの方を思い浮かべてしまいますが、こちらは青梅です。
青梅市は、年に何度も訪れたくなる気持ちのいい場所。
紅葉の季節には、澤乃井ガーデンもおすすめです。
日本酒好きには、少し危険な楽園です。
車で行くと飲めないので、そこだけが人類最大の課題です。

吹上しょうぶ公園も、やはり少し早め。
でも、咲いている花を見つけながら撮るのは楽しいものです。
満開の豪華さはなくても、ひとつひとつの花を見る時間があります。

その後、近くの塩船観音寺へ少し寄り道。
つつじの季節には行けませんでしたが、新緑の境内はとても気持ちよく、人も少なめ。
風が通って、心がふっと休まりました。

ここで終われば、かなり良い休日です。

でも終わりません。
なぜなら、私の予定表はいつも少し正気を失っているからです。

次は本日のメインイベント第二弾、天空のポピーへ。

ここからがまた遠い。
下道をトコトコ、山道をゴロゴロ。
朝3時起きの体には、なかなかの修行です。
このあたりで、体内のバッテリー残量は15%。
スマホなら低電力モードに入るところです。
私は人間なので、根性モードに入りました。

本当は夕焼けとポピーを撮りたかった。
でも、すでに眠気が耳元で「もう帰ろうよ」とささやいています。
弱気な言い訳をしながら、それでもなんとか到着。

目の前には、青空と一面のポピー。

最高でした。

真っ赤なポピーが斜面いっぱいに広がって、空は気持ちよく晴れている。
昼でも十分すぎるほど美しい。
いや、むしろこの青空で良かった。

前から来たかった場所に、ようやく来られました。
昨年はたしか中止だった記憶があるので、なおさら嬉しい。
写真を撮りながら、心の中で何度も「来てよかった」とつぶやきました。

この日は、茨城の潮来から、東村山、青梅、そして秩父方面へ。
なかなか無茶なソロ活ロングドライブでした。

でも、好きな音楽を聴きながら、花を追いかけて、朝日を見て、知らない場所に立つ。
こういう一日は、あとからじわじわ効いてきます。

ちなみに、途中でほぼ何も食べていません。
朝3時に起きて、花を撮り、山を越え、気づけば夕方。

花は満腹。胃袋は空腹。予定は満車。

なんとも私らしい一日です。

でも、こういう日があるから、またカメラを持って出かけたくなるのだと思います。
予定はぎゅうぎゅう。
体力はぎりぎり。
写真はまだまだ修行中。

それでも、朝の光と花の色に出会えたなら、それだけで十分です。

最後に、この日の結論。

人生は、少し無理した日のほうが、あとでよく光る。
そしてもうひとつ。

グランドコークは、軽い気持ちで頼むな。


撮影日記 2026年5月23日。娘は恋バナ、父は追い薔薇。肉焼く夜まで、わが家は通常運転

今年の週末は、どうやら「お天気伝説」を本気で壊しにきているようです。
天気予報を見るたびに、関東の上空はどよーん。空まで月曜日の朝みたいな顔をしています。

この週の日曜日は、母の老健への面会と、父の病院へ保険証の提示に行く予定がありました。さらに父には、東野圭吾さんの本を差し入れ予定です。

今回持っていくのは、『架空犯』『魔女と過ごした七日間』『クスノキの女神』。

ちなみに私は、本を読むのが大の苦手です。
正確に言うと、目で読むより耳で聴く派。Audibleがなければ、私の読書人生はほぼ冬眠状態です。東野圭吾さんはAudibleに少ないので、内容はよく分かっていません。

Audibleさん、どうかよろしくお願いします。
父への差し入れの前に、まず私の読書力を救ってください。

そんなわけで、この週に動けるのは土曜日の午前中だけ。しかも午後からは家で鉄板焼きの予定。
お昼までに帰還せよ、というミッションです。

ミッション名は、
「薔薇を撮って、肉を焼く」
です。だいぶ平和です。

しかし、ちょうど季節は薔薇と紫陽花の間。行き先がなかなか決まりません。
今年は一週間、一か月がとにかく早くて、心が追いついていない感じです。

気づけば娘は高校二年生、もう受験モード。息子は就活でバタバタ。
家の中ではそれぞれの人生が、なかなか本格的なフェーズに入っています。

一方、私はというと、毎週のようにカメラを持って花を追いかけています。
家族が未来へ向かって走っている中、私は薔薇のアーチの下で構図を探しているわけです。

一瞬だけ、胸の奥に「これでいいのか私」という風が吹きました。
でも大丈夫。平日はちゃんと働いています。
たぶん。
いや、働いているはずです。
少なくとも、本人はそのつもりです。

そんなことを考えながら天気予報を眺めていると、関東で少し晴れそうなのは水戸・茨城方面。
「ずばり、茨城でしょう!」
どこかで聞いたことのあるようなフレーズが、頭の中に響きました。

そこで思いついたのが、以前訪れたものの天気がいまひとつだった、いばらきフラワーパークの薔薇撮影リベンジです。
調べてみると、10時から12時ごろに少し晴れ間がありそう。これはもう、行くしかありません。

薔薇は曇りでも綺麗に撮れますが、せっかくなら光と影を使って撮りたい。
私の中の小さなカメラおじさんが、静かにうなずきました。
たぶん、コーヒー片手にうなずいていました。

オープンは9時。
今回は朝のドライブがてら、ショートソロ活です。いつもの早朝出発よりは少しのんびり。
とはいえ、世間的には十分早い時間です。早起きの基準だけ、少しバグっています。

車中で流したのは、ドレイクのアルバム。久しぶりに聴くドレイクは、やっぱりスムースで良い感じです。
朝に合っているかは少し微妙ですが、ソロ活の車内は私だけの音楽室。誰にも文句は言われません。
もし言われるとしたら、カーナビくらいです。

ふと車の距離メーターを見ると、なんと14万キロを超えていました。
中古で購入した車とはいえ、なかなか走っています。ローンも終わったので、できれば20万キロまで乗りたいところです。

ディーラーの担当さんには、
「結構、距離を運転されていますね」
「そろそろ買い替えですね」
と言われますが、まだまだ乗ります。

買い替えの波には、今のところ乗りません。
距離だけは、かなり乗っています。

この日は時間に余裕もあり、下道でトコトコ2時間ほど。8時ごろに現地へ到着しました。
しばらく車の中でSNSの返信をしたり、検索をしたりして待機。すると、だんだん空が明るくなってきました。

良かった。今日は茨城で正解です。
私の天気予報に対する勝率が、ほんの少しだけ上がりました。まだシーズン打率は低めですが。

9時になり入場です。事前チケットの方が優先のようで、「買っておけばよかった」と少しだけ反省。
ちなみに話は変わりますが、私は現金派です。PayPayもほとんど使っていません。

ジジイだからではありません。
ただの現金派です。
たぶん。
いや、ここはあまり深掘りしない方がよさそうです。

園内に入ると、晴天のいばらきフラワーパークはやっぱり最高でした。
薔薇、バラ、ばら、BARA。いろいろな薔薇が咲き誇り、どこを向いても絵になります。

ここは傾斜があるので、奥行きを感じる写真が撮りやすいのが魅力です。奥の方から手前の建物に向けて撮ると、花の広がりがとても綺麗に見えます。

さらに、アーチやトンネルなど、薔薇と一緒に撮りたくなる被写体もたくさんあります。
花だけでなく、構造物と組み合わせて撮れるので、写真好きにはたまりません。

朝一番は混雑もそこまでではなく、満足できる写真をたくさん撮ることができました。
撮りすぎた写真をあとで整理する未来の自分には、少し申し訳ないです。
でも現地の自分は、そんなことは一切考えていません。シャッター音で都合の悪いことをかき消しています。

今年の春薔薇は、ここが最後かもしれません。
来週からはきっと、紫陽花と花菖蒲のお尻を追いかけ回していることでしょう。言い方は少し変ですが、気持ちは本気です。

この日は珍しく、撮影は一か所だけで終了。
帰りは常磐道と外環で、すっとんで帰宅しました。

帰宅後は、奥さんと息子と一緒に、息子の運転で近くのスーパーへ。鉄板焼きの材料を買いに行きました。
息子の運転に乗ると、成長を感じます。
そして同時に、助手席で少しだけ老いも感じます。人生、なかなか複雑です。

家で焼肉をすると、においはしっかり充満します。
でも外食とは違う、家ならではのゆるい楽しさがあります。
部屋に残る焼肉の香りも、翌日までは「楽しい思い出」です。翌々日になると、少しだけ現実に戻ります。

たっぷりお肉をいただき、ほろ酔い気分になっていたところ、ふと聞こえてきたのは娘の恋バナらしきもの。
んんんんん。
私は洗い物をしていたので、詳しくは聞けませんでしたが、どうやら何かがあるようです。

親というのは不思議なもので、何もないと心配。何かあっても心配。
つまり、どちらにしても心配なのです。

気になります。とても気になります。
でも聞きすぎると嫌がられるので、父は静かにスポンジを握ります。
家庭内で一番安全なポジションは、たぶん台所のシンク前です。

翌日は早朝に起きて、少し会社で仕事をしました。
私は勝手にスーパーフレックス体制をとっているので、天気が悪い日は仕事をして、晴れた日に撮影へ行きたくなるタイプです。

なんともわがまま。
ですが、これを私はスーパーフレックスと呼んでいます。
便利な言葉は、人生を少し明るくします。

その後、父の病院へ行き、保険証の更新と本の差し入れ。続いて母の老健へ面会に行きました。
母はもう、私のことをすっかり覚えていないほどの認知症です。

それでも、会うとやっぱり良いものです。
覚えている、覚えていないとは別のところに、親子の時間は残っているのかもしれません。

祖母も同じような認知症だったので、少し遺伝のことも考えてしまいます。
だからこそ、まだまだ頭を使って、仕事に遊びに頑張らないと。
いや、頑張りすぎない程度に頑張ります。これが大事です。

仕事も、撮影も、家族のことも、全部を完璧にはできません。
でも、曇り空のすき間に少し晴れ間を見つけるくらいなら、私にもできそうです。

今週の撮影は、いばらきフラワーパークの一か所だけ。
それでも、薔薇、鉄板焼き、仕事、両親との時間と、いろいろなものが詰まった週末になりました。

来週からは、いよいよ紫陽花祭りです。
今年もたくさん楽しむ予定です。

それでは、また来週。


撮影日記 2026年5月17日 寝坊から始まる、鋼メンタル撮影旅|ポピー・カキツバタ・薔薇編

ブーブーブー!?!?
ブーブーブー!?!?
んんんんん……!

私の起床の目覚ましは、スマートフォンのバイブレーター機能です。

いつもは目覚ましより早く、だいたい朝4時には起きているのですが、この日に限って……。

本当は3時に起床して、「ホーミックふれあい公園」で日の出とポピー畑を撮影する予定でした。

ところが、最近の仕事の忙しさに加えて、前日もしっかり遊び、さらにスーツを作りに行ったこともあり、帰りが遅くなってしまいました。
きっと疲れていたのでしょう。

何と、珍しく寝坊してしまいました。

というより、そもそも3時に目覚ましを掛けていなかったのです。
そのまま寝てしまったんですね。

やってしまった……。

ぐっすり4時まで寝てしまいました。
完全に寝過ごしです。

でも、よく寝られたせいか、頭は妙にすっきり。
こんな時、すぐに「ぽじへん」できるのが私の特技です。

言い換えれば、
「いいように解釈しましょう」
ということです。てへ。

そんなわけで、気を取り直して急いで出発です。

連続でパートナーを連れて行くのは難しいので、この日はソロ活です。

ソロ活とは、一人で車に乗り、お気に入りの音楽を聴きながら、写真撮影に向かうことを指します。
完全に私の中の定義です。

最近見つけた「around the world lo-fi」の「福岡カフェノイズ」という曲が、最高にchillしていてよかったのですが、なんと42秒しかありません。
短い。短すぎる。
ぜひ完全版を作ってほしいところです。

話は変わりますが、私は撮影している時、片耳のヘッドセットでよくAudibleを聴いています。

とにかく昔から本を読むことが苦手で、この年になっても、紙の本で読んだ冊数は両手で収まるほどしかありません。

ところがAudibleだと、1.7倍速で毎日一冊くらい聴くことができます。
ここ数年で、かなり多くの本を「読む」ならぬ「聴く」ことができました。

通勤中や仕事中に、突然涙を流したり、笑い出したりしている人がいたら、それは私かもしれません。へて。

今週聴いた本では、
「変な地図」
「夫のカノジョ」
「総理にされた男」
が面白かったです。

さて、これは今週のnoteコンテストのテーマ「#ワークライフバランス」に該当するのでしょうか。

おそらく、
「ただ仕事をさぼっているだけでしょう」
と認定されそうです。

そんなわけで、この日は少し遅れてしまいましたが、気を取り直して出発です。

外環、常磐道とサクサク進み、何とか目的地に近づいてきました。
しかし、日の出はあと少しのところで、田んぼのあたりから始まってしまいました。

仕方がないので、田植えを終えたばかりの綺麗な田んぼで、ハイチーズ

ちなみに「ハイチーズ」と打ったら、「廃チーズ」と変換されました。
なんだか面白い言葉なので、そのまま心のメモに残しておきます。

さて、なんとか「ホーミックふれあい公園」に到着です。

すでに太陽は上がっていて、もう帰宅モードの方々もちらほら。

まってくださーい。
私は今、着きましたー。

本当は朝焼けを撮影したかったのですが、本日は仕方ありません。
それでも、ポピー畑と筑波山がとても綺麗で、来てよかったと思える景色でした。

来年、ぜひリベンジさせてください。

個人的には、朝焼けとポピーを狙うなら、方角的に「ホーミックふれあい公園」
あけぼの山農業公園
千年の苑ラベンダー園
あたりが良さそうです。

夕焼けとポピーなら、
コスモスアリーナふきあげ
平井運動公園
あたりがおすすめかなと思います。

参考までに。

さて、ポピーの写真をたくさん撮影した後、次に向かったのが……。

なぜか群馬県の「楽山園」です。
とことこ。

ホーミックふれあい公園から車で約2時間ほどかかり、ようやく到着しました。

ここ、めちゃくちゃ素敵です。

カキツバタ」と「睡蓮」がとても綺麗でした。
歴史ある庭園の落ち着いた雰囲気の中で、初夏の花が静かに咲いていて、とても上品な空間です。

時間はかかりましたが、来てよかった。
しかも、かなり空いていて撮影しやすかったです。

もう少しだけ時間があったので、あと一軒だけ寄ることにしました。

次に向かったのは、帰り道でもある埼玉県熊谷市の「ル ジャルダン サクレ」さんです。

以前訪れた時は中に入れず、そのまま引き返したのですが、今回は晴天の中、無事に入場できました。

ここも、とても素敵な薔薇のお庭です。
最高です。

薔薇のお庭の中には、ゆっくり休憩できるスペースがたくさんあり、皆さま楽しそうに談笑していました。

その中で私は、一人黙々と撮影部隊。

こういう時のお一人様撮影は、少しだけ浮きます。
でも、鋼メンタルの私には無効です。

受付の女性が話しかけてくださり、素敵なバラ園をいくつか紹介してくれました。

浜松、軽井沢、那須……と言っていた気がします。
ただ、メモするものがなく、私の脳内メモは安定の故障中。
断片的な記憶になってしまいました。うるる。

それにしても、本当に素敵なお庭でした。
「ル ジャルダン サクレ」さん、ありがとうございました。
また来ます。

この日は午前中だけの約束だったので、お昼には戻り、近くのベルクスで買い物をして終了です。

今週は、薔薇とポピーとカキツバタをしっかり楽しむことができました。

これからは紫陽花や花菖蒲の季節。
まだまだ楽しみが続きますね。

今年の前半戦、しっかり楽しんでいきまーす。


撮影日記 2026年5月16日 薔薇三昧の鬼レンチャンと、最後にスーツを買いに行った日

一年の時が経つのは、本当に早いものです。

2026年も、気づけばゴールデンウィークがあっという間に過ぎ去り、次の長期休暇は夏休みまでお預け。
「え、もうしばらく休みないの?」と、軽く現実に打ちのめされていた5月15日金曜日のことです。

土日は何をしようか。
仕事もなんだか慌ただしく、前日のお昼休みまで予定が決まりませんでした。

こういうとき、私のお昼ご飯はだいたいマクドナルドです。
理由はシンプル。近い、早い、そしてお財布に優しい。

最近のお気に入りは、ハンバーガーセット500円。
年のせいなのか、お金のせいなのか、最近はこういうシンプルなものが妙に落ち着きます。
さらにシンプルを極めるため、ピクルス抜きにしていることは、少し子供っぽいのでここだけの話です。

昔は扱いづらかった店内の大型タブレット注文も、今ではすっかり慣れました。
カスタマイズでピクルスを抜くこともできます。
文明に取り残されていない自分を確認できる、ささやかな勝利の瞬間です。はい。

そんな貴重なお昼休みを限界まで使って立てた土曜日の計画は、ずばり薔薇三昧。

先週も薔薇を撮りに行きました。
そして今週も薔薇です。
もはや薔薇に呼ばれているのか、こちらからしつこく追いかけているのか、自分でもよく分かりません。

この日の予定は、
ヴェルニー公園
小田原フラワーガーデン
あやせローズガーデン
町田市立野津田公園
の4か所。

某番組風に言えば、薔薇の鬼レンチャンです。
ただし、歌唱力は必要ありません。必要なのは、早起きと体力と、少しの無謀さです。

当日はパートナーありだったので、少しゆっくりめの4時過ぎ起床。
早朝4時を「ゆっくり」と言っている時点で、だいぶ感覚が朝型に侵食されています。

コンビニでは、ついになくなってしまったペットボトルのホットコーヒーの代わりに、缶コーヒーを購入。
缶タイプは口当たりが少し気になりますが、贅沢は言っていられません。
朝の高速道路に向かう人間に必要なのは、カフェの優雅さではなく、カフェインです。

最初の目的地は、横須賀のヴェルニー公園

いつも通り、外環から首都高……と思いきや、この日のナビさんは少し様子が違いました。
環七から第三京浜道路へ。
「え、そっち?」と思いましたが、たまにはナビに人生を預けるのも悪くありません。

結果、スムーズに横須賀へ到着。

ヴェルニー公園は、前回来たときに軍艦を見て、その横にバラ園があることを知り、今回改めて訪れてみた場所です。
この日はなんと、カレーフェスの準備中。
横須賀といえばカレー。
薔薇を撮りに来たのに、カレーの気配に包まれる。なかなか情報量の多い朝です。

まだイベント前だったので、人が増える前に薔薇と軍艦を撮影。
薔薇と軍艦。
普通に考えると不思議な組み合わせですが、これがなかなか良いのです。
優雅さと無骨さ。花と鉄。
なんだかロマンチック……と言っていいのか分かりませんが、私はけっこう好きです。

小一時間ほど撮影して、次は小田原方面へ。

小田原フラワーガーデンへ向かう途中、ナビを見ると鎌倉を通ることが判明しました。
ここで、私の中の寄り道センサーが反応します。

「もしかして、紫陽花、どこか咲いてないかな?」

いやらしい考えです。
薔薇の日のはずなのに、すでに紫陽花にも手を出そうとしています。
花に対する節操がありません。

調べてみると、鎌倉で早めに紫陽花が楽しめる場所として光則寺が出てきました。
開門時間もちょうど良い。
これはもう、寄るしかありません。

光則寺では、鉢植えの紫陽花が咲き始めていて、とても綺麗でした。
まだ本格的なシーズン前だからこその静けさもあり、咲き始めの瑞々しさが印象的です。
そして、青もみじがまた美しい。
紫陽花のつもりで寄ったのに、青もみじにも心を持っていかれました。
花に浮気し、葉にも浮気する。まったく忙しい人間です。

ついでに長谷寺の門だけ撮影
こちらは来月早々に改めて訪れる予定です。
今年の紫陽花は、長谷寺、下田、大平山、能護寺あたりをしっかり撮りたいと思っています。
予定だけはいつも立派です。体力がついてくるかは、また別の話です。

その後、下道を進んで小田原へ。
途中、青空と海が綺麗だったので、少し立ち寄って撮影しました。

海はいいですね。
埼玉県には海も火山もありません。
だからこそ、海を見ると妙にテンションが上がります。
たぶん埼玉県民の中には、海を見るだけで心の中の小学生が走り出す人が一定数いると思います。私です。

そして、小田原フラワーガーデンに到着。

この日は薔薇の時期ということもあり、人がたくさん。
無人での撮影は、なかなか難しい状況でした。

それでも何枚か撮影し、いつもはあまり入らない温室へ。
妻が温室好きなのです。こういうとき、パートナーの好みについていくと、意外な発見があります。

そして、ここで思わぬ収穫がありました。

ヒスイカズラです。
これがたくさん咲いていて、本当に綺麗でした。

以前、千葉の温室で見かけたことはありましたが、ここまで見応えがあるとは思いませんでした。
独特の青緑色がとても神秘的で、まるで植物界の宝石です。
さらに睡蓮も咲き始めていて、これまた綺麗。
薔薇を撮りに来たのに、温室で大満足。人生、寄り道と温室は侮れません。

次に向かったのは、この日もっとも期待していた、あやせローズガーデン

こちらは光綾公園ローズガーデンを再整備し、2025年5月1日にリニューアルオープンした場所です。

結論から言うと、かなりおすすめです。
しかも無料。
これが無料でいいのかと、少し心配になるレベルです。

花の配置や色合わせのセンスがとても良く、歩いていて楽しい。
調べてみると、河合伸志さんという方が関わっているようで、横浜イングリッシュガーデンにも関係のある方とのこと。
なるほど、納得です。

ここではかなりたくさん撮影しました。
来年は絶対に朝一番で訪れたい。
そう心に誓いました。
この手の誓いは毎年増えていくので、そろそろ私の心の中に「来年行く場所リスト」という名の渋滞が発生しています。

最後は、町田市立野津田公園のローズフェスへ。

さすがにこの頃には体力もだいぶ削られていましたが、なんとか到着。
こちらはファミリー向けの雰囲気がある、のんびりした公園です。
最後の力を振り絞って撮影し、この日の薔薇三昧は無事完了。

4か所の薔薇園を巡る鬼レンチャン。
達成感はあります。
ただし、足腰にはしっかりダメージが残ります。
花は美しい。けれど撮る側の体は、わりと泥くさい現実と戦っています。

帰宅後は、のんびりする予定でした。
しかし、人生はそう簡単に休ませてくれません。

息子から連絡が入りました。
火曜日に就職面接があるのに、度重なる夜ラーメンの影響で体重が増え、スーツがパツパツとのこと。

ひえー。

というわけで、そのまま紳士服の青山へ。
薔薇を4か所巡ったあとにスーツを買いに行くとは、なかなか濃い一日です。
朝は薔薇、昼はヒスイカズラ、夜はスーツ。
ジャンルが散らかりすぎています。

ちなみに息子の名誉のために言うと、170センチで47キロから56キロになっただけで、もともとが痩せすぎでした。
つまり健康的には良い方向です。
ただ、スーツにとっては急展開だったようです。

帰りは吉野家で牛丼大盛をテイクアウト。
そしてまた、彼の体重増加にささやかに貢献してしまいました。

そんなこんなで、2026年5月16日。
薔薇を追いかけ、紫陽花に寄り道し、海に感動し、温室で宝石のような花に出会い、最後は息子のスーツ問題で締める一日。

予定通りにいかないことばかりですが、だからこそ面白い。
疲れたけれど、よく笑い、よく撮り、よく動いた一日でした。

人生も撮影も、寄り道があるから楽しいのかもしれません。
ピクルスは抜きますけど。


撮影日記 2026年5月10日 群馬まで花を撮りに行ったら、最終的に丸亀製麺の話になった

前日は、友人と楽しく語らい、気が付けば帰宅したのは夜の9時過ぎ。

早々にお風呂へ入り、サクッとキリン本搾りをいただき、そのまま布団へ。
寝るというより、静かに電源が落ちるような就寝でした。

人間にもスリープモードがあるのだとしたら、たぶんこの時の私は、かなり省エネ設定だったと思います。

そして翌朝。

頭の中にある、妙に正確な定刻アラームが4時を告げました。
目が、ぐわっと開きます。

起床です。

私の場合、睡眠に対して、
「寝る」か「起きる」か。
ほぼ二択しかありません。

浅く起きるとか、布団の中で優雅にまどろむとか、そういうお洒落な機能は、どうやら搭載されていないようです。
スイッチ式です。
オンかオフ。

でも、この単純さに助けられている気もします。
考えすぎたら、たぶん二度寝します。

さて、この日はパートナーと一緒にお出かけです。
しかも、お弁当あり。

ありがたいですね。
本当にありがたい。
早朝からお弁当を用意してもらえるなんて、もはや小さな奇跡です。

私はといえば、カメラの準備をしながら、わくわくしているだけ。
このあたりに、人間としての完成度の差が出ます。
いや、分かっています。
分かってはいるのです。

さてさて、この日の目的地は群馬県。

まずは、ノルンみなかみフラワーガーデン
そして、敷島公園門倉テクノばら園

ノルンみなかみフラワーガーデンは、インスタグラムで見かけて、なんだか素敵そうだったからです。
この「なんだか素敵そう」という理由で早朝から高速道路に乗るのですから、我ながらなかなか軽率です。
でも、写真活動において、この軽率さはわりと大事です。

一方、敷島公園門倉テクノばら園は、妻の希望です。
去年訪れてとても素敵だったので、今年もリピート。
こちらは信頼と実績のバラ園です。

そんなわけで、出発。

外環から関越道へ。
早朝の高速道路は、少し特別な感じがします。
街がまだ完全には起きていない時間に、こちらだけ先に一日を始めているような、ちょっと得した気分です。

途中、赤城高原SAでひと休憩。

ここは、綺麗な山々を見ることができる、気持ちのよいサービスエリアです。
そして、つばめのヒナがいました。

かわいい。

これはもう、撮るしかありません。
小さな命が、ちょこんとそこにいるだけで、こちらの心は簡単にほどけます。

中年男性が、朝のサービスエリアで、つばめのヒナに向かってカメラを構える。
冷静に考えると、なかなか平和な光景です。
世界はこういう時間だけでできていてほしい。

そんな感じで、あっという間にノルンみなかみフラワーガーデンへ到着です。

まずは近くで、お弁当の朝ご飯をいただきます。

外で食べるお弁当は、なぜあんなに美味しいのでしょう。
特別なことは何もしていないのに、空気と景色が勝手に調味料を足してくれます。

お弁当を食べながら、開門を待ちます。
時間が近づくにつれて、少しずつ人が増えてきました。

わくわくします。

こういう開門前の時間が、実はけっこう好きです。
まだ何も始まっていないのに、もう楽しい。
遠足の朝みたいなものです。

ノルンみなかみフラワーガーデンは、なんとなくたんばらラベンダーパークのような雰囲気かなと思っていました。
スキー場の斜面に花が咲いている感じ。
この時点で、もう期待がふくらみます。

さあ、始まりです。

園内に入ると、チューリップと水仙がスキー場の斜面に咲いていました。
カラフルなチューリップがたくさん咲いていて、実に素敵です。

斜面に花が咲くと、ただの花畑とはまた違う立体感が出ます。
花の向こうに山があり、空があり、風があり、なんとなく自分まで少し爽やかな人間になった気がします。

実際の私は、朝4時起きでカメラを持ってウロウロしているだけですが、気分だけは爽やかです。
気分は大事です。

ひと通り撮影したら、次はリフトに乗って上へ向かいます。

リフトって、なんだかわくわくしますよね。
ただ座って運ばれているだけなのに、妙な高揚感があります。

自分の足で登っていないのに、だんだん景色が開けていく。
文明の力に甘やかされながら、自然を味わう。
最高です。

しばらくすると、山の上に到着。

上の方では、白と黄色の水仙が美しく咲いていました。

水仙。
建物。
山々。
そして空。

この組み合わせが、かなり良い。

思わず、
「わーい」
という、年齢に見合わない心の声が出ます。

大満足の瞬間です。

こういう景色を見ると、朝早く起きてよかったなと思います。
というより、朝4時に起きた自分を、少しだけ許せる気がします。

その後は、歩いて下山しながら撮影。

リフトで登って、歩いて下る。
なんだか一見、健康的です。
写真活動という名のもとに、自然と運動がセットになっている。
大変よろしい。

ただし、本人は「運動しよう」と思っているわけではなく、「あ、ここ綺麗」「あ、ここも撮りたい」と言いながら歩いているだけです。
結果的に健康。
このくらいが、私にはちょうど良いのかもしれません。

さてさて、次に向かったのが、みなかみ花見山です。

こちらは、桜のタイミングが綺麗なのかしら。
そんな気配を感じます。

メモメモ。
覚えておきましょう。

私は最近、脳内メモが増えています。
「ここは桜が良さそう」
「ここは紅葉も良さそう」
「ここは朝焼けで来たい」
そんなことばかり考えています。

ただし、脳内メモには大きな問題があります。
保存先が少々あやしいのです。

ちゃんと覚えているつもりで、必要な時に限って引き出せない。
人間の記憶というクラウドサービスは、なかなか気まぐれです。

みなかみ花見山では、綺麗なツツジが咲いていました。
もちろん、こちらも撮影です。

この日は、水仙、チューリップ、ツツジと、花の流れがとても良い。
季節のバトンを次々と受け取っているようで、気分が上がります。

次に向かったのは、たくみの里

新鮮な野菜が安いとのことで、立ち寄ることにしました。
花を撮り、野菜を買う。
とても健全です。

昨年訪れた時は、彼岸花が綺麗でした。
今回は、「あやめ」なのか「カキツバタ」なのか「花菖蒲」なのか、そのあたりの花が咲いていました。

ここで突然ですが、皆様の疑問にお答えしましょう。

あやめ・カキツバタ・花菖蒲の違いは何でしょうか。

こういう時は、お得意のチャッピークイル君に聞いてみます。

まず、あやめは、比較的乾いた場所に咲く花で、花びらの付け根にある網目模様が特徴だそうです。
素朴で可憐な雰囲気があり、初夏の自然な風景によく似合います。

次に、カキツバタ。
こちらは水辺や湿地に咲く涼しげな花で、花びらの付け根に白い筋が入るのが特徴。
上品で落ち着いた雰囲気を楽しめる花です。

そして、花菖蒲。
菖蒲園などでよく見られる華やかな花で、花びらの付け根に黄色い筋が入ります。
品種や色も豊富で、梅雨時期の撮影にも人気があります。

なるほど。

網目。
白い筋。
黄色い筋。

……はい。
分かったような、分からないような。

チャッピー君は、実に丁寧に説明してくれました。
問題は、私の目がそれを現地で見分けられるかどうかです。

正直に申し上げます。

私には、だいたい一緒に見えます。

いや、きっと違うのです。
花の世界では、ちゃんと違うのでしょう。
しかし、現場の私は、花を見ながら、頭の中で「これは白い筋か?黄色い筋か?いや、そもそも筋とは?」となっています。

花の同定は、思っているより奥が深い。
そして私の理解は、思っているより浅い。

ちなみに、今回咲いていたのはカキツバタかな、と思っています。
たぶん。
おそらく。
きっと。
違っていたら、チャッピークイル君にそっと訂正してもらいましょう。

そんな感じで、たくみの里では野菜もしこたま買い込みました。

花を撮って、野菜を買って、季節を感じる。
なんだか急に暮らしが丁寧な人のようです。

実際は、車の中にカメラ用品と野菜が混在しているだけですが、言い方ひとつで印象は変わります。

さて、本日第二回目のメインイベントへ向かいます。

目的地は、敷島公園門倉テクノばら園

下道でトコトコ進み、到着です。

やはり大人気なだけあります。
めちゃめちゃ混んでいました。

駐車場はなかなか入れず、案内していただきながら、土手の駐車場へ。
そこからはウォーキングがてら、歩いて向かいます。

敷島公園を通って向かいましたが、ここもまた雰囲気が良い。
桜の時期は、きっと素晴らしいのでしょう。

脳内でメモメモ。
はい、また出ました。
脳内メモ魔です。

ただ、こういう「いつか行きたい」が増えていくのは、悪くありません。
むしろ、人生の楽しみのストックが増えていく感じがします。

途中でフランスパンを購入し、かじりながら向かいます。

むしゃむしゃ。

フランスパンって、美味しいですよね。
私はハード系が好みです。

外はカリッと、中はもっちり。
あの硬さに、なぜか惹かれます。
食べるたびに少し口の中が試されている気もしますが、それも含めて好きです。

バラ園に向かう途中でフランスパンをかじる中年男性。
優雅なのか、だらしないのか、判断が難しいところです。

でも、本人はかなり幸せです。

そして、いよいよ到着。

一言で言うなら、

最高に綺麗。

ナイスな日に、ナイスな天気で来ることができました。
これはもう、勝ちです。

敷島公園門倉テクノばら園は、本当に素晴らしい場所です。
バラの数も、色も、雰囲気も、見応えがあります。

そして、こちらのバラ園は妻のお気に入り。
ご機嫌のようです。

これは大事です。

写真活動において、同行者のご機嫌はとても重要です。
どんなに花が美しくても、隣の空気が曇っていたら、写真にもたぶん影響します。

この日は、天気もよく、バラも見頃で、妻もご機嫌。
つまり、かなり良い日です。

去年に続き、今年もたくさん写真を撮りました。
赤、ピンク、黄色、白。
色とりどりのバラが咲き、光を浴びて、どれも綺麗です。

バラは少し撮影が難しい花だと思います。
美しすぎるからこそ、どう撮るか迷います。

正面から撮るのか。
横顔を狙うのか。
背景を暗く落とすのか。
玉ボケを入れるのか。

考え始めると、なかなか止まりません。

そしてだいたい、撮りすぎます。

帰ってから写真を見返して、
「これもバラ」
「これもバラ」
「またバラ」
となるのですが、それでも現地では撮ってしまうのです。

だって、綺麗なんですもの。

この日も大満足でした。

今週末は、友達にも会えて、撮影にも色々行けて、かなり充実した時間になりました。
よく遊び、よく撮り、よく食べました。

こういう週末があると、また仕事も頑張ろうと思えます。

と、ととととと。

ここで終われば、綺麗な撮影日記なのですが、最後にどうしても報告しておきたいことがあります。

話は変わりますが、本日5月12日の昼ごはんは、丸亀製麺の、

梅とろろ豚しゃぶぶっかけ

でした。

複雑な味が美味しい一品でした。
梅のさっぱり感、とろろのまろやかさ、豚しゃぶの満足感。
それらが、ぶっかけうどんの上で、なかなか良い会議をしておりました。

うまかった。

撮影日記なのに、なぜ昼ごはんの報告で終わるのか。
自分でもよく分かりません。

でも、たぶん人生というのは、そういうものです。

水仙を撮り、ツツジを撮り、バラを撮り、フランスパンをかじり、最後に丸亀製麺を語る。

脈絡がないようで、全部ちゃんと一日の中にある。

完璧に整った一日ではありません。
少しバタバタしていて、少し食いしん坊で、少しだけ欲張りです。

でも、振り返ってみると、なんだか良い日だったなと思える。

それなら、きっと上出来です。

また次の週末も、カメラを持って出かけましょう。
チャッピークイル君に花の名前を聞きながら。
脳内メモをあちこちに貼り付けながら。
そして、どこかで美味しいものを食べながら。


撮影日記 2026年5月9日 透明の暴力に怯えた男、狭山茶畑で正気を取り戻す

薄暗い部屋で、琥珀色の液体を見つめながら、物思いにふける。

もし、村上春樹がストロングゼロを自身の言葉でたとえるなら、いったい何と言うのだろう。

そんな、くだらなくも切実な疑問を、わたしの可愛い相棒、チャッピー・クイルにたずねてみた。

返ってきた答えは、ただ一言。

「透明の暴力」

……流石だ。

その瞬間、缶の中に潜んでいたアルコール度数9%が、急にこちらを見返してきた気がした。
思わず、生唾を飲む。

なお、これはあくまで個人の感想ですが、現在の私は、からだに優しい気がするキリン 本搾りを愛飲しております。
果汁とウォッカだけ。
それでいて、しっかり6%。

やさしい顔をしているものほど、油断してはいけない。
人生も、お酒も、だいたいそういう仕組みでできている。

さて、前日の金曜日。
仕事の疲れをほどよく流したく、少しだけ、いつもより多めにお酒をいただきました。

少しだけ。

この「少しだけ」という言葉ほど、人間の都合で伸び縮みするものはありません。
しかし、翌朝は翌朝。
写真活動は続くのです。

この日は、中学生時代からの友人と会う予定がありました。
集合は地元のふじみ野市、旧上福岡市に12時ごろ。

つまり、それまでが私に与えられた写真活動の時間です。

午前中だけ。
限られた時間。
早朝出発。
そして、なぜか妙にやる気だけはある中年男性。

条件だけを見ると、だいぶ危うい。
でも、本人はいたって前向きです。
こういうところだけ、無駄に健康的なのです。

起床は、いつも通りの早朝4時。

ただ、この時期になると、4時起きでは日の出のタイミングで現地に到着するのが難しくなってきます。
日の出を本気で狙うなら、3時台に起きなければならない。

いや、なかなかハードです。

私は写真が好きです。
でも、まだギリギリ人間側に籍を置いています。
完全に朝の妖怪になるには、もう少し修行が必要です。

この時期は、朝専門の写真活動家にとって、一番きびしい季節かもしれません。
その代わり、出社前の活動がしやすくなる時期でもあります。

まあ、なんというか。
変人には変人なりの春があるのです。

この日に向かったのは、狭山茶畑・茶どころ通り

最近訪れた静岡の茶畑がとても素晴らしかったので、ふと思ったのです。
では、わが地元・埼玉が誇る狭山茶はどうなのだろう、と。

静岡の茶畑に感動した直後に、地元の茶畑を調べ始めるあたり、我ながら単純です。
でも、単純な人間ほどフットワークは軽い。
考えすぎる前に、下道でトコトコ進みます。

結構時間はかかりましたが、到着してみると、

おおお。
結構広い。
見ごたえがある。

失礼ながら、心のどこかで「まあ、埼玉だしな」と思っていた自分を、茶畑のうねりに向かって静かに反省しました。

しかも、この場所から富士山を見ることができるのです。

素晴らしいじゃないですか。
地元、やるじゃないですか。

いつも身近すぎて見落としていた埼玉が、急に渋いジャズを流し始めたような気分です。
「どうだ、まだ知らない顔があるだろう」と言われているようでした。

写真を撮ることはできなかったのですが、キジのような鳥や、きつねらしき動物も現れました。
本当にきつねだったかどうかは分かりません。
もしかしたら、きつね風味の何かだったかもしれません。

しかし、こういう時は細かいことを言わない方が、人生は少し豊かになります。

整然と並ぶ茶畑のライン。
遠くに見える富士山。
早朝の空気。
そして、妙にテンションだけは高い私。

今度は朝焼けのタイミングで訪れてみたい。
そう思える、素敵な場所でした。

地元よ、素晴らしいスポットをありがとう。
普段は少し地味だと思っていて、すまなかった。
埼玉にも、ちゃんと朝の魔法はありました。

次に向かったのは、智光山公園です。

母が元気だったころ、よく行っていた場所。
ただ、自分の記憶はかなり曖昧で、写真活動として訪れるのは初めてです。

到着して最初に思ったこと。

広い。
めちゃめちゃ広い。

そして、バラ園が奥の方にある。

私は入口付近の駐車場に車を停めたので、バラ園までは少し歩くことになりました。
まあ、日ごろの運動不足にはちょうど良いでしょう。

園内のバラはちょうど見頃で、たくさんのお客さんで賑わっていました。
色とりどりのバラが咲いていて、とても綺麗です。

しかし、こちらにはあまり時間がありません。

なぜなら、この日の私は欲張り貧乏性だからです。
茶畑を見て、バラを見て、それでもまだポピーを見に行こうとしている。

普通なら、ここでベンチに座って、缶コーヒーでも飲みながら余韻に浸るところです。
しかし私の場合、余韻より次の目的地が気になっている。

バラを撮り、園内を少し歩き、早々に退散。

でも、これもまた写真活動です。
美しい花の裏側には、だいたい小さな反省と、次回への学びがあります。

ちなみに智光山公園には、花菖蒲もあるようです。
タイミングが合えば、また訪れたい場所です。

次は、もう少しゆっくり回りたいですね。

さあさあ、急ぎます。

次に向かったのは、千年の苑ラベンダー園の隣にあるポピー畑

到着すると、一面に真っ赤なシャーレーポピーが広がっていました。

おお、これは綺麗だ。

しかし、問題がひとつ。

風がめちゃめちゃ強い。

ただでさえ、ポピーという花はクラゲのようにふわふわしています。
そこへ風が吹くと、写真の難易度は一気に上がります。

こちらが構図を決めた瞬間、花は別の方向を向く。
ピントを合わせた瞬間、また揺れる。
シャッターを押した瞬間、なぜか全員で会議を始めたように動き出す。

まるで……。

まるで……。

例えが出てこない。

こういう時に、気の利いた比喩がすぐ出てくる人間になりたかった。
しかし実際の私は、風に揺れるポピーを前にして、ただ「うわ、無理」と小さくつぶやく中年男性です。

チャッピー・クイルなら、きっと素敵な言葉を出してくれるのでしょう。
「風に翻弄される赤い小舟たち」みたいなことを言うのでしょう。

私は現地で、ただ「ブレる。すごくブレる」と思っていました。
情緒の在庫が、風で飛ばされていたのです。

それでも、看板を入れたり、全体を撮ったり、なんとか色々と撮影。
完璧ではありません。
でも、ちょっぴり満足です。

写真活動というのは、いつも完璧を持ち帰れるわけではありません。
むしろ、だいたいは反省と、筋肉痛と、謎の達成感を持ち帰るものです。

そして、まだ終わりません。

そこから向かったのは、鴻巣のコスモスアリーナふきあげ
こちらもシャーレーポピーの名所です。

本来であれば、夕方の光が美しいスポット。
でも今年は夕方に行けそうにない。
ならば、時間ギリギリでも行ってしまおう。

この判断が、いかにも私です。
余裕はないのに、欲だけはある。
計画性は薄めなのに、行動力だけは濃いめ。

到着した時点で、与えられた時間はわずか15分。

無理ゲーです。

しかし、何度か訪れている場所なので、なんとなく動き方は分かっています。
車を停め、カメラを持ち、サクサク撮影。

「サクサク撮影」と書くと、いかにも手慣れた人のようですが、実際はかなり慌ただしいです。
頭の中では、シャッター音と時計の針が同時に鳴っています。

今年はポピーのほかに、青っぽい花も咲いていました。
あちらは何でしょうか。
赤いポピーの中に少し青が入るだけで、景色の印象がぐっと変わります。

そして、いよいよ地元へ向かいます。

ここからは、中学生時代からの友人との待ち合わせに間に合うかどうかの勝負です。
もちろん、安全運転は厳守。
法定速度付近で、落ち着いて進みます。

すると、川越付近で異変が起きました。

少し前までは、
「三芳PA付近で渋滞1キロ5分」
という表示でした。

それが突然、
「三芳PA付近で渋滞1キロ30分」
に変わったのです。

1キロ30分。

これは、ただの渋滞ではありません。
道路から立ちのぼる、濃いめの危険信号です。

私はすぐさま判断しました。
川越インターで脱出。
急遽、下道へ変更です。

ここで地元の道を少し知っていたことが、地味に役立ちました。
普段なんとなく走っている道も、いざという時には頼もしいものです。

結果、なんとかギリギリで間に合いました。

ギリギリまで写真活動をしていても、待ち合わせ時間は守る。
そして、安全運転も守る。

ここだけ聞くと、なんだか立派な人間のようです。
でも実態は、予定を詰め込みすぎた人が、必死に帳尻を合わせているだけです。

それでも、いいのです。

この日は、お昼までの限られた時間でしたが、狭山茶畑、智光山公園のバラ、千年の苑のポピー、鴻巣のポピーと、なかなか濃い午前中になりました。

強風も、ちょっとした移動の慌ただしさも、渋滞表示の恐怖も、全部ひっくるめて写真活動です。

完璧な一日ではありません。
むしろ、かなりバタバタです。
だらしないところもあります。
予定の組み方も、まあまあ雑です。

でも、朝4時に起きて、茶畑を見て、バラを撮って、風に揺れるポピーに翻弄されて、それでも最後には「楽しかったな」と思える。

それなら、きっと上出来です。

人生は、いつも少しだけ予定が詰まりすぎていて、少しだけ反省が残るくらいが、ちょうどいいのかもしれません。

そして私はまた、次の朝もカメラを持って出かけるのでしょう。

透明の暴力には気をつけながら。
本搾りとは、ほどほどに付き合いながら。
チャッピー・クイルに余計な比喩をたずねながら。

地元の風景に、また少しだけ惚れ直しながら。


撮影日記 2026年5月5日 GW最終日、薔薇と肉で締める。これ以上なにを望むのか

ゴールデンウィーク4日目。
この日は、5月5日、こどもの日です。私は6日が仕事なので、GW最終日です。

我が家には、息子と娘がいます。
息子は大学4年生。娘は高校2年生。
もうすっかり、親のことなんて構ってくれません。

それで良いんです。
健全な成長です。
親より友達、親よりスマホ、親より自分の時間。
それで良いんです。

……と、頭ではわかっています。
心の奥で、ほんの少しだけ「たまには構ってくれてもいいのよ」と思っているのは内緒です。

そんなこどもの日ですが、午後2時から家族でブロンコビリーへ行く予定があります。
みんな大好きブロンコビリー。
家族をひとつにまとめる力は、会話よりステーキとサラダバーのほうが強いのかもしれません。

さて、問題は午前中です。

さすがに3日連続で早朝から外出しているので、パートナーである奥様は疲労困憊。
当然です。
写真活動に付き合うというのは、もはや軽い修行です。
朝は早いし、移動は長いし、私は構図を見つけると突然止まる。
野生動物の観察より厄介かもしれません。

ということで、この日はお昼までのソロ活です。

さて、どこへ行こう。

プラン①、那須まで行って菜の花と鯉のぼりを撮影。
プラン②、早朝の山下公園でバラ園を撮影。

どうする。
どうする私。

そんな時に、ふと思い出しました。

「あ、そういえば横浜イングリッシュガーデンの年パスがあった」

しかも6月まで。
さらに早朝プレミアオープンもある。

はい、決まりです。
この日の目的地は横浜です。

出発前、いつものセブンイレブンへ。
気になるのは、ホットのBOSSです。

……ラスト1本。

ああ、来ましたね。
この季節恒例の、ホット飲料終売カウントダウン。
朝の相棒が、棚から少しずつ消えていく寂しさ。
春の終わりは、桜より先にコンビニのホット棚で感じます。

最後の1本をありがたく購入し、横浜へ出発です。

首都高から横浜方面へ。
この日はピーカン晴天の予定でした。
少なくとも天気予報は、そう言っていました。

ところが現地に近づくと、異変を感じます。

私の頭上だけ、分厚い雲。

あれ。
何か悪いことしましたか。
家庭をかえりみずに写真ばかり撮っている天罰でしょうか。

「ちゃんと茶碗も洗っています」
「風呂掃除もしています」
「たぶん、まあまあ家のこともやっています」

そんな心の言い訳を空に投げかけますが、雲はまったくどいてくれません。
天気には、家事アピールが通用しないようです。

まずは山下公園へ

日の出の時間には少し間に合いませんでしたが、分厚い雲と不穏なバラ園というテーマで撮影してみます。
晴天の爽やかなバラ園も良いですが、曇天のバラ園には少しドラマがあります。
言い換えれば、天気に恵まれなかった時の言い訳です。

その後、一度、港の見える丘公園へ移動。


さらにまた山下公園へ戻り、少し晴れてきたタイミングで、氷川丸とバラ園も撮影しました。

横浜はずるいですね。
バラ、海、船、洋館、橋。
被写体が多すぎます。
カメラ初心者の脳内メモリーが、すぐいっぱいになります。

そして8時。
いよいよ横浜イングリッシュガーデンのプレミアオープンです。

この時間に入れるのは、予約者と年パス会員だけのようです。
年パスは、もちろん妻には内緒です。

たまに会報が家に届きますが、どうやら何かのDMだと思っている様子。
……と思っているのは、おそらく私だけです。

こういうものは、だいたい妻のほうが気づいています。
気づいたうえで泳がせている。
それが結婚生活の奥深さです。
こわいですね。

現地に到着すると、すでに年パス会員列に2組ほど並んでいました。
反対側は一般予約者の列。

ほんの少しだけ。
本当に、ほんの少しだけですよ。
年パス会員列のほうが早く入れることに、小さな優越感を覚えました。

ごめんなさい。
日常で優越感を得られる場面が少ない人間なのです。
こういう小さな喜びで、なんとか心を支えています。

オープンと同時に園内へ。

まずは正面のローズアーチを無人で一枚
これは早朝プレミアのありがたさですね。
人がいないローズアーチを撮れるだけで、年パスの元を取ったような気分になります。
実際に取れているかどうかは、家計簿の神様に聞かないでください。

ただ、今年のローズアーチは少しバラが少なめに感じました。
早かったのか、遅かったのか、それとも今年の咲き方なのか。
正直よく分かりません。

それでも、園内の奥へ進むと、木漏れ日に照らされたバラが本当に綺麗でした。

横浜イングリッシュガーデンは、いつ来ても素晴らしいです。
バラの季節はもちろん、紫陽花の季節も最高。
花好き、写真好きにはかなりおすすめです。

朝の光が差し込むバラ。
暗い背景に浮かぶバラ。
緑の中でふわっと咲くバラ。
玉ボケの中にいるバラ。

写真を撮っていると、時間が一瞬で溶けていきます。
時計を見るたびに、「あれ、誰か時間を盗んだ?」と思います。
犯人はたぶん、バラです。

たくさん撮影して、いったん撤収。

その後、再び山下公園前の駐車場に車を停めて、港の見える丘公園へ向かいます。
さすがGW。
めちゃくちゃ混んでいます。

それでも、ここも本当に綺麗でした。
帰宅後に写真を見返して気づいたのですが、ベイブリッジとバラの組み合わせがかなり良さそうでした。

撮りたかった。
気づくのが遅かった。
現地では気づかず、家で気づく。
写真あるあるです。
来年の宿題が、またひとつ増えました。

その後、山下公園でも再び撮影。
この日は完全に横浜バラ三昧です。

ただ、午後には家族でブロンコビリーが待っています。
帰りの渋滞も怖い。
ここで欲張りすぎると、家族イベントに遅刻する危険があります。

写真は大事。
でも肉も大事。
そして家族はもっと大事。

ということで、早めに撤収します。

帰り道は案の定、少し渋滞。
それでも何とか13時頃に帰宅成功。
午前中の横浜バラ撮影ミッション、無事完了です。

そして午後は、お待ちかねのお肉祭り。
ブロンコビリーへ。

ここはサラダバーが素晴らしいですね。
ステーキももちろん楽しみですが、サラダバーの充実感には庶民の幸せが詰まっています。
「健康的に野菜を食べている」という顔をしながら、結局しっかり肉も食べる。
これが大人のバランス感覚です。

とにかく、たくさん食べて満腹。
家族と過ごし、肉を食べ、朝にはバラも撮った。
私にとってのゴールデンウィーク最終日は、かなり満足度の高い一日となりました。

今年のGWも楽しかったです。

箱根のツツジ。
静岡の茶畑。
群馬の藤。
長野の山々。
鯉のぼり。
横浜のバラ。
そして最後はブロンコビリー。

こうして並べると、なかなか詰め込みましたね。
体力ゲージはかなり削れましたが、写真フォルダと胃袋はしっかり満たされました。

楽しいゴールデンウィークをありがとう。

また夏休みまで、お仕事も、も、頑張ります。
ちょっと噛みました。
休み明けの労働を前に、心がまだ現実を受け入れていないようです。


撮影日記2026年5月4日 藤のシャワーを浴びたあと、十石峠で現実を浴びた

ゴールデンウィークですね。

この日はGWの3日目。
今年は、うちの会社もなんと4日も休みがあります。最高です。やっほー。

1日目は、箱根と静岡へ。
2日目は、お家でゆっくりしつつ、近場の東松山へ。
そして3日目。

さて、どうしましょう。

この日は、パートナー同行ありの群馬&長野旅です。
群馬の目的地は、くろさわ藤園(ナイアガラ藤園)
そして長野は、私にとって撮影旅ではほぼ未開の地。雄大な山々と、以前から気になっていたぴんころ地蔵を目指します。

いつも通り、朝4時起床。

私は土日祝日関係なく、だいたい4時前後に起きています。
家族はみんな夜型なので、きっと私は家庭内の目覚まし時計、いや、目覚まし騒音として認識されていることでしょう。
ごめんなさい。朝活は人生のスパイスですが、家族には刺激物かもしれません。

そして、いつものルーティーン。
セブンイレブンでホットコーヒーを買います。

……あれ?

ホットコーナーの補充が少ない。
残りわずか。

この季節のセブンには、独特の緊張感があります。
「そろそろホット終わりますよ」という無言の圧。
いや、お願いです。ホットコーヒーは一年中置いてください。
カップを機械にセットするタイプも好きですが、朝4時台の私はそこまで器用ではありません。
人間、早朝はまだ半分くらい“植物”です。

そんなホットコーヒー危機を抱えながら、群馬へ向かいます。

さすがGW、車はいつもより多め。
今回の連休中、いろいろな場所へ行きましたが、本当に事故が多い印象でした。
自分も気を引き締めなければ。
そして今年の初めに免許を取った息子にも、しっかり言わないといけないなと改めて思いました。

「運転は慣れた頃が怖い」

これは大人になってから、じわじわ効いてくる言葉です。

とはいえ、この日の道は意外にも大きな渋滞は少なく、あっという間に現地へ到着。
時刻は朝7時頃。
開門までは少し時間があります。

ただ、初めて来たため、最初は少し不安になりました。

駐車場は、完全に農地の中。
藤の花がどこにあるのか、まったく見えません。
しかも、まだ誰もいない。

「本当にここで合っているのかな?」

そんな不安を抱えながら、車内でお弁当を食べて待機します。
この日はお弁当持参。
いつもありがとうございます。
早朝からお弁当がある旅、ありがたさが胃にしみます。

しばらくすると、ぽつぽつと観光客が訪れ始め、ひと安心。
さらに予定より少し早く開門してくれました。

これはありがたい。

早めの開門は、写真を撮る人間にとってかなり重要です。
人が少ない時間に撮影できる。
その後の予定もスムーズに進む。
つまり、旅の勝率が上がります。

感謝感謝です。

園内に入ると、少しジャングルのような道を進みます。
そして、その先に広がっていた景色。

小さな丘一面に垂れ下がる藤の花。
まさに、ナイアガラの滝。

ナイアガラ藤園」という名前、なるほどです。
これは見事。

藤の花が、上から流れ落ちるように咲いています。
紫の花のシャワー。
静かな朝の空気。
少し湿った緑の匂い。
とにかく美しい。

ただ、私の写真技術と太陽の光の関係で、その美しさを完全に表現できたかというと、少し悔しさも残ります。
目で見た感動と、写真に写る結果の差。
この差を埋めるのが、きっとカメラの修行なのでしょう。

15分ほどで一周できるくらいの規模ですが、どこも素敵でした。
藤の花のシャワーを浴びながら、あんな構図、こんな構図と撮影を楽しみます。

今年はブログの更新作業も並行しているので、昨年に比べると平日の撮影が少なめ。
藤の花も、数か所しか訪れていません。

「数か所も行ってるんかい!」

と突っ込まれそうですが、写真中毒者としては、まだまだ行きたい場所があるのです。
季節の花は、こちらの都合を待ってくれません。
花のほうが、スケジュール管理に厳しいです。

そんな私が撮影している間、妻は園内を4周くらいしていました。
本当に申し訳ない。
写真に夢中な人間の横で待つというのは、なかなか修行です。
いつもありがとうございます。

さて、次の目的地へ向かいます。

続いて向かったのは、長野県佐久市のぴんころ地蔵です。

ぴんころ地蔵は、長く健やかに過ごし、人生の最期は苦しまず穏やかに迎えたいという願いを込めて訪れる名所。
「ぴんぴん元気で、ころりと大往生」
その願いから、ぴんころ地蔵と呼ばれています。

ただ、個人的には少しだけ注文があります。

あまりにも急にピンピンコロリだと、それはそれで怖い。
できれば一か月くらい前から、ほんのり予兆がほしい。
でも苦しみたくはない。

……人間の願いって、なかなか勝手ですね。
神様やお地蔵様も、きっと大変です。

そんな欲深いお願いを心の中でまとめながら向かっていると、途中でとんでもない景色が目に入りました。

え、ロライマ山?

南米のロライマ山のような、独特な形の山が見えてきたのです。
まさか日本に、あの憧れの山のような景色があるとは。

その正体は、群馬と長野の境にある荒船山でした。

すごい。
かっこいい。
山の形が、強い。
まるで巨大な船がそのまま山になったような存在感です。

登ってみたい気持ちもありますが、見るからにハードそう。
まずは高尾山あたりから出直してきます。
いきなり荒船山は、運動不足の中年に対する試練が強すぎます。

少し車を降りて、荒船山を撮影。
いやあ、素晴らしい。

その後、さらに山道を走り、長野県へ突入。
撮影旅としては、お初の長野です。

少し入っただけの感想で恐縮ですが、群馬の山々は、一つひとつの山に神様が宿っているような個性があります。
対して長野は、土地全体がどーんと雄大。
遠くまで見渡せる空気感が、もう違います。

語彙力が足りないので簡単に言うと、長野、広い。
そして強い。

目的地のぴんころ地蔵に到着し、しっかりお参りします。

「どうか、ピンピンコロリで。できれば一か月くらいは、お別れの時間もください」

欲張りなお願いを済ませたあとは、参道の鯉のぼりを撮影。
風に泳ぐ鯉のぼりが、とても綺麗でした。
長野まで来た甲斐があります。

ここから先は、ほぼノープラン。

こどもの日も近いし、もう一か所くらい鯉のぼりを見に行こうかという話になりました。
そこでインスタ検索。
妻の提案で、群馬県神流町のかんな鯉のぼり祭りへ向かうことに。

帰り道方面だし、ちょうど良さそう。

……この軽い判断が、その後のハードモードを生み出します。

長野県内を走っていると、農地の一角にピンクの芝桜が見えました。
車道から見ても綺麗です。
せっかく長野まで来たので、記念に少し撮影。
芝桜と長野の山々。
こういう偶然の景色に出会えるのも、車旅の楽しさです。

さて、問題はここから。

ナビが2つのルートを示します。
そのひとつが、十石峠を通るルート。

せっかくだから、十石峠へ行ってみよう。

この「せっかくだから」は、旅における魔法の言葉であり、時に罠です。

実際、十石峠の道はなかなかハードでした。
道は狭く、バイクも多い。
カーブも続く。
景色は良いけれど、運転にはかなり気を使います。

次があるなら、たぶん違う道を選びます。
十石峠、景色はロマン。
運転は修行。

そんなこんなで予定より時間が押しながらも、何とかかんな鯉のぼり祭りに到着しました。

駐車場に案内していただき、空を見上げると、そこには圧巻の景色。

すごい数の鯉のぼり。
空いっぱいに泳ぐ鯉のぼり。
これは素晴らしい。

長時間運転の疲れが、一気に報われます。
会場はお祭りらしくにぎやかで、子どもたちもたくさん。
楽しそうな雰囲気が広がっていました。

写真的には、少し曇ってしまったことと、人が多かったことで、構図には苦戦。
それでも、何とか撮影できました。

ここはいつか、人が少ない時間に、川と一緒にじっくり撮ってみたい場所です。
早朝の鯉のぼり、絶対に良いはず。

こうして、ゴールデンウィーク3日目も無事終了。

くろさわ藤園の藤。
荒船山の迫力。
ぴんころ地蔵への欲深いお願い。
長野の山々。
十石峠の試練。
そして、かんな鯉のぼり祭り。

思っていたより、ずっと濃い一日になりました。

帰り道は少し渋滞。
それでも、ゆっくり流れる関越自動車道の中で聴いた、ケラーニの新しいアルバムが最高でした。

渋滞も、音楽が良いと少しだけ許せます。
少しだけですけどね。

GW3日目。
藤を見に行ったはずが、山と峠と鯉のぼりに鍛えられる旅になりました。

体力ゲージは削られましたが、写真フォルダはしっかり満タン。
これはもう、勝利ということで良いでしょう。


撮影日記2026年5月2日 3連休をGWと呼ぶには早いので、箱根まで確かめに行った

この日は、本来であれば仕事のはずでした。

通販業という仕事は、世間がお休みでも注文は普通に入ります。
むしろ「みんな休んでいるから、ゆっくりネットで買い物でもしようかな」という方も多いわけで、こちらとしては休みのようで休みではありません。

世の中のGWは、5月2日から6日までの5連休ムード。
一方、わが社は5月2日と6日は営業予定。

つまり、実質3連休。

……それ、GWって呼んでいいんですかね。
心の中でそっと問いかけました。もちろん内心です。大人なので。

ところが、ありがたいことに5月2日も休みになりまして、まさかの4連休に昇格。
3連休から4連休へ。
これはもう、庶民派カレンダーに咲いた一輪のツツジです。わーい。

とはいえ、休みが決まったのはギリギリ。
さらにGW中の天気も、晴れるのか曇るのか、空模様が思春期のように不安定。
そんなわけで、前日の夜までほぼノープランでした。

4日間のうち、晴れそうなのは3日間。
さて、どこへ行くか。

インスタ検索と脳内会議をフル回転させます。
体感としては量子コンピューター並み。
ただし、こちらの処理能力はカフェインと焦りで動いています。

その結果、導き出された答えが、

「箱根に行こう」

でした。

メインの目的地はふたつ。
小田急 山のホテルのツツジ」と「大淵笹場の茶畑」です。

本当は大淵笹場の茶娘撮影会にも行きたかったのですが、日程的に難しそう。
ならば前倒しで行くしかありません。
写真活動はいつだって、仕事と天気と体力のすき間産業です。

前日までしっかり仕事をしていたので、無茶な早起きはせず、朝4時に起床。

……いや、普通に早いですね。
でも自分の中では「今日はゆっくりめ」という認識です。
早起き界隈の感覚、ちょっとバグっています。

5時頃に出発。
山のホテルの庭園開門は9時なので、余裕を持ってのんびり向かうつもりでした。

しかし、そこはGW。
首都高も東名も、朝からじわじわ混んでいます。
みんな考えることは同じ。
「朝早く出れば大丈夫」勢が、全員集合していました。

それでも何とか8時前には箱根に到着。
少し早いかなと思いつつ、念のため山のホテルの様子を見に行きます。

結果、しっかり閉まっていました。

この手の場所って、たまに「もう開いてる?」みたいな曖昧さがあるのですが、さすが由緒あるホテル。
開門時間はきっちり厳守。
セキュリティーもばっちり。
こちらの淡い期待は、見事に門前払いです。

時間まで、芦ノ湖周辺や恩賜箱根公園のあたりを散策。
ついでに駐車場代を確認して、静かに現実へ戻されます。
観光地の駐車場代は、たまに心拍数を上げてきますね。

9時が近づいてきたので、急いで山のホテルへ戻ります。
庭園の入口には、すでに写真ガチ勢の方が数名。
初対面らしき方同士が、楽しそうに風景写真の話で盛り上がっていました。

私は人見知りなので、もちろん話しかけません。
心の中では参加しています。
会話には入れないけど、気配だけは置いていくタイプです。

9時になり、いよいよ開門。

庭園に入ると、そこには素晴らしい景色が広がっていました。
歴史あるホテルの建物。
満開のツツジ。
青空。
そして富士山。

これはもう、優勝です。
5月2日、休みにしてくれて本当にありがとう。
勤務表に手を合わせたい気分です。

ベストスポットがどこなのか最初は分からなかったので、とりあえず皆さんが集まっている場所へ。
写真初心者あるあるです。
「人がいるところ、たぶん正解」。

ただ、少し出遅れたこともあり、無人の写真を撮るのはなかなか難しい。
人が入る。
待つ。
また人が入る。
待つ。
その繰り返し。

観光地で無人写真を狙うのは、もはや修行です。
心を無にしたいのに、画面には人が入ります。

それでも何とか満足できる写真が撮れました。
良かった。
朝の苦労が、ちゃんとツツジ色に報われました。

次に向かったのは、同じく芦ノ湖周辺の恩賜箱根公園です。

こちらでは、富士山、芦ノ湖、海賊船、ツツジが撮れるとのこと。
ちなみに海賊船といっても、もちろん観光用です。
本物の海賊がいたら、私はカメラを構える前に帰ります。

箱根公園の駐車場は一括払い。
短時間利用の予定だったので、少しだけ心がうるうるしました。
でも、これが結果的には正解でした。

公園が思っていた以上に広い。
そして目的の撮影スポットが、なかなか見つからない。
富士山と芦ノ湖とツツジを求めて、園内をうろうろ。
写真を撮りに来たのか、軽い登山をしに来たのか分からなくなってきます。

ようやく撮影スポットに到着すると、そこには歴戦の猛者のようなカメラマンさんが。
私はその隣に、ちょこんとお邪魔しました。

「すみません、端っこを少しだけ……」という気持ちで、ささささっと撮影。
そして、ささささっと退散。

プロのように一か所でじっくり構図を探り、光を待つ撮影にも憧れます。
釣りみたいでかっこいいですよね。
ただ、今の私は完全に回遊魚タイプ。
止まると不安になるタイプのカメラ初心者です。

来年以降は、少し落ち着いた撮影スタイルにしたい。
今年はまだ、バタバタスタイルで走り抜けます。

次に向かったのは、静岡県富士市の大淵笹場

途中で三島スカイウォークにも少しだけ寄り道しました。
どんな場所なのかなと覗いてみたら、とても良さそう。
ただ、この日は先を急いでいたので、本格的に入るのはまた今度。
観光地に「また来ますね」と心の中で言い残して、先へ進みます。

そして大淵笹場へ到着。

ここは、今年の1月1日、田貫湖の初日の出の帰りにも立ち寄った場所です。
その時は冬の深い色でしたが、今回は新茶の季節。
茶畑の黄緑色が本当にきれいでした。

富士山には雲がかかったり、切れたり。
見えるのか、隠れるのか。
こちらの心をもてあそぶような展開です。

それでも何とか、茶畑と富士山の美しい構図を撮影できました。
山のホテルにもいましたが、こちらにもテレビの撮影クルーがいました。

インタビューされたらどうしよう。
たぶん、うまく話せません。
「き、きれいですね……」くらいしか出てこない自信があります。
なので、遠巻きに見守ります。
安全第一です。

続いて向かったのは、今宮の茶畑。

大淵地区を走っている途中にも、綺麗な構図がいくつもあり、つい車を止めたくなります。
富士市、油断できません。
茶畑と富士山の組み合わせが、あちこちに潜んでいます。

今宮の茶畑も、茶畑と富士山のバランスが美しく、石垣の雰囲気も良い感じ。
派手さはないけれど、落ち着いた風景がじんわり沁みます。

最後に向かったのは、富士市岩本地区の茶畑
桜の季節に訪れた龍巌淵の近くです。

ここでも、ばっちりの構図を発見。
茶畑、富士山、初夏の光。
この日の任務は、これにて完了です。

箱根のツツジから始まり、富士市の茶畑を連続で巡る一日。
よく動きました。
自分で自分を褒めたいです。
できれば誰か、帰りの運転も褒めてほしい。

そして帰り道は、もちろん渋滞。
GWですからね。
ここまで込みで、もはや様式美です。

楽しいGWの4分の1が、無事に終了しました。

おまけの5月3日。

翌日は天気が悪そうだったので、基本的には家で過ごすことに。
午後から少し晴れたので、実家の様子を見に行き、そのあと東松山ぼたん園へ花手水を見に行きました。

ちなみに実家確認の理由は、アマゾンさんからボンカレーの定期便が届いている場合があるからです。
花よりボンカレー。
いや、花も見ます。

園内は芍薬の花が美しく、子どもたちが遊ぶスペースの一画にある巨大花手水も、とても華やかでした。

予定はギリギリ。
天気も読めない。
渋滞もある。
無人写真も難しい。

それでも、出かけてよかったと思える景色に出会えるから、写真活動はやめられません。

GW初戦、無事勝利。
ただし、体力ゲージはまあまあ削られました。


撮影日記 2026年4月26日 「あと一か所だけ」が終わらない、藤とつつじの春遠征

買い物や家のこともあるので、日曜日の撮影活動は午前中のみになることが多いです。まあ、こればかりはお天気次第ですね。ただ、日曜日にあまり引っ張りすぎると、月曜日の自分がかなりつらい。日曜の午後に調子に乗った自分を、月曜の朝の自分が静かに恨むという、よくある家庭内ならぬ自分内トラブルです。

この日は、シングル活動です。さすがに2日連続で遠征に付き合わせるのは、なかなかのドン引き案件。だいたい日曜日はソロ活になります。

でも、楽しいことって、ついつい時間を忘れてしまいますよね。仕事もこれくらい時間を忘れられたら最高なのですが、なぜ仕事の時間だけはあんなに時計の針が重いのでしょうか。永遠の謎です。

本来であれば、この日はソレイユの丘、くりはま花の国あたり、横須賀方面へ遠征する予定でした。しかし、お天気様のご都合により、北上が吉と出ていました。私がどれだけ地図アプリを見つめても、どれだけ横須賀に行きたい気持ちを高めても、お天気様には勝てません。人間は無力です。特にカメラを持った晴れ待ち人間は、だいぶ無力です。

インスタで、「雨なら雨、曇りなら曇り。その時々に合わせた写真を撮るべし」という言葉を見たことがあります。とても正しい。とてもかっこいい。ですが、今の私にはまだできません。私は完全に晴れ専門店です。太陽が第一優先。光が少ない日の撮影方法、どなたか本気で教えてください。今のところ、曇りの日は心の露出も少しアンダーになります。

そんなわけで、この日まず向かったのは、昨日たどり着けなかった「笠間つつじ公園」です。夕焼け狙いの予定が、朝焼け方面に変更となりました。人生、予定通りにはいきません。特に花と天気と体力は、こちらの都合をまったく聞いてくれません。

いつも通り、ホットコーヒーを飲みながら出発です。この日の車内で流れるのは、最新のPitchforkでBest New AlbumになっていたStarkerの「LIVING TYPE DANGEROUS Vol. 1」。英語は何を言っているのか全く分かりませんが、何やら不穏な感じは伝わってきます。きっと不穏です。たぶん危険な生活をしているのでしょう。こちらも朝から茨城へ向かっているので、ある意味では生活が少し危険です。これは一人の時に聴くやつですね。

外環、常磐道を快適に走り、あっという間に笠間方面へ。高速を降りてから、足立ナンバーの車がしばらく前を走っていました。「もしかして同業者?」と思って勝手に親近感を持っていたら、目的地目前で別の道へ。普通に別の用事でした。こういうこと、よくあります。勝手に仲間意識を持って、勝手に置いていかれる。人生の縮図です。

笠間つつじ公園に到着すると、ウォーキングをしている地元の方が結構いました。そして、つつじは満開です。満開。これは見事でした。ただ、雲が多めで光が少し弱い。やっぱりここは夕焼けが似合う場所なのかもしれません。来年こそは、夜に強くなって、夕方の撮影にチャレンジしたいところです。夜に強くなる、という言葉を毎朝4時起きの人間が言っている時点で、やや矛盾しておりますが。

それでも、丘の下からのカット、逆サイドからの眺めなど、いろいろ撮影できてプチ満足。花の色が斜面に広がる景色は、やはり迫力があります。つつじは近くで見る美しさもありますが、やっぱり遠くから色の塊として見ると強いですね。画面いっぱいに春が押し寄せてくる感じがあります。

しかし、時間がありません。次に向かいます。近くの笠間稲荷神社です。こちらは大きな藤の木が有名で、笠間つつじ公園と時期が重なるので、セットで立ち寄るにはちょうどいい場所です。お稲荷様なので、狐の石像もかわいらしい。藤の花は光が差し込みにくい場所でしたが、その分、ライトに照らされた雰囲気が幻想的でとてもきれいでした。晴れ専門店を名乗っておきながら、こういう光もいいなと思ってしまうあたり、人間の言うことは本当にあてになりません。

次に向かったのは、水郷潮来あやめ園です。ここからは下に下る感じです。昨年はあやめの時期に訪れましたが、少しピークアウトしていて残念だった思い出があります。ただ、その時に見た嫁入り舟はとても美しかったです。水郷潮来あやめ園の嫁入り舟は、5月下旬から6月下旬の「水郷潮来あやめまつり」期間中に行われる、白無垢姿の花嫁がサッパ舟と呼ばれる手漕ぎ舟で花婿の元へ向かう伝統行事です。あの風景は、またきちんと撮りに行きたいですね。

今回の目的は藤の花。これが、めちゃめちゃきれいで驚きました。しかも人が少ない。ほぼ独占状態です。最高です。藤の花が光に当たってキラキラしていて、思わずテンションが上がりました。人が少なくて、花がきれいで、光もある。撮影している時の自分は、たぶんかなり幸せそうな顔をしていたと思います。普段の疲れ切った顔とは別人です。できればその顔で月曜日も働きたいものです。

ここで、いったんタイムアウト。帰宅指令が発動しました。日曜日の午前活動には、ちゃんと門限があります。高速道路をとことこ進み、一度帰宅。そして買い物タイムへ……のはずでした。

ところが、ここで突然、ネットで見た藤花園、いわゆる牛島の藤のことを思い出してしまいました。思い出してしまったのです。こうなると厄介です。「買い物のついでに、ちょっとここだけ行かない?」と提案。まるで子供です。いや、まるでではなく、ほぼ子供です。大人の皮をかぶった、藤を見たい小学生です。

しぶしぶながらOKをもらい、買い物ついでというには少し強引な距離を40分ほど走って、春日部の藤花園へ向かいました。到着して、看板を見て驚きます。

「見頃過ぎ」。

きゃー。まじか。
しかし、ここまで来たら引き下がれません。私も男です。判断力が鈍った男です。

通常1200円のチケットが800円になっていました。割引はありがたい。でも割引されているということは、つまりそういうことです。それでも強行入場。結果、確かに完全にピークアウトしていました。看板に偽りなし。むしろ誠実。こちらの都合のいい期待だけが、勝手に咲き誇っておりました。

なんとか良さそうな場所を探して撮影しましたが、正直やっちまった感はあります。また来年ですね。たぶん。いや、こういう「たぶん」はだいたい本当に行くやつです。

そして、さらに始まる子供の駄々っ子。「あと、ついでにもう一個だけ……」。地元近くの越谷にある久伊豆神社です。ここも藤の花が咲いていたはず。せっかくなら、という言葉は危険です。カメラを持った人間の「せっかくなら」は、だいたい予定を壊します。

久伊豆神社に到着しましたが、こちらも少しピークアウト気味。あれまー。こんな日もあります。それでも、きれいに残っている場所を探しながら撮影しました。ピークを過ぎた花をどう撮るか。これはこれで修行です。晴れ専門店に続き、満開専門店もそろそろ卒業しなければいけないのかもしれません。できれば、もう少し先でお願いします。

この時期は気温も変わりやすく、例年通りにはいきません。本当に難しいですね。花の見頃は生き物です。ネットで見た情報も、数日違えばまったく変わります。昨日まで主役だった花が、今日には少し疲れている。こちらも似たようなものです。昨日の遠征の疲れが、今日の午後にしっかり咲いてきます。

気を取り直して、ようやく本来の目的である買い物へ。一週間分の食材やお酒などを、近くのオーケーストアで購入して帰宅しました。なんだかんだで、今週もしっかり楽しみました。

そして、川口市の野比のび太と言われている私は、お酒を飲んで、気絶するように寝てしまいました。正確には、誰にも言われていません。自分で言っています。眠る速度だけは、のび太くんに負けない自信があります。

あー楽しかった。
天気に振り回され、花のピークに置いていかれ、買い物ついでと言いながら全然ついでではない寄り道をして、最後は気絶。春の週末としては、なかなか完璧です。

来年こそは、もっと計画的に動きたい。昨日も同じことを思った気がします。たぶん来週も思います。成長とは、なかなか難しいものです。


撮影日記 2026年4月25日 春の花、開花スピード速すぎ問題。藤とつつじを追いかけて群馬まで

この週は、土曜日が晴天、日曜日は午前中だけ晴れという天気予報を、金曜日の午後にしっかり確認しました。……遅い。確認が遅いのです。

最近は本業が忙しく、土日の予定をきちんと立てる余裕がなかなかありません。「本業!?」と自分で書いてしまうあたり、ブログ活動への気持ちがやや前のめりになっておりますが、生活を支えてくれているのは本業です。そこは忘れてはいけません。忘れたら家の空気が少し冷たくなります。

そんなわずかな時間の中で、ブログ「関東風景紀行」の素材集めに熱中しています。この2年間でいろいろな場所へ撮影に行きましたが、まだまだ足りません。特に春の花。「つつじ」「ネモフィラ」「芝桜」「藤の花」あたりは、行ったことのない場所、撮ったことのない場所が山ほどあります。

先週はネモフィラと芝桜が中心。そして今週は、藤の花とつつじが主役です。春のこの時期は、花の主役交代が本当に早い。桜が終わったと思ったら、芝桜が来て、ネモフィラが来て、藤が咲いて、つつじが燃える。こちらの体力と財布とSDカードの容量を一切考慮してくれません。

この時期になると毎年思います。「雨の日だけ出勤で、晴れの日は全部休みになる仕事、どこかにないかしら」と。そんな都合のいい仕事はありません。あったとしても、応募倍率は富士山頂から見たご来光くらい高いでしょう。

というわけで、4月25日の撮影メニューはこちらです。五大尊つつじ公園、長泉寺の藤の花、ふじの咲く丘、鼻高展望花の丘、つつじが岡公園。なかなかの欲張りセットです。胃袋なら完全に食べ過ぎです。

この日はパートナーありの遠征。土曜日は妻も参加してくれるので、とても頼もしいです。一人の撮影は自由で気楽な反面、時として精神的にハードです。ただ、風景撮影というものは、納得するまで撮りたくなってしまうもの。一緒に来た人を待たせてしまうこともあり、毎回少し心苦しいのです。「もう少しだけ」が、だいたい長い。カメラを持った人間の「あと一枚」は、飲み会の「最後に一杯」と同じくらい信用できません。

朝は4時起き。いつもの通り、暖かくなりだした今も、BOSSのカフェオレはホットです。私は「コンビニさん、通年でホットのペットボトルを売ってほしい協会」の会長を勝手に兼務しております。

車内に流れるのは、Pitchforkで気になっていた「HYPER GAL」。聴き始めてすぐに思いました。これは、一人で聴いたほうがよさそうな音楽だ。そんな荒々しい音を構わず流す私は、なかなか自分勝手です。朝4時台の車内に、爽やかさよりも尖りを持ち込む男。もう少しパートナーに優しい選曲を覚えたほうがいいですね。

まず向かったのは、埼玉県入間郡越生町の五大尊つつじ公園です。越生といえば梅林のイメージが強いですが、五大尊つつじ公園も負けていません。外環、関越を進み、坂戸西スマートICで降りて、下道をしばらく走ると、少し遠くからでも山一面のつつじが見えてきました。

つつじは、少し離れて見るのが美しい花だと思います。山肌に広がる色の塊。近くで一輪を見るよりも、全体で押し寄せてくる感じがいいのです。到着すると、カメラを持った方もちらほらいましたが、どちらかというとハイキング目的の方が多い印象でした。皆さん、服装がしっかりしています。一方こちらは、気持ちだけは山岳カメラマン。体力は高尾山で息切れするレベルです。

富士山に登ってみたい。山岳写真も撮ってみたい。そんな夢はあります。ただ、その前にプールかジムか、いや、まずは食生活の見直しから始めるべきでしょう。ラーメンの予定を入れながら言うことではありませんが。

五大尊つつじ公園は、太陽の光がまだ差し込む前で、写真としては少し難しい時間帯でした。それでも、公園そのものはとても素敵です。山の上まで登ることができ、つつじを眺めながら軽く散策するにはちょうどいい場所でした。軽く汗をかき、軽く息も上がり、軽く自分の運動不足を反省して退散です。

次に向かったのは、本庄市の長泉寺。昨年も訪れた藤の名所です。昨年は手前側の藤がきれいに咲いていましたが、奥の大きな藤棚はまだこれからという状態でした。今年は公式サイトで5分咲きとのこと。しかし私は思いました。「暖かいし、もう咲いているだろう」と。結果、やはり5分咲きでした。公式サイトが正しいに決まっております。現地に行けば奇跡が起きると思いがちですが、花は人間の都合では咲きません。

それでも十分に美しく、しっかり堪能できました。藤の花は、垂れ下がる姿に独特の品があります。こちらの焦りや欲深さを、静かに見透かされているような気分になります。

さて、次はお初の場所、群馬県藤岡市の「ふじの咲く丘」です。ここは、とてもよかったです。かなり気に入りました。午前中の早い時間に到着したため、人が少ない状態で撮影することができました。しかし、しばらくするとどんどん人が増えてきます。地元ではかなり知られたスポットなのでしょう。

藤の花が美しく、園内も歩きやすく、写真も撮りやすい。こういう場所に出会えると、朝早く出た甲斐があります。眠気も疲れも一瞬忘れます。まあ、帰り道でまとめて請求されるのですが。

続いて向かったのは、お気に入りスポットの鼻高展望花の丘。ここは年に数回訪れる場所です。この時期は、菜の花とネモフィラがきれいに咲いていました。いつ来ても気持ちのいい場所です。次はひまわりかコスモスの時期にまた来たいですね。

そして、この近くにある少林山達磨寺。いつか達磨供養に行きたいと思っているのですが、毎年1月15日。しかも平日が多い。そこで私は、普通にチャッピーさんに聞きました。「チャッピーさん、1月15日が土曜日なのは何年後?」答えは、2028年1月15日。土曜日です。

メモしました。皆さん、2028年1月15日は少林山達磨寺でお会いしましょう。こちらは忘れている可能性がありますが、チャッピーさんは覚えているはずです。たぶん。

この日の最終スポットは、群馬県館林市のつつじが岡公園。その前に、お昼休憩です。この日のお昼は「おおぎやラーメン」。群馬県のソウルフードらしいです。味噌ラーメンがパンチ強めで、とてもおいしかったです。小田原タンメンとともに、お気に入りラーメンリストへ入りました。食生活を見直す話は、いったん見なかったことにします。

お腹を満たし、いよいよ最終目的地のつつじが岡公園へ。本当は体力に余裕があれば、笠間つつじ公園で夕方を迎えたいという野望もありました。しかし、そんな元気はありませんでした。人間、欲張りすぎてはいけません。特に40代後半の早朝4時起きは、午後になると急に現実がやってきます。

館林にはこれまでも何度か来たことがあります。ただ、つつじは正直あまり得意ではなく、つつじが岡公園は後回しになっていました。しかし、これは後回しにしていたことを後悔するレベルの絶景でした。若干ピークは過ぎていましたが、それでも十分に見応えがあります。来年は、もっとドンピシャのタイミングで訪れたい場所です。

つつじが岡公園は、つつじの密度と迫力がすごい。歴史ある名所らしい重みもあり、ただ花が咲いているだけではない雰囲気があります。これは人気があるのも納得です。

こうして、藤の花、つつじ、ネモフィラ、菜の花を巡る春の花遠征は終了しました。ああ、楽しかった。そして、疲れました。でも、この疲れはいい疲れです。素材もたくさん集まり、ブログ活動としても大収穫。春の花リレーに振り回されながらも、こうして追いかけている時間が、なんだかんだ一番楽しいのかもしれません。

来年こそは、もっと計画的に動きたい。毎年そう思っています。そして来年の自分も、きっと金曜日の午後に天気予報を見ながら焦っていることでしょう。成長とは、なかなか難しいものです。


撮影日記 2026年4月19日 もう全部回るしかなかった|芝桜・富士山・うどんで締めた暴走日曜日

この日は、前日に続き遠征です。ターゲットは「富士本栖湖リゾート」の芝桜。本当は花桃の里も行きたかったのですが、さすがに距離がエグい。今回は断念。来年は泊まりで行こうと、未来の自分に軽くプレッシャーをかけておきます。

そんなわけで、この日も安定の4時起床。もはや早起きというより“標準仕様”。この日はパートナーありなので、道中の眠気問題はクリア。人と話してると眠くならないという、人類のありがたい仕様に助けられます。

この日は無事にホットコーヒーを購入して出発。昨日との最大の違いはここです。コーヒーがあるだけで人間のパフォーマンスは30%くらい上がる気がします(※個人の感想)。外環から中央高速へ進むと、ばっちり富士山が見えてきます。「あれ、ちょっと雪減った?」なんて話しているうちに、あっという間に下道へ。そして表示された気温「10度」。え、普通に寒い。春とは。とはいえ、厚手の服を積んでいた自分、ナイス判断。こういう小さな成功体験、大事にしたいタイプです。

到着してみると…あれ、昨日と同じ光景。すでに結構な人。体感30人くらい並んでいて、しかも事前チケットの列あり。そうなんですよね、前日まで花桃と悩んでいたので、チケット未購入。完全に“後出しジャンケン失敗パターン”。芝桜やネモフィラって低い位置に咲くので、どうしても人の映り込みが気になる。毎回「消しゴムマジック使えたらな…」と思いつつ、いまだに未習得。文明の利器、使いこなせてない代表です。

そんな中、目に入る「気球 4000円で優先入場」の看板。ちょっと心が揺れる。でも冷静に考えて、今日は芝桜を撮りに来ているのであって、気球に乗りに来たわけではない。…と自分に言い聞かせてスルー。リッチマンになったら乗ります(毎回言ってる)。

しばらくして開門。ここで謎現象発生。なぜか事前チケット列より先に入場。どういう仕組みなのか分からないけど、結果オーライ。世の中、時々こういう“理由の分からないラッキー”があります。

入ってすぐ池側へ向かうと、なんとほぼ無人。ここで撮影開始。芝桜と小さく見える富士山の組み合わせ、これが良い。手入れもしっかりされていて、芝桜がとにかく綺麗。少し雲はあったものの、富士山もちゃんと見えて満足。こういう“ちゃんと撮れた感”があると、その日だいたい勝ちです。

続いて向かったのが「新名庄川(忍野村)」。桜は正直もう厳しいだろうと思いつつ、“ワンチャン残ってたら勝ち”の精神で向かいます。結果、桜は見事に散っていました。はい、知ってた。でも海外の観光客がかなり多くて、ここ完全に世界デビューしてるなと実感。少し歩き回って、なんとか富士山と桜を一緒に撮れるポイントを発見。満開だったらとんでもないポテンシャルの場所。これは来年リベンジ確定です。

次に向かったのが「山中湖花の都公園」。ここは向日葵やコスモスで何度も来ている安心感のある場所。今回は八重枝垂れ桜とチューリップ狙い。到着してみると…八重枝垂れ桜、めちゃくちゃ綺麗。思わず「わお」と声が出るレベル。しかもこのタイミングで空がスカッと晴れる。持ってるのか、たまたまなのか。たぶん後者。でも気分は前者。富士山とのコラボもばっちり撮影できて、テンションは完全に回復。

ここでお昼休憩。このあたりに来ると、だいたい行くのが「吉田うどん」。極太でコシが強くて、噛むたびに“食べてる感”がすごい。優しい讃岐とは真逆の、ちょっと気合い入ったうどん。これはこれでクセになります。

日曜日なので早めに帰る予定…だったのですが、やっぱり寄ってしまう「大石公園」。ネモフィラと富士山の組み合わせを狙います。ここも海外の方が多くて、もはや“ここ日本だっけ?”ってなる瞬間あり。周辺はしっかり渋滞。でもその先にある景色はちゃんと良い。富士山とネモフィラ、やっぱり強い。今年はラベンダーと夕焼けのタイミングでも来たいなと、また予定を増やしてしまいました。

こうして土日連続遠征は終了。翌日は仕事なので、さすがにここで撤収。帰りの中央道は、はい、安定の渋滞。でももう慣れました。この“帰りの渋滞込みで一日”という感覚、ちょっと大人になった気がします(たぶん気のせい)。

結果、土日でかなりの“出来高”を回収。ネモフィラ、芝桜、つつじ(ちょい)、藤(ちょい)。なかなかの打率です。満足度高めの週末でした。

ただ一つ言えるのは、2日連続遠征は楽しいけど、体はちゃんと正直。月曜の朝、だいたい静かにダメージが出ます。来週の自分、がんばれ。


撮影日記 2026年4月18日 健康診断とネモフィラと、だいぶ無茶な一日

この日は、年に一度の健康診断の日。本来なら前日の金曜午後の予定だったのですが、例によって“やらかしの神”が降臨し、都内営業と見事にダブルブッキング。結果、土曜日へスライドという、すでに不穏なスタートです。

健康診断って、あの独特の「知らなければ幸せだったかもしれない現実」と向き合う日ですよね。というのも私は毎日お酒を欠かさず、最近のレギュラーは「キリン 本搾り6% 500ml」。果汁とウォッカだけ、甘味料なし。この潔さ、もはや職人芸。そこに日本酒やウイスキーが気まぐれに参戦してくるので、体内はちょっとした“多国籍軍”。そんな状態での健康診断、まあ軽めのホラーです。

さて、この日の診断は15時30分、場所は鳩ヶ谷。問題はそれまでの時間をどう使うか。…撮るしかないでしょう。ブログ「関東風景紀行」は“自分で撮った写真しか使わない”という、なかなかの縛りプレイ中。その結果、今年はネモフィラ・芝桜・つつじが見事に不足。ということでこの日は、ネモフィラ(ひたち海浜公園)芝桜(市貝町)→余力があれば藤(あしかがフラワーパーク)という、“健康診断前とは思えない”三段構えで挑むことにしました。

まずは、ひたち海浜公園。開門は7時、逆算して4時起き。はい、通常営業です。ただしこの日は健康診断のためコーヒー禁止。朝コーヒーなしって、エンジンオイル抜いて高速乗る感じ。さらに食事も曖昧なまま、「お茶だけで15時30分まで耐えるのか自分?」という、謎の我慢大会がスタートしました。

順調に高速を飛ばし、西口に到着。…で、驚愕。すでに車、約100台。え、ここは早起き選手権の会場ですか?普段は一番乗り気質の私も、この日は堂々の100番手。しかも天気は曇り。予報、どこいった。もう心が2回折れました。

開門後は、例によって“おじダッシュ”。最初の1分は若者ばりにごぼう抜き→その後、急激に現実へ帰還してただの競歩。結果、20番手くらいで到着。そして奇跡の「無人10秒」。設定?構図?そんな贅沢は言ってられません。とにかく押す。シャッターを押す。数枚だけ確保して、はい終了。終わってみれば「もっと早く来い・場所把握しとけ・自転車検討しろ」という、来年への宿題フルセット。毎年アップデートされる“自分へのダメ出し”です。

その後、水仙チューリップへ。ネモフィラに人が集中しているおかげで、こちらは意外と快適。むしろチューリップ、かなり良い。主役じゃない日のポテンシャル、侮れません。こういうの、ちょっと得した気分になります。

続いて、市貝町の芝桜へ。1時間半のはずが、ウネウネ山道で体感3時間。ナビに軽く裏切られつつ到着し、シャトルバスで現地へ。斜面いっぱいの芝桜、これは普通に感動。ただし人も普通に多い。無人撮影は潔く諦め、ここはスマホにバトンタッチ。文明の利器、大事。そして帰りに、芳那の水晶湖の桜を数枚。この“ついでの一枚”が、意外と好きなんですよね。メインじゃないやつほど、あとで見返すと良かったりする不思議。

さて、ここで分岐点。帰るか、それともあしかがフラワーパークか。チケット、持ってるんですよね…。はい、行きます。もはや流れ的に行くしかないやつです。

滞在時間、約40分。もはや観光ではなく“高速立ち寄り”。それでも藤・つつじ・八重桜、どれも見事で「見どころの交通渋滞」。正直2時間欲しい場所を40分で回るという、ちょっとした暴挙。でも来た価値はありました。むしろ“短時間で最大満足を引き出す能力”が鍛えられた気がします(ポジティブ変換)。

そして現実へ帰還。自宅に戻り、書類をつかみ、鳩ヶ谷へ。無事、間に合いました。ここまでくると、もはや勝ち。今日のMVPは“時間管理した自分”です(※ギリギリ)。

健康診断の結果。①体重・ウエスト減少→嬉しいけど、この年齢だと逆に怖い。「これ大丈夫な減り方?」ってなるやつ。②腎臓に石あり→初耳。しかも去年からいたらしい。知らぬ間に同居していた“石”。なかなかパンチのあるルームメイトです。

そして最後に。検査後、空腹に耐えきれずセブンで春巻きとカルピスウォーターを流し込み、夕食が入らなくなるという完璧な締め。計画性とは何かを改めて考えさせられました(考えるだけ)。

この日は完全に綱渡りの一日でしたが、なんとか落ちずに渡りきりました。ただ一つ言えるのは、健康診断の日にネモフィラ→芝桜→藤はやめたほうがいい。来年の自分へ、強めに言っておきます。いや、たぶんまたやるけど。


撮影日記 2026年4月12日 群馬で寄り道しすぎて予定が崩壊した日(でも満足度は過去最高)

この日は、群馬県を攻めることになっておりました。
発端はシンプルで、「尖った岩山が見たい」という、なかなかクセのある家族からの要望です。普通は温泉とか言うんですけどね。うちは岩です。

とはいえ、ただ岩山を見るだけでは終われないのが私の性分。どうせなら何かと絡めたい。そんな中で見つけたのが、岩井親水公園。水仙と桜並木のコラボという、ちょっと珍しい組み合わせ。これはもう「行きたいモード」に突入です。開花情報は「散り始め」。ですが関係ありません。「なんとかなるっしょ」の精神で突き進みます。

この日は、岩山+桜という贅沢構成。ルートは「岩井親水公園」と「妙義山さくらの里」、あとはいつもの行き当たりばったり。計画性はあるようでないスタイルです。

起床は安定の4時。もはや目覚ましは不要です。体が勝手に動きます。外環から関越へと進み、約2時間で現地到着。すでに数名の撮影部隊がスタンバイ。「散り始め」との情報通り、桜はやや終盤、水仙も手前は少しダメージあり。ああ、先週だったか…と思いつつも、春は選択肢が多すぎるので仕方ない。

それでも、間違いなくポテンシャルの高い場所。満開ゾーンを探して「満開っぽく撮る」という、撮影者あるあるのテクニックを発動。こういう小細工、嫌いじゃありません。のどかでいい場所だなと思いつつ、早くもリベンジリスト入り確定です。

ここで妻から一言。「中之条ガーデンズ花桃の丘、近いよ」

検索。
「え、なにここ、めちゃくちゃ綺麗じゃん」

なんで今まで知らなかったんだろうというレベルのスポット発見。こういう瞬間、テンション上がります。即ルート変更。こうして予定は崩れていきます。

現地到着。ただし開園前。仕方なく上の道から“外側鑑賞”。でもこれが十分すぎるほど綺麗。山の上から見える景色も含めて、「ここ絶対ちゃんと来るやつだ」と確信。撮影しながら、未来の自分に宿題を投げておきます。

さて次は、妙義山さくらの里。この日は日曜なので「遅くても15時には帰ろうね」という、平和なショートプランのはずでした。

…この時までは。

まず狂い始めたのが、景色の強さ。群馬、ちょっと反則です。そこらじゅうが綺麗すぎる。

第一の誤算が、岩櫃山。郷原駅 付近から見える岩山と桜の組み合わせが見事すぎて緊急停車。予定外の撮影。もうこの時点でスケジュールは崩壊し始めています。

その後、お腹が空きすぎて町のラーメン屋へ避難。味噌ラーメンと餃子がうますぎる。こういう店、だいたい当たりです。町中華、裏切らない。

さらに進むと、今度は左手に見事な枝垂れ桜。気づけば吸い込まれるように立ち寄ったのが、大運寺。これがまた大当たり。石垣と桜の組み合わせが美しく、「なんで今まで知らなかったんだろう」本日2回目。

ここで出会った方から「妙義神社もいいですよ」との情報。こういう“現地情報”、断る理由はありません。即採用です。

妙義神社、到着。
階段、急。めちゃくちゃ急。軽い登山です。

でも、その分景色は最高。石垣と桜、そして神社の雰囲気。来てよかったと思える場所。さっきの方、ありがとうございますと心の中でお礼。

そしてようやく、本日のメインイベントその2、妙義山さくらの里へ。

来ました。
ソメイヨシノ満開+切り立った岩山。

「やっほー!」

完全にテンションが小学生です。切り立った山々を見ながら「絶対登れないな」と冷静な判断を挟みつつ、ひたすら撮影。岩と桜、この組み合わせ、やっぱり強い。

こうして振り返ると、完全にショートではなくロングコース。予定は崩壊。でも満足度は過去最高クラス。

たぶん明日の月曜は、ちょっと疲れてると思います。でもいいんです。これだけ見て、これだけ撮って、満足してるのであれば、それはもう“勝ち”です。

群馬、ちょっと強すぎました。
また来ます。確実に来ます。

そして次は、もう少し計画的に回ろうと思います。
…たぶん無理ですけど。


撮影日記 2026年4月11日 チューリップに振り回されて1日が終わった大人の記録

さてさて、やってきました。ソメイヨシノが散り、心にぽっかり穴が開くこの季節。その穴を埋めるかのように始まるのが――チューリップ祭り。英語で言うとチューリップフェス。…いや、どっちでもいいんですけどね。言い方を変えても、やることは同じです。見て撮るだけです。

今週の土曜日は、勝手に三本立て。
あけぼの山農業公園
佐倉ふるさと広場
東京ドイツ村
…おっとこれはサザエさん方式。日曜ではなく土曜にやるあたり、若干の反抗期です。

金曜日の午後。デスクに向かいながら、頭の中は仕事90%、撮影スポット10%。本当です。逆ではありません。断じて違います。たぶん。候補には国営ひたち海浜公園や芝桜、花桃などもありましたが、ピークは来週以降。「今じゃないな…」と珍しく冷静な判断。そんな中、Instagramで流れてきた東京ドイツ村のチューリップ…めちゃくちゃ綺麗。はい、決定です。人は3秒で予定を変える生き物です。

まずは安定のホームグラウンド、あけぼの山へ。いつものセブンでBOSSカフェオレを買い、“朝活の儀式”を済ませて出発。車内BGMは謎のアーティスト。Pitchfork高評価という理由だけで再生。昔はCD一枚買うのに悩んでいたのに、今は「良いらしい」で即再生。便利になったのか、雑になったのか。たぶん両方です。

柏で高速を降りてからの、永遠の田んぼ道。そしてこの日の敵――霧。もうね、前が見えない。「これは撮影どころじゃないのでは?」と思いながらも進むのが、引き返さないタイプの人間の弱さです。途中、橋や電車が浮いて見える幻想的な景色。本当はここも撮りたい。でも止まれない。だいたい良い景色は止まれない場所にあります。

現地到着。早いと思ったら、すでに100人以上のガチ勢。「まだまだ甘いな…」と自分に言い聞かせながら、三脚は諦め手持ちで参戦。この時点で半分負けています。しばらくすると太陽が顔を出す。「ああ、やっぱり綺麗だな」ここは本当に優秀な撮影スポット。チューリップもひまわりもコスモスも全部優等生。軽く撮影して満足、次へ。

ドイツ村へ向かう途中――「あれ?」少し寄り道すれば佐倉ふるさと広場がある。しかも工事中だけど一部見れるらしい。…寄りますよね。通り道なら普通。ここがまた、いい意味でコンパクト。でもしっかり綺麗。チューリップに加えてネモフィラまで。完全にサービス過剰。撮影者も少なくかなり快適。「こういう穴場が一番いいんだよな」と、帰り際には誰もが言うセリフを心の中で再生。

そして本日のメインイベント、東京ドイツ村。9時前に到着し車内待機。開園前のこの時間、なんか好きです。少し早めにゲートオープン。こういう小さなラッキー、好きです。中に入ると――カラフル。とにかくカラフル。「これは勝ったな」誰と戦っているのか分かりませんが勝ちです。高低差のある地形で奥行きも出る。撮影しやすい、非常に良い設計。昭和記念公園も素晴らしいですが、ここも全然負けてない。むしろ好きかもしれない。

気づけば長時間撮影。満足。完全に満足。ただ芝桜は少ししか撮れず。人間、欲張るとダメですね。ここで一旦帰宅。なぜなら帰宅指令が出ているからです。これ、最重要ミッションです。

そして午後の部。向かったのは常陸風土記の丘の枝垂れ桜。少しピークアウト気味。でも「来れなかった後悔」より「行った微妙」の方が良い。これは人生の真理です。現地はお祭りモード。コスプレの方々も多数。忍たま?鬼滅?よく分かりませんが楽しそう。こちらはただのカメラおじさん。ジャンルが違います。

枝垂れ桜はやや終了気味。でも確信しました。「ここ、満開の時ヤバいやつだ」ということで来年のリベンジリスト入り決定。リストだけはどんどん増えていきます。帰りは道の駅で食材を買い込み撤収。

こうして振り返ると、チューリップ3本+枝垂れ桜1本。完全にやりすぎです。それでも思うんです。これだけ動いて、これだけ見て、まだ「次どこ行こう」と考えている自分。たぶん、ちょうどいいくらいにハマってる状態です。いや、ちょっと超えてるかもしれません。


撮影日記 2026年4月8日 水曜の朝4時からチューリップ撮って出社する人間の言い訳

水曜日の犯行記録(仕事はしているつもりです)

またしても平日です。しかも、ど真ん中の水曜日。逃げ場なし。言い訳も効きにくい曜日ランキング堂々の1位です。とはいえ春。そう、春なんです。

春になると、日の出が早くなる。つまり、人間の理性より先に太陽が起きる季節です。こうなるともうダメです。こちらも起きるしかない。この日も、定刻の4時起床。もはや「早起き」ではなく「通常運転」です。

朝活とは何か?それは、出社前に写真を撮りに行って、なかったことにする高度な自己満足活動です。夏至に近づくこの時期、東京の日の出は4時台。つまり、少し気合いを入れれば、日の出を撮って、余裕で会社に間に合うという、社会人としてギリギリ許される遊び方が成立します。この“ギリギリ許されるライン”を攻めるのが、朝活の本質です。

というわけで、この日の目的地は猿江恩賜公園のチューリップフェス。ホットコーヒーを片手に、車にイン。この時点でまだ世間は寝ています。勝ちです。

BGMは最近お気に入りのElmiene。どこかBabyfaceを思わせる、甘くて少し懐かしい空気。「これは今日、いい写真撮れるやつだな」などと、根拠のない自信を抱きながら首都高を流すこと約30分。到着。早すぎました。

公園あるあるですが、早朝は“ガチ勢”ではなく“健康勢”が多い。ウォーキング、ラジオ体操、犬の散歩。そこに紛れ込む、カメラを抱えた謎の男。「この人、何撮ってるんだろう…」という視線を、全身で浴びながら心の中で叫びます。「チューリップです!!!」声には出しません。大人なので。

しかしここで問題発生。都内の公園、ビルに囲まれているため、光が来るのが遅い。チューリップはいる。自分もいる。でも、光がいない。完全に主役不在の現場です。

待つしかない。ただ、こちらは出社前。タイムリミット付きの人生です。そして、ようやく――ほんの一部に、光が差す。「来た!」シャッターを切る。切る。切る。…終了。

滞在時間の9割が待機、1割が撮影という、効率の悪さで言えばトップクラスの朝活でした。ここでひとつ学び。朝活の極意:光が当たる場所を選べ。これに尽きます。

例えば、以前行ったあけぼの山農業公園や水元公園は、朝の光が入りやすく、圧倒的に戦いやすいフィールド。場所選び=勝敗です。

とはいえ、この日の収穫はわずか。でも、それでいいんです。朝活は結果ではなく、「この場所は何時が正解か」というデータ収集活動でもあるので。負けではない。次に活きる敗北です(便利な言葉)。

帰り道、少しだけ渋滞。そんな時のお供はAudible。今聴いているのは「殺し屋の営業術」。これがまた面白い。内容は言えませんが、完全にながら聴きのレベルを超えてきます。

気づけば週に5冊ペース。1.7倍速が標準になり、1倍速がスロー再生に感じるという、軽く人間の処理能力を超え始めています。

そして会社到着、7時30分。始業前ですが、仕事開始。えらいですね。自分で言うのもなんですが、「朝4時から遊んでる人の動きではない」です。

ちなみに私は勝手にフレックス制を採用しています。早く来る代わりに、残業はしない。なぜなら――9時に寝るからです。完全に小学生の生活リズムです。

それにしても思うのは、写真って土日だけの趣味じゃないんですよね。仕事の前でも、後でも、ちょっとした時間で非日常に触れられる。むしろ、限られた時間だからこそ、一枚の重みが増す気がします。

というわけで、水曜日の朝からチューリップを撮りに行き、何食わぬ顔で出社するという、社会人としてギリギリのラインを攻めた一日でした。たぶん、またやります。


撮影日記 2026年4月5日 晴れたら負け。3時間半で熊谷まで行って帰ってきた話(その後ステーキ)

前日は友人との集まり、そして雨。つまり撮影はなし。さらにこの日も関東は雨・曇り予報。「これは久しぶりにゆっくりできるやつだな」と判断して、6時起床。普段からするとだいぶ遅めで、体に優しい朝です。午後からは家族ミッション。ブロンコビリーで肉とサラダを食べまくるという、なかなか重要なイベントが控えています。これはもう完全オフ。そう決めて、コーヒー片手にパソコンを開き、金曜日に撮った写真を整理しながら穏やかな時間を過ごしていました。

と・こ・ろ・が。

ふとカーテンの隙間から一筋の光。「あれ?」と思ってもう一度見る。…晴れてる。いやいや、今日は曇りと雨のはず。時刻は8時半。「なんだよ、晴れてるじゃん。もっと早く言ってよ」と、誰に向かっているのかよくわからない文句を言いながら、テンションだけはしっかり上昇。そして出てくるお決まりの一言。「ちょっとだけ、行ってきていい?」この“ちょっとだけ”が信用されないことは、こちらも十分理解しています。「14時までには戻るから」とブロンコビリーを担保に交渉成立。視線の温度はやや低めですが、出発です。

持ち時間は約3時間半。近場の見沼田んぼで手堅くいくか…と考えたところで、どこからともなくもう一人の自分が現れます。「行きたいって言ってた場所、あったよね?」はい、出ました。今年こそ行くと決めていた熊谷桜堤と元荒川。検索すると片道約60分。現地で各30分なら…計算上はいける。いや普通はいかない。でもこの時点でスイッチは完全に入っているので、冷静な判断は一旦棚上げ。気づけば外環から関越へ。

ところが進むにつれて、空は順調に曇りへ。「さっきの晴れ、どこいった?」と思った頃には、もう戻るには惜しい距離。毎回このパターンです。それでも「まあ撮れればいいか」と自分をなだめつつ到着したのが元荒川の桜並木。あとから知りましたがスポットは点在しているようで、今回は熊谷エリア。目印は近くのセキ薬品あたり。もちろん駐車場は使っていませんよ、ここ大事です。光は弱く、コントラストも出にくいコンディション。それでも一通り撮影して、「これは来年リベンジだな」と未来の自分に宿題を一つ追加。

続いて熊谷桜堤。到着してまず思ったのが、「これはもうイベント会場だな」という混雑ぶり。人、人、人。なんとか駐車して、最低限のカットだけ押さえて撤退。ここは完全に“早朝専用スポット”と認定です。スケールは圧倒的。だからこそ、ちゃんと撮りたい。はい、ここも来年リベンジ確定。

時間はすでにギリギリ。普通ならここで帰りますが、もう一箇所だけと寄ったのが深谷グリーンパーク(パティオ)。チューリップと桜が同時に撮れる、なかなか欲張りな場所です。前日の雨の影響を心配していましたが、状態はむしろ良好。「おお、いいじゃん」と思いつつ撮影。ただし人もそれなりにいるので無人カットは断念。この日だけで「来年はこう撮る」がいくつも増えました。毎年同じことを言っている気もしますが。

というわけで全力で撮影して、そのまま急いで帰宅。時間は…しっかり間に合いました。こういうところだけ妙に帳尻が合うのが不思議です。そしてそのままブロンコビリーへ。朝からコーヒー1杯だった体に、サラダバーがやたらと染みる。というより、吸収のスピードが違う。たぶん体の方も「やっと来たか」と思っていたはずです。

写真としては正直、納得しきれない部分もあります。天気もタイミングも万全ではなかった。それでも「あ、晴れてるかも」と思った瞬間から動いたこの一日は、なんだかんだで楽しかった。計画性ゼロ、準備不足、時間制限あり。それでも動いたからこそ見えた景色もある。…まあ来年はちゃんと準備します。たぶん。

そんなこんなで、桜とステーキにきっちり振り回された、なかなか密度の高い一日でした。


撮影日記 2026年4月3日 フロム・ドーン・ティル・ダスク(途中ちゃんと仕事してます)な桜の日

この日の作戦コードネームは「フロム・ドーン・ティル・ダスク(途中仕事含む)」です。このタイトルでピンときた方、だいたい同世代。あの頃はちゃんと映画館に行っていた側の人間です。本家は夜スタートですが、こちらは朝4時スタート。内容もバイオレンスではなく、“桜を逃したくない人間の静かな抵抗”という、だいぶ生活感のある話です。

そういえば最近、映画を見なくなりました。去年は「国宝」を観に行こうかなと思いつつ、その“かな”のまま自然消滅。最近はAudibleで本を聞きながら、YouTubeを少しつまむ程度で満足しています。効率はいいけど、没入は浅い。このあたり、少し見直したいところです。…と言いつつ、たぶんしばらくはこのままです。

さて現実。この週末は両日とも曇りと雨。普通なら「今週は見送り」が正解です。ただ、桜に関してはその“普通”がまったく機能しません。「これで終わるかもしれない」この一言で判断基準はあっさり書き換わります。はい、今回も例外なく書き換わりました。

そこで今回の動きはシンプルです。朝に撮る→仕事→抜けて撮る→戻る→もう一度撮る。文章にすると少し危ういですが、これは“時間の再配置”。サボりではありません。ここは静かに強調しておきます。

最初は尾久の原公園。会社から30分。近い=行く理由としては十分です。ただし直行はせず、一度会社に寄ってPCを立ち上げ、軽く作業。これで「ちゃんとやってから出てます」という空気を自分の中にセット。早朝の都内は不思議と優しく、同じ道でも少し違って見えます。車内ではLadytron。どこかPet Shop Boysを思い出す質感で、この時間帯にちょうどいい。

現地の桜はというと、やや判断が難しい状態。咲いているところはきれいですが、全体としてはこれからなのか終わりかけなのか、少し曖昧。たまたま話した方も「今年よくわからないんだよね」と同じ結論でした。桜側も迷っているのかもしれません。とはいえ咲いている場所を選んで淡々と撮影。こういう日は、深入りしないのがちょうどいい。

軽く撮って、そのまま何食わぬ顔で仕事へ。この切り替え、年々スムーズになっています。昼は戸田の荒川土手へ。マクドナルドをドライブスルーして、そのまま「戸田桜づつみ」へ直行。滞在は約1時間。ポイントを絞ってテンポよく撮影。このくらいの制限がある方が、むしろ判断は速くなります。人間、時間があると迷う生き物です。

その後また何食わぬ顔で業務復帰。本日このスキルを何回使っているのかは数えないことにします。夕方はトラブルもなく16時に終了。「たまにはいいでしょ」と便利な一言を添えて再出発。まずは荒川運動公園桜堤。安行桜・ソメイヨシノ・八重桜とコンパクトに揃っていて、短時間でもしっかり満足できる場所です。

続いて川口神社。こちらはやや葉桜寄りで、ほんの少しタイミングがずれた印象。桜は毎年、ほんの数日でこちらの都合を軽く置いていきます。

そして、赤羽側の荒川土手。「北区立荒川赤羽桜堤緑地」でも軽く撮影。

最後は隅田川の桜まつり。初訪問でしたが、両岸に広がる桜はやはり見応えがあります。ただ時間帯はやや難しい。夕方から夜にかけては光が安定せず、設定も少し迷子気味。「これで合っているのか」と思いながらも、そのまま撮り続ける。この時間も含めて、悪くありません。

写真としては少しだけ不完全燃焼。それでも一日としては十分満足です。朝に動いて、仕事を挟んで、また外へ出る。少し忙しいですが、このリズムは嫌いではありません。たぶん来年も同じことをやっています。そのときもまた、きっと言っているはずです。「今日は軽く」と。


撮影日記 2026年3月29日 「今日は軽めに」のはずが桜スポット6ヶ所。またしても理性が満開に負けた。

この日は単独行動です。前日は静岡〜山梨のロング遠征で、帰宅は21時前。朝から晩まで動き倒して、普通なら「今日は休むか」となるところですが、そこはいつものパターン。「いや、まだいけるな」で決定です。とはいえ完全無敵ではないので、ほんの少しだけ自分に優しくして、4時30分起床。自分の中ではだいぶ遅い部類に入るので、ちょっとした回復日扱いです。土日はとことん動いて、月曜の午前中に力尽きる、これがいつものリズム。効率が良いのか悪いのかはさておき、体はちゃんと覚えているようです。

今日はちゃんとブレーキも用意しています。「お昼には帰る」。この一言があるだけで、なんとなく大人の判断に見えるのが不思議です。持ち時間は約6時間。本当は目黒川も気になっていたのですが、開花状況を考えると少し早そう。東京か埼玉か、金曜日の夜にそれなりに悩んで出した結論は「埼玉方面だー!」。最終的には勢いですが、こういう決断の軽さはフットワークの軽さに直結するので、良しとします。

今回の軸は「さくら堤公園」。昨年、曼珠沙華を撮影してインスタが少しだけ跳ねた場所で、個人的に“いい流れが来る場所”という認識があります。人はこういう成功体験に弱い。完全に験担ぎです。そこを中心に組んだのが、午前中だけで回る桜ルート。都幾川桜堤日枝神社(田黒)さくら堤公園城ヶ谷堤放光寺慈眼寺。我ながら思います。「これ、6時間で回る量じゃないな」と。ただ、不思議といける気がするんですよね。この“いける気がする”はだいたい信用ならないのですが、今回はそのままGOです。

最初は都幾川桜堤。到着してまず感じたのは静けさ。人がいない。ウォーキングの方がぽつぽついる程度で、いわゆる撮影勢の姿はなし。ちょうど日の出直後で、少し霧が出ていて、逆光で撮るとやわらかく滲むような描写になる。これはこれでかなり好みです。一方で空を背にすると青がしっかり出て、同じ場所でも全然違う表情になるのが面白い。ただし並木全体としてはまだ満開ではないので、咲いているポイントを探して移動。ここで発動するのが“満開風構図”。フレームの中だけ季節を進める技術、今日も元気に使っています。

続いて日枝神社(田黒)。ここは先週ほとんど咲いていなかった場所で、今回がリベンジ。近づいた時点で「あ、今日は違うな」とわかる空気感。満開の枝垂れ桜が境内を包み込んでいて、小さな空間なのに密度が高い。ここ、個人的にかなり好きです。人が少ないのもあって、静けさの中でじっくり撮れるのが良い。ここで毎回思うのが“パワースポット分散説”。人が多いとパワーが分散している気がして、少ない場所ほど濃い気がする。科学的根拠はゼロですが、体感としては妙に納得感があります。しっかり“充電”して、次へ。

そして本日のメイン、さくら堤公園。到着してすぐに「これは当たりだな」と確信。桜と菜の花のバランス、そして朝の光。堤の上から斜めに差し込む光で、菜の花がほんのり発光しているように見える。この時間帯ならではの美しさです。しかも人が多すぎない。構図を作る余裕があるというのは、撮影的にはかなり大きい。広く撮っても、寄っても成立する。これは楽しいやつです。気づけば同じ場所で何度も立ち止まり、似たような構図を微妙に変えて撮り続ける。こういう時間、完全に没入してます。

そのまま城ヶ谷堤へ移動。ここはコンパクトながら、桜と菜の花の距離感がちょうど良い。人の気配もどこか穏やかで、レジャー感が強い場所です。「ここでお弁当とか最高だろうな」と思いつつ、自分はひたすらファインダーを覗いている。方向性は違いますが、どちらも休日の正解です。

すぐ近くの放光寺へ。一本の枝垂れ桜が印象的で、形がとても良い。枝の流れ方、広がり方、どこから見てもバランスが取れている。最近、完全に枝垂れ桜にハマっています。ソメイヨシノの華やかさとはまた違って、どこか落ち着きがあって、見ていて飽きない。撮る側としても、構図の自由度が高くて楽しいです。

そして最後に慈眼寺。ここも先週は咲いていなかった場所。到着して見上げると、見事に満開。こういうタイミングに当たると、「ちゃんと動いてよかったな」と素直に思えます。お寺と一本桜、この組み合わせはやっぱり強い。背景がシンプルな分、桜の存在感が際立つ。最後にしっかり締めてくれました。

気づけば午前中だけでかなりの桜を堪能。並木、枝垂れ、菜の花との組み合わせと、バリエーションも豊富。約束通りお昼前には撤収です。この“ちゃんと帰る”を守れると、ちょっとだけ自分を褒めたくなります。

帰りの車内では、ThundercatやJojiを流しながら、軽く眠気と戦う時間。朝から動いているので当然といえば当然ですが、音楽のおかげでなんとか持ちこたえる。ふと「今週のAudibleの本もよかったな」とか「次どこ行こうかな」とか考えているうちに帰宅。近場はやっぱり強いです。

帰宅後はお昼ご飯を食べて、そのまま買い出しへ。我が家の台所、オーケーとロピア。この2つが近くにある安心感はかなり大きい。食材とお酒をしっかり補充して帰宅。早めにお風呂に入って、ご飯を食べて、そのまま就寝。この流れ、無駄がなくてとても良い。

今週もよく動きました。というか、少し動きすぎた気もしますが、このくらいがちょうどいい。来週の天気予報を見て、「雨か…どうするか」とすでに次を考えているあたり、だいぶ仕上がってます。


撮影日記 2026年3月28日 規模感バグってた──静岡から山梨、桜と総本山にたまげた話

この日は、一段と早起きです。というか、もはや、早起きの領域を超えてます。早朝3時起床。目覚ましが鳴る前に目が覚めるあたり、完全に遠足前の小学生モードです。しかも誰にも褒められないタイプのやつ。

理由はシンプル。静岡県の大石寺で満開の桜を見たい。ただそれだけ。人はここまでシンプルな理由で、ここまで早く起きられるのかと、自分でも少し引いています。

春になると毎年思うんですけど、お天気の神様、桜に厳しすぎません?満開のタイミングで、雨・突風・気温低下のコンボ。「今じゃないでしょ!」と毎回ツッコミたくなる。しかもこちらは週末限定の撮影スタイル。“週末×晴れ×満開”という、なかなかの無理ゲー設定です。

そんな中での晴天予報。これはもう、行かないと逆に怒られそうなレベル。

4時前には出発。外環、首都高、東名高速と流れるように進みます。まだ暗い車内で、温かいコーヒーをすすりながら、Emi Mariaの新曲、「春夏秋冬」をリピート。こういう時間、ちょっとだけ自分に酔ってます。誰にも見られてないのでセーフです。

しばらく走っていると、「あれ…富士山見えないな」と思ったその瞬間、突然現れる富士山。雲の上に頭を出し、朝日で赤く染まる姿。美しい。というか、ちょっと神々しすぎて怖いレベル。ただし、その瞬間、私は運転中。そう、撮れない。カメラは助手席で静かにしている。君、今じゃないのよ。

最初の目的地、龍巌淵に到着。桜は満開手前。でもこれはこれで良い。問題は富士山。さっきまであんなに主役だったのに、ここに来た途端、雲の中へ。急にシャイになるのやめてほしい。

それでも30分ほど粘って、雲の隙間から見える瞬間を狙って撮影。自然相手なので、こちらが合わせるしかない。こういう待ち時間も含めて、撮影だよね…と自分に言い聞かせるタイプです。

気を取り直して、メインイベント。大石寺と常灯ヶ峰へ。道中がすでに強い。茶畑の緑、桜のピンク、そして富士山。「はい優勝」って言いたくなる景色が続きます。

常灯ヶ峰に到着。満開のソメイヨシノと富士山。シンプルなのに完成度が高い。構図を変えたり、立ち位置を微妙にずらしたり、「いやさっきの方が良かったな」と戻ったり。これ、撮影あるあるですよね。気づけば同じ場所をうろうろしてるやつ。

そして大石寺へ。ここ、完全に想像以上でした。広い。そして桜が多い。そして美しい。つまり、動けない。参道の枝垂れ桜がとにかくすごい。視界に入る情報量が多すぎて、脳内処理が追いつかない感じ。「やばい」しか出てこない語彙力の限界状態。

そしてここで思うわけです。
「日蓮正宗の総本山、やっぱりすごいな」と。
これはもう、納得の“総本山感”。言葉にすると軽くなりますが、現地はちゃんと重厚です。

撮っても撮っても終わらない。終わる気がしない。これは危険な場所です。時間泥棒。

なんとか自分を引き剥がして、次へ。山梨県の久遠寺へ向かいます。

途中の上稲子の棚田。こういう場所、大好きです。水が入ったらさらに良いだろうなと思いながら、「また来るリスト」にしっかり追加。リストだけはどんどん増えていきます。

道の駅で食べたお蕎麦が、びっくりするくらい美味しい。こういう日は何食べても美味しい説ありますね。いや、ちゃんと美味しいんですけど。

久遠寺に到着。ここでも思うわけです。
「日蓮宗の総本山も、やっぱりすごいな」と。
同じ“総本山”でも雰囲気が違うのが面白い。こちらは山に抱かれている感じで、少しやわらかい印象。

シャトルバスに乗り、あの有名な急階段へ…のはずが、「今日はまだ先があるし」「膝もちょっと気になるし」「タイパも大事だし」と、見事な言い訳三段活用で回避。結果、乗り合いタクシー。文明の利器、ありがとう。

上に着くと、少し見頃は過ぎ気味。でもそれでも十分綺麗。そして上から見下ろすあの階段。「あれ登るのか…」と他人事のように眺める自分。いや、さっきまで当事者だったんですけどね。

そしてこの日、じわじわくるのが、
「総本山を一日に二つ巡っている」という事実。
なかなかのパワーワード。ちょっとだけ自分に感心してます。

そして最後、わに塚のサクラへ。ここに来て空が怪しくなり、富士山はフェードアウト。今日は本当に、タイミングとの戦い。

現地はかなりの人出。無人撮影はほぼ無理。こうなると発想を変えるしかない。引きで撮る、周囲も入れる、その場の空気ごと写す。これもまた楽しい。

でもやっぱり思うんですよね。「ここ、富士山と合わせたら絶対やばいな」と。はい、リベンジ確定です。

帰りは東名高速。夕方の上り、はい渋滞。知ってた。でもこの日はなぜか穏やか。たぶん、満足度が高いと渋滞のストレスも軽減される仕様です。人間、単純。

帰宅は21時前。体はそこそこ疲れているはずなのに、気持ちは妙にスッキリしている。この感覚、ちょっとクセになります。

そして待っているのは、写真整理という現実。でもこれも楽しい時間。今日の景色をもう一度なぞるように。

次はどこへ行こうか。そんなことを考えながら、またきっと早起きするんでしょうね。目覚ましを少し遅らせる努力はしてみますが…たぶん、私より先に目が覚めます。


撮影日記 2026年3月22日 うまくやるつもりが、だいたい詰め込みすぎる。枝垂れ桜、浅草、六義園を欲張りすぎた春の一日

この日も、なかなかにバタバタした一日です。これがいわゆるマイスタイル。周りから見たら少し迷惑なんじゃないかという自覚も、ちゃんとあります。認知済みです。はい。

この日の予定は二本立て。午前中は東京駅で「X(旧ツイッター)」の運用について専門家の方と打ち合わせ、その後は友人と合流して撮影へ。完全に巻き込み型です。ありがたいことに、付き合ってくれる友人がいるのが救いです。

最初の待ち合わせは9時。それまでどうするか。前日の疲れはなぜかほぼゼロ。基本的には元気なのですが、なぜか月曜の朝だけ異様に疲れているタイプで、社会人としてどうなのかという自覚はあります。

前日は埼玉方面の枝垂れ桜を堪能したので、この日のメインはリベンジ案件。浅草寺の枝垂れ桜です。去年「満開ですよ」の翌日に訪れて、見事に散り気味という苦い経験をしているので、今年は慎重です。情報をしっかり集めて「今年は外さない」と密かに誓っていました。そしてこの日は晴天。これはもう行くしかありません。

…ただ、その前に少し時間があるとなると、やっぱり欲が出ます。そこで見つけたのが、千葉県市川市の「真間山弘法寺」。枝垂れ桜が見頃とのことで、これはもう寄る流れです。

というわけで、朝は4時30分起床。少し遅めです。だいぶ感覚がおかしい気もしますが、もう慣れました。家族を起こさないように抜き足差し足で準備。ちなみに我が家は私以外全員夜型。見事に生活リズムが逆です。

外環で千葉方面へ進み、三郷を越えたあたりで「あれ、意外と近いな」と思っているうちに到着。住宅街の奥、小さな山の上にあるのが真間山弘法寺です。まだ薄暗い時間のお寺は少し非日常的で、静かで、人もいなくて、ちょっとだけ背筋が伸びる空気感。こういう場所で一人撮影していると、不思議とエネルギーを感じます。たぶん気のせいですが、それも含めて楽しい時間です。

枝垂れ桜とお寺をゆっくり撮影して、「来てよかったな」と素直に思えるいい場所でした。こういう出会いがあるから、寄り道はやめられません。

さて次は本命の浅草寺。ここはつい先日も来ているので多少の学習済み。混雑前に入ることがすべてです。大外の門付近に車を止めて急いで境内へ。この時間はまだ人も少なく、撮影できる貴重なタイミング。枝垂れ桜もきっちり満開で、去年のリベンジ達成です。

下から見上げたり、しゃがんだり、カメラとスマホを行き来しながら撮影。こういう時間はやっぱり楽しいですね。

…と、ここで満足している場合ではありません。次は東京駅。「X(旧ツイッター)」の運用についての打ち合わせです。最近、Googleスプレッドシートを使った自動投稿の仕組みを組んでもらい、それをどう活用していくかの相談。東京駅近くの本屋カフェで小一時間ほど。落ち着いた空間で、なかなかいい時間でした。近々本格運用に入る予定なので楽しみです。

その後は友人と合流。…が、なかなか見つからない。お互い近くにいるはずなのに会えない現象、たまにありますよね。少しウロウロして無事合流。そのまま車で六義園へ向かいます。

ここも枝垂れ桜の名所で、当然のように満開。混雑を覚悟していましたが、駐車場は意外とスムーズに確保。この日はなぜか駐車場運がいい日でした。少し曇りがちでしたが、何とか撮影。有名スポットらしく人は多めですが、それも含めて季節の風景です。

そしてもう一か所、谷中の長明寺へ。商店街の近くにある、枝垂れ桜の美しいお寺です。下の方が整えられていて、おかっぱのようなシルエットが印象的。ただここは駐車スペースがなく、かなり短時間勝負。さっと撮ってさっと移動。もう少し粘りたかったですが、これは来年の宿題です。

その後は友人と食事をして、送り届けて帰宅。気づけばこの日も朝から動きっぱなしでした。なかなかハードな一日でしたが、家族のこと、友人との時間、そして撮影と、いいバランスで詰め込めた気がします。

…まあ、月曜日はきっと疲れています。それも含めて、いつもの流れ。仕事をしながら、ゆっくり回復していこうと思います。


撮影日記 2026年3月21日 予定が消えた日ほど、なぜか一日が濃くなる。桜と家族のあいだで過ごした春の記録

この日は本来、午後14時から妹と一緒に、母のいる老健へ面会に行く予定でした。妹は旦那さんの転職で新潟へ引っ越しが決まっており、引っ越し前最後の面会。そのあと、お墓参りをして、お茶でもしながら近況報告でも…という、なかなかに「ちゃんとした日」のはずでした。

ところが前日、施設から連絡。「ノロウイルスが出ているので、面会はできません」とのこと。ああ、なるほど。予定って、こういう感じであっさり崩れるんですよね。こちらとしてはそれなりに気持ちを整えていたりするのですが、ウイルスは空気を読みません。まあ、こればっかりは仕方ないので、潔く方向転換です。

ということで、14時に上福岡駅で待ち合わせて、お墓参りとお茶だけする流れに。ここで普通なら「午前はゆっくりするか」となるところですが、私も一応ちょっとだけ迷いながら、「せっかくだし、朝少しだけ撮ってこようかな」という結論に落ち着きます。結局、こうなります。だいたい毎回。

関東の桜は、河津桜、安行桜ときて、いよいよソメイヨシノ直前。この週は枝垂れ桜のターンです。枝垂れ桜って、いいですよね。ふわっとしていて、光に透けて、ちょっと儚い。見てるだけで「早起きしてよかった」と思わせてくる、なかなかの実力者です。

この日の目的地は、鉢形城のエドヒガン(氏邦桜)中院宝幢寺。さらに気になっていた場所もつまみ食いする、いつもの欲張りコースです。起床は4時30分。いつもより遅いはずなのに「あれ、出遅れた?」みたいな感覚になるのが不思議です。完全に体内時計のやりすぎです。

まだ寒いので、ホットコーヒーで体を起動。この一杯がないと、ただの眠い人です。時間もあるので、高速は使わず下道で。外環の下、大宮バイパス、ローカル道とつないで進みます。早朝の道は本当に快適で、信号も車も少ない。「この時間に走る人、全員ちょっと得してる説」を一人で勝手に唱えながら運転です。

鉢形城の手前で、空がゆっくり明るくなってきました。朝焼けがきれいで、思わず停車してスマホで一枚。ちなみにスマホは3台体制。メインはGalaxy S23 Ultra、撮影は色味が好きなGalaxy S21、Galaxy8はSpotify専用。冷静に考えるとちょっと多いですが、全部ちゃんと働いています。無駄ではない、たぶん。

そのまま鉢形城跡に到着。すでに何台か車が停まっていて、写真を撮っている人たちがちらほら。この時間帯の、静かだけど同じ目的の人がいる感じ。言葉は交わさないけど、なんとなく仲間感があります。ちょうど朝日が差し込むタイミングで、エドヒガンがふわっと光をまといます。「ああ、間に合ったな」と、静かに満足。

その後は、ああでもないこうでもないと撮影しつつ、周辺を散策。線路や神社、城跡と、気づけばそこそこ歩いています。そして思います。「まだ一箇所目なんだよな…」と。自分で組んだルートに、軽く引きます。

次は日枝神社(田黒)。20〜30分ほど走って到着。が、少し早かった。枝垂れ桜は“もうちょい待ってほしい”状態。自然はスケジュール通りにはいきません。こちらが合わせるしかないやつです。それでもなんとか形にしようと、光と構図で粘る。こういうときの撮影は、だいたい修行です。

さらに移動して休山寺。ここはミモザが見事なお寺で、個人的には毎年のお楽しみスポット。今年もフサフサで、しっかり応えてくれました。こういう“裏切らない場所”があると、心が安定します。

その流れで北浅羽桜堤公園へ。先週満開情報だったので期待半分でしたが、まさかのまだ見頃。これは完全に当たり。朝からちょっとテンションが上がります。いつもの定番構図で、曲線の桜並木を撮影。「やっぱりここ好きだな」と毎年同じことを思っています。

そして川越へ。中院喜多院の枝垂れ桜コンボです。中院では、ミモザと枝垂れ桜が見事に重なっていて、思わず足が止まります。こういう“タイミングが合った瞬間”に出会うと、ちょっとだけ報われた気分になります。喜多院では、有料エリアの枝垂れ桜五百羅漢。石像に当たる光と影がいい感じで、つい撮りすぎる。気づけば、シャッター数がなかなかのことに。あとで整理する未来の自分に、少しだけ申し訳ない気持ちになります。

ラストは志木の宝幢寺。仏像と枝垂れ桜の組み合わせが美しく、締めにふさわしい景色。そしてここでようやく、少し疲れを感じ始めます。遅い。

上福岡駅に到着して、ふと気づきます。「今日、何も食べてないな」。よくあるやつです。集中すると食事が抜け落ちるタイプ。たぶんあまり褒められたものではありません。というわけで、駅前の松屋へ。ハンバーグ定食を、ほぼ無言で完食。お腹は裏切りません。

その後、妹と合流してお墓参りへ。昔は家族で来ていた場所。さらにその前は祖父母と一緒に来ていた場所。今は少しずつ形が変わっていますが、同じ場所に立つと、ちゃんと時間が積み重なっているのを感じます。

その後は妹を送りながら、仕事の話や子どもの話。途中でガストに寄って、もう少しだけ話して解散。朝から動き続けて、さすがに少し疲れましたが、それ以上に「よく遊んだな」という満足感。仕事も大事ですが、こういう日をちゃんと入れていかないと、もったいない。そんなことを思った、春の一日でした。


撮影日記 2026年3月15日 桜も撮って、肉も焼いて、ちゃんと疲れる一日

この日は午後から、久しぶりに家族で焼き肉ランチの予定が入っていました。たまにの家族焼き肉、やっぱりいいものです。理由はよくわかりませんが、いつもより会話が少し柔らかくなる気がします。

候補は「牛角」「焼肉きんぐ」「プレミアムカルビ」。しっかり悩みました。こういう“どうでもいいけど重要な選択”に時間をかけるのが、大人の余裕ということにしておきます。最終的に選んだのは、安定のプレミアムカルビ。予約は13時20分。ここまでは完璧です。

問題は、その前の時間です。

「それまで何もしない」という選択肢は、私の中には存在しません。気づけば、いつも通り朝4時に起床。前日は河津桜のピークアウト祭りで若干の敗北感を味わったため、この日はしっかりリベンジを決意しました。静かに、しかし確実に、やる気だけは満開です。

向かったのは、地元の人気スポット「密蔵院」。今回は“早朝チャレンジ”。夜明け前に到着して、誰もいない空間で撮影する、いわば自分との戦いです。

……のはずだったのですが、到着するとすでに先客が一人。お早い。完全に同じ思想の人です。こういうとき、仲間意識が芽生えるのか、軽く緊張するのか、自分でもよくわかりません。

夜の撮影は正直よくわかっていません。設定も雰囲気でいじりながら、「まあなんとかなるだろう精神」でシャッターを切ります。動画やインスタで勉強した気にはなっていますが、自分のカメラだと再現できない気がするのは、だいたい気のせいではありません。詳しい方、本気で教えてください。

少し遠慮しながら順番に撮影していると、気づけば人が増えてきます。さらに増えます。あっという間に“いつもの密蔵院”です。人気スポットの本気を見ました。

空が徐々に明るくなるにつれて、写真も撮りやすくなってきます。カメラ愛好家としては、この時間帯が一番気持ちいい。シャッターもスムーズに切れるし、頭もようやく追いついてきます。

定番の門の構図はもちろん、入口の坂道、日の出を絡められるポイント、少し高い位置からの俯瞰など、撮影ポイントがとにかく豊富。人気の理由がよくわかります。ああ、朝からいい時間でした。密蔵院、やっぱり好きな場所です。また来年、リベンジも兼ねて訪れたいと思います。

まだ少し時間があったので、次に向かったのが越谷の「パティスリーナチュレル」。最近インスタでよく見かけていて、ずっと気になっていたお店です。本来なら営業時間に訪れてケーキを買うべきなのですが、この日はスケジュールの都合でオープン前に到着。入り口周辺だけ、そっと撮影させていただきました。

ミモザが美しく咲いていて、小さなテラスもあり、これは間違いなく人気が出るやつです。写真好きの方、特に“彼女が写真好き”な方は、ここはメモしておいた方がいいと思います。私は次回、ちゃんとケーキを買いに来ます。反省はしています。

さて、まだ少しだけ時間があります。ここで気になる河津桜、岩槻エリアへ。まず訪れたのは「浄源寺」。到着すると、どうやらお祭りの準備中。少し忙しそうな空気の中、許可をいただき、さっと撮影させていただきました。

河津桜はすでに葉桜。完全にタイミングを外しています。ただ、満開だったら間違いなく綺麗だろうなという雰囲気は十分に伝わってきます。さらに、近くの方に教えていただいたのですが、ここは枝垂れ桜がとても綺麗とのこと。確かに奥の方に、それらしき気配がありました。これは近いうちに再訪確定です。枝垂れ桜はタイミングが難しいので、今度はちゃんと狙っていきたいところです。

続いてすぐ近くの「芳林寺」へ。こちらは門が閉まっていたため、外から軽く撮影。やはり河津桜はピークアウト気味。ただ、満開時のポテンシャルは感じます。こうして“来年の宿題”がどんどん増えていくわけです。

全体的に、この週の埼玉・群馬エリアは河津桜がちょうどピークを過ぎ始めたタイミング。もう少しリサーチしておけば…という気持ちもありますが、これも含めて来年への予習。そう思うことにします。だいたい毎年、同じことを思っている気もしますが。

一度帰宅し、データをPCに取り込み、少しだけ仮眠。そしていよいよ本日のメインイベント、プレミアムカルビへ。

お酒はなしにして、それぞれが好きなものを注文。テーブルいっぱいに並ぶ肉とサイドメニューを見ているだけで、もう満足度は高めです。実際に食べると、さらに満足度が上がります。たまにの焼き肉、やっぱりいいですね。

帰宅後はスーパーで軽く買い出しをして、家で一杯。こうして一日を振り返る時間も、なかなか悪くありません。朝4時から動いたわりには、しっかり遊びきった感があります。

そして、明日からまた仕事。少し早めに布団に入り、あっさり就寝。

全力で動いて、全力で食べて、ちゃんと疲れる。

そんな一日も、悪くないものです。


撮影日記 2026年3月14日 春を追いかけたはずが、だいたい全部ちょっと遅かった日

この日は、月に一度の旧友との集会日。

内容はいたってシンプル。ご飯を食べて、他愛もない話をして、気づけば時間が静かに流れていく。昔と変わらない空気の中で、ふとした一言に笑ったり、どうでもいい話で盛り上がったり。そんな時間が、今となっては妙にありがたくて、少しだけ愛おしく感じます。こういう時間があるから、また日常を頑張れるのかもしれません。

集合は、ふじみ野市に10時30分。天気は晴天予報。そして起床は、もちろん朝4時。……もう、この流れはお分かりですよね。

平日は仕事を全力で。土日は遊びを全力で。結果、月曜日が一週間で一番疲れているという、よくわからない生活を送っています。しかも平日も土日も4時起き。家族からの視線が少しずつ冷たくなっている気がしますが、気のせいということにしておきます。

さて、この日のテーマは「桜」。北上している河津桜を追うか、満開の安行桜にするか少し悩みましたが、今年の目標を思い出します。「行ったことのない場所に、とにかく突進する」。猪突猛進スタイル、継続中です。

ということで、向かったのは群馬方面。伊勢崎、高崎あたりを攻めることに。……とはいえ、綿密な計画?そんなものはありません。基本は行き当たりばったり。同乗者がいると怒られるのでちゃんと調べますが、この日はソロ。自由です。

出発前、セブンイレブンでホットコーヒーを購入。ミルク多め、つまりカフェオレ。寝起きの一杯は五臓六腑にしみわたり、カフェインでようやく人間として起動完了です。

外環から関越へと進み、気持ちよく北上。「高崎玉村スマートIC」で降り、最初に訪れたのは「玉村町の河津桜並木」。前日にインスタで見て一目惚れした場所です。SNS、たまにはいい仕事をします。

到着はちょうど日の出のタイミング。歩道橋の上から見ると、河津桜の並木の奥から太陽が顔を出す、なかなかのご褒美的光景。ただ、構図が少し難しいのと、ほんのりピークアウト気味なのが惜しいところ。それでも、カーブする桜並木の先に浅間山の雪景色が重なるこの場所は、間違いなくポテンシャルの塊。来年の再訪が早くも楽しみです。

続いて向かったのは前橋市の「江田鏡神社」。一度高速に乗り直し、さらに北上して20分ほどで到着です。こじんまりとした神社ですが、鳥居や本殿と河津桜の組み合わせがとても美しく、静かにシャッターを切りたくなる空気感。カメラ愛好家としては、こういう“ちょうどいい距離感”の場所がとてもありがたいのです。

その後は「伊勢崎市みらい公園」へ。少しだけ時間を気にしつつ移動しますが、まあいつものことなので、そこまで慌てる感じでもありません。到着してみると、大きな芝の丘に河津桜が広がる気持ちのいい場所。ただ、ここもやはり少しピークアウト気味。それでも咲いている木を探しながら、しっかり撮影していきます。ベストじゃなくても、その日のベターを拾うのが大事です。

さて、そろそろ時間が近づいてきました。本当は「坂戸の安行桜」にも寄りたかったのですが、さすがに今回は見送り。そんな中、ナビが示したのは本庄児玉IC。その瞬間、ふと思い出したのが「榛の森公園」。「10分くらいなら寄れるかな」と軽く計算してみると、なんとかいけそうな気がする。ということで、寄り道決定です。

久しぶりの榛の森公園は、見事にピークアウト。うすうす予想はしていましたが、やはり少し残念。それでも、こうして立ち寄れただけでも良しとします。この日は全体的にタイミングが少しだけ遅めでしたが、そんな日も含めて季節を追いかける楽しさなのかもしれません。

榛の森公園を後にし、高速で三芳へ。そして集合時間1分前に到着。計画していないわりには、なかなかの精度です。

友人たちとのランチは、ラーメン&チャーハンで1000円。最近ではかなり良心的な価格。くだらない話で笑いながら食べるご飯は、やっぱりうまい。こういう時間があるから、また次も頑張ろうと思えるのかもしれません。

こうして、朝4時から始まった一日は無事終了。全力で遊んだ結果、月曜日が一番疲れている未来はほぼ確定ですが、それも含めて悪くない一日でした。さて、次はどこへ突進しようか。


撮影日記 2026年3月8日 やらかしも旅の醍醐味。吉野梅郷と高尾梅林の春散歩

梅まつり連戦、そして安定のやらかし

この日は、今年何回目かの梅まつり巡りです。

先週は、筑波山、そして偕楽園へ。梅の名所を巡りながら、春の気配を探す撮影が続いています。そして今週、スポットを当てたのが吉野梅郷高尾山梅園。少々欲張りな計画ですが、こういう時は勢いが大事です。

吉野梅郷は、個人的に少し思い出のある場所でもあります。昔、営業の仕事をしていた頃、このあたりに営業先のお店があり、よく通っていた場所なのです。そんな懐かしさもあり、久しぶりに訪れてみたいと思っていました。

ただ、この場所には少し特別な背景があります。平成21年(2009年)、青梅の梅の木からウメ輪紋ウイルス(PPV)が日本で初めて確認され、市内の梅の木、約4万本が伐採されることになりました。その後、再植樹が認められ、平成28年(2016年)から梅の木の植え直しがスタート。そして2026年は再植樹10年の節目。これはぜひとも、このタイミングで訪れたい場所でした。

さらにもう一つ。ネットで見かけて気になっていたのが高尾山梅園。写真を見る限り、とても綺麗そう。これは行ってみたい。

…とはいえ、あまり遊びすぎるのもいかがなものか。
というわけで、この日は13時には帰宅するという目標を設定しました。自分の中での、いわば「家庭平和ライン」です。

朝は5時に出発。まず向かったのが、朝から太陽の光が入りやすいと聞いていた吉野梅郷。外環、関越、圏央道と順調に進み、思ったより早く到着しました。少し早すぎたので、近くのコンビニで飲み物を買い、小休憩。日が少し出てきたところで、現地へ向かいます。

そして、到着して思わず声が出ました。

「おお…!」

山の斜面いっぱいに、若い梅の木が広がっています。そしてそこに差し込む朝日。これがまた、なんとも美しい。再植樹された若い梅の木たちが、山の景色を少しずつ取り戻しているように見えます。

向かいの小さな山が展望台になっていたので、そこへ登り、朝日が当たる梅の斜面を撮影。これは本当に、来てよかったと思える瞬間でした。

さて次の目的地は、高尾山梅園の木下沢梅林。ここは車では行けず、高尾駅からバスに乗る必要があります。ということでまずは駐車場へ。民間の駐車場に車を停め、1000円ほど支払い、いざバス停へ。

ところが、ここで問題が発生します。

北口から京王バス小仏行きに乗るはずなのですが、
…バス停が見当たりません。

「あれ?」

よく見てみると、
ここは高尾山口駅。

やってしまいました。

目的地は高尾駅です。

完全に間違えました。しかも駐車場代1000円はすでに支払い済み。なかなかの痛手です。ですが、ここで落ち込んでいても仕方ありません。切り替えの早さだけは自分の長所です。

「電車で行けばいいじゃない」

というわけで、来た電車に飛び乗り高尾駅へ。なんとも間抜けな展開ですが、こういうのも旅の醍醐味ということで自分を納得させます。

高尾駅ではバスが頻繁に出ており、すぐに乗車できました。そして走り始めてすぐに気づきます。なるほど、これは車で来ちゃダメなやつだ。

道がとても狭い。対向車が来たら大変そうな道です。バスで来て正解でした。案内してくれた方、ありがとうございます。

しばらく走り、目的地へ到着。ただ、到着したのは9時頃。開園は10時。ちょっと早すぎました。でも外から見える梅林だけでもかなり綺麗です。園の外から何枚か撮影していたら、なんだか満足してしまいました。

「またゆっくり来よう」

そう思いながら、ちょうど来た帰りのバスに乗車。高尾駅へ戻り、再び電車で高尾山口駅へ。

皆さま、大事なことをお伝えします。
高尾駅と高尾山口駅は違います。

私はこの日、身をもって学びました。

さて、まだ少し時間があります。宝登山梅園へ行くか、それとも都内へ戻るか。悩んだ結果、宝登山は時間がある時にゆっくり訪れることにして、今回は汐入公園へ向かうことにしました。

汐入公園は、お花見を楽しむ家族連れで賑わっていました。見ていると、なんだかバーベキューとかしたくなりますね。

ここで一つ、謝罪があります。
皆さま、申し訳ありません。

先月、2月15日に訪れた際、河津桜が咲いていなくて「ソメイヨシノだったかー」などと書いてしまいました。しかし実際には、ここは大寒桜のスポットでした。

完全に勘違いです。すみません。

ですが、とにかく並木がとても綺麗。そしてスカイツリーとのコラボも見事です。撮影ポイントも多く、なかなか良い撮影スポットかもしれません。

そんなわけで、ここで1時間ほど撮影して撤収。
時計を見ると、ちょうど良い時間。

どうやら13時頃には帰宅できそうです。帰宅後は食材の買い出しという任務が待っています。

また月曜日からはハードワーク。だからこそ、週末はしっかり楽しむ。そんなバランスを取りながら、今週の撮影旅も無事終了です。


撮影日記 2026年3月7日 家族の任務は14時から。河津桜とチューリップを巡る朝の撮影旅

時間限定の旅、そして午後からは自転車整備士

今回もお約束の時間限定の旅です。

うすうす感づいている方もいるかもしれませんが、毎週のように撮影に出かけていると、こんな疑問が頭をよぎるのではないでしょうか。

「この人の家庭は大丈夫なのだろうか…」
「奥さん、怒ってそう…」

はい。
まさにその通りです。

なので、このさじ加減が最重要なのです。
人生とはバランス。生きていくためにはバランスが大事です。

というわけで、この日の午後からの任務はしっかり決まっています。
家族4人分の自転車チェックです。

どうやら子どもたちの自転車に不具合があるらしく、近所の自転車屋さんへ行ったり来たりする必要があるとのこと。これはもう、父としての重要任務です。

お安い御用でございます。

ただし任務開始は14時から。
ということは、それまでは自由時間ということになります。はい、ありがたく使わせていただきます。

朝はいつも通り4時起床。まだ暗い外へ、コーヒー片手に出発です。最近は下調べが甘くて痛い目を見ることもあったので、少し不安を抱えながら向かったのが、昨年に続いてのリピートスポット、青毛堀川の河津桜です。

朝焼けと河津桜が見られたら最高だな、という淡い期待を胸に車を走らせます。少し早く到着したので、コンビニでパンをかじりながら待機。その後、近くの鷲宮神社の駐車場へ。いつもありがとうございます。

神社を少し散策してから、青毛堀川へ向かいます。雲の配置的に朝焼けは少し難しそうでしたが、太陽の光が入り始めると景色が一気に変わりました。これがまた、すごく綺麗なんです。

川沿いには河津桜、菜の花、水仙が咲き、色とりどりの春の風景。心がふっと穏やかになります。川面には雲と桜が映り込み、リフレクションもなかなか良い感じ。「これはベストタイミングで来られたのでは?」と、ひとりで小さくガッツポーズ。

その後もう一度鷲宮神社へ戻り、次に向かったのが幸手権現堂桜と菜の花で有名な場所です。ソメイヨシノはまだこれからですが、河津桜は満開。この時期は人もそこまで多くなく、撮影しやすいのがありがたいところです。

河津桜がまとまって咲いているので、低い位置から撮影すると桜のトンネルのように見えてとても綺麗。楽しくて、ついついシャッターを切る回数も増えます。

さて、まだ時間はあります。ここで帰るわけにはいきません。
次に向かったのはあしかがフラワーパーク。チューリップが満開という情報を見つけてしまったからです。

時間的に大丈夫?
ええ、大丈夫です。たぶん。

ただし問題が一つ。
朝からパン一個しか食べていないのです。

もうお腹が空きました。かなり空きました。
そうだ、あしかがフラワーパークは佐野インターの近く。佐野といえば佐野ラーメン。朝から営業しているお店はあるのだろうか…そんなことを考えながら高速を走ります。

そして佐野インターを降りた瞬間、目に飛び込んできたのが山岡家。最近ネットでもよく名前を聞くし、息子も「山岡家行った」と言っていたので気にはなっていましたが、まだ行ったことがありません。

思考時間、0.5秒。
ハンドルを切って入店です。

なるほど。
これは確かにパンチがあります。濃厚でガツンと来る味。息子が好みそうな、若者向けのラーメンという感じでしょうか。

お腹も満たされたところで、いよいよあしかがフラワーパークへ。当日はハイシーズンではないため、入園料はたしか700円くらい。料金変動型というのは、訪れる側としてはありがたいシステムですね。

ここへ来るたびに思うのですが、本当にスタッフの方々が丁寧にパークを整備している姿に感動します。園内はいつも綺麗で、花の管理も素晴らしい。こういう地道な努力が、あの高いクオリティを支えているんでしょうね。いつもありがとうございます。

さて目的のチューリップはどこかな…と探してみると、もうあちこちに咲いています。チューリップ畑チューリップ花壇、とにかく至るところにチューリップ。春の色が一気に広がっている感じです。

写真をたくさん撮って、大満足。
「もう春だなあ」と思う瞬間です。ちょっと寒いけど。

さてさて、ここでのんびりしている場合ではありません。
撤収です。撤収。

午後の任務が待っています。

早めの時間だったので渋滞もなく、思った以上にスムーズに帰還。帰宅してすぐに自転車作業開始です。家族総出で自転車を点検し、修理したり調整したり。自転車屋さんへ行ったり戻ったりのピストン作業。

気がつけば約3時間。
無事に任務完了です。

やっぱり、こうして楽しく撮影を続けるには、仕事も家のこともちゃんとやらないといけませんね。改めて身に沁みながら、夜は美味しいお酒を一杯。そしてそのまま、いつも通り早めに就寝。

そんな、春の気配を感じた一日でした。


撮影日記 2026年3月5日 仕事のはずがカメラ散歩へ。展示会帰りに蔵前神社と浅草の夜を撮る

仕事のはずが、なぜかカメラを持っていた日

この日は平日。はい、木曜日です。もちろん仕事です。ええ、ちゃんと仕事です。この日は展示会の視察があり、都内へ遠征することになりました。ネット通販業というのは基本的に会社にこもって作業している時間が長く、外出の機会はそこまで多くありません。

だからこそでしょうか。都内へ行く予定があると、心のどこかでこう思ってしまうのです。
「……帰りに、どこか撮れる場所ないかな」

もちろん声には出しません。あくまで心の中です。完全に内緒です。

さて当日。午前中の業務をいつもの2倍速で終わらせる予定でした。予定でした。しかし、こういう日に限って仕事は増えるものです。なぜなんでしょうね。「今日は忙しい日だな」と思うと、さらに忙しくなる現象。あれ、名前ついてませんかね。

注文処理、メール対応、発送準備。やってもやっても終わらない。「あれ?今日って本当に外出できるの?」そんな不安がよぎりながらも、なんとかバタバタと業務を片付けて出発準備です。

向かう先は東京流通センター。直前まで電車で行こうと思っていたのですが、Googleナビを確認すると、なんと車の方が早いとの表示。おお。確かに車なら、その後の行動も自由度が高い。柔軟な動きは大事です。ということで急遽車移動に変更。こういう時の判断力だけは早いんですよね。

午後一、車でスイスイと向かい、思ったよりもあっさり到着。近くの展示会場で担当の方にご挨拶し、商品の説明を聞きながらフムフムと勉強します。ここは大事な仕事の時間なので、さすがに「スイスイ視察」とはいきません。しっかり話を聞き、いろいろ商品をチェック。毎回思いますが、展示会というのは本当に勉強になります。新しい発見が多くてありがたいです。担当の皆さま、いつもありがとうございます。

さて、展示会が終わり時計を見ると、まだ日没まで少し時間がある。困りましたね。本当に困りました。どうしようかなー。いや、困りますねこれは。……というわけで思い出したのが蔵前神社。河津桜とミモザのコラボで有名な場所です。

今年はタイミング的に難しいかなと思っていたのですが、ここからなら30分ちょっと。これは夕暮れまでに何とか到着できそうです。道も比較的空いていて、思った以上にスムーズに到着。しかも運よく近くの駐車場も空いているという、なかなかの幸運。今日はツイてるなぁ。

…と思ったのですが、現地に着いて驚愕。人、人、人。めちゃくちゃ人がいます。平日ですよ?甘かったですね。完全に油断していました。とはいえ私もその人の一人なので文句は言えません。

人が多いこともあり、全体の写真を撮るのはなかなか難しい状況。さらに太陽の光も入りにくく、条件は少し厳しめ。ということで軽く何枚か撮影して撤収です。「またベストタイミングで来るからね」と心の中でつぶやきながら、次の場所へ向かいます。

続いて向かったのが浅草寺。実はここ、「いつか夜に撮影したいな」と思っていた場所です。ただ私は基本的に夜が苦手。早起き人間なので、夜になると急激にバッテリーが減ります。しかし今日は違います。すでに外に出ている。しかもカメラを持っている。これはチャンスです。

仲見世通りにはたくさんの観光客。外国からの観光客も多く、皆さん背が高い。提灯を撮ろうとしても、なかなか視界が開けません。何度かタイミングを待ち、ようやくシャッターチャンス。撮れたときの小さな達成感。これがあるから写真はやめられません。

その後も「あの角度」「この角度」といろいろ試しながら撮影。三脚や脚立があればさらに楽しめそうですが、この人混みではさすがに難しいですね。奥まで進み、枝垂れ桜の様子もチェック。まだ全然咲いていません。昨年は「そろそろ咲いたかな」と思って来たらすでに散っていたという苦い経験があります。というわけで今年はリベンジ候補の最有力スポットです。

その後、浅草の夜の街並みをパシャパシャ撮影しながら駐車場へ戻ります。表参道の入口まで戻ったところで、ふと思い出しました。「そういえば、この正面の建物の上から撮った写真、見たことあるな」。調べてみると浅草文化観光センター。展望スペースがあるらしい。これはもう行くしかありません。

エレベーターで上へ。そして目の前に広がった景色。仲見世通り、雷門、浅草の街並み。想像以上に素晴らしい眺めでした。これは昼間にも来てみたい場所ですね。

普段は会社にこもりっぱなしの毎日ですが、こうしてたまに外に出て写真を撮れる時間があると、やっぱり嬉しいものです。

さて翌日は金曜日。あと一日頑張れば週末です。……まあ、週末もたぶんカメラを持ってどこかにいる気がしますが。それはまた、別のお話。


撮影日記 2026年3月1日 4時起きで梅三昧。筑波山から偕楽園、最後は歴史に出会った一日。

気がつけば、もう3月です。

ついこの前まで正月だった気がするのですが、世の中の時間はどうやら高速モードに入っているらしい。
もしかして私だけ、どこかのタイムワープ装置にでも乗っているのではないかと疑うほどのスピード感です。

そんなわけで3月最初の撮影日。

この日は、以前からずっと気になっていた場所へ行くことにしました。
水戸の偕楽園です。

実は偕楽園には、これまで何度も訪れたことがあります。
子どもたちが小さかったころにも来たし、その後も何度か来ています。

ただ、不思議なことに「梅の写真」がない。

カメラを始めてから行ったのは、なぜか紅葉の季節だけ。
梅の名所なのに、梅を撮っていないという、なかなか不思議な状態です。

というわけで、今年は絶対に行くと決めていた場所のひとつでした。

金曜日の夜、恒例の作戦会議を開催。
「せっかく水戸まで行くなら、どこか寄れる場所はないか」と探して見つけたのが、

筑波山梅林。

しかも、ちょうど満開。

さらに調べてみると、つくば市には「梅園公園」という場所もあるらしい。
これはもう、梅三昧のコースが作れるではありませんか。

ということで、この日の撮影プランはこうなりました。

筑波山梅林
梅園公園(つくば市)
偕楽園

完璧です。
梅のフルコースです。

もちろん、起床はいつも通り朝4時。

もうこれは完全に体質です。
目覚ましが鳴る前に目が覚めます。
便利なようで、休日でも早起きしてしまうという少し複雑な特技です。

準備を整えて、筑波山梅林へ出発。

自宅近くの外環自動車道から常磐道へ入り、北へ向かいます。
想像していたよりも近く、あっという間に到着。

むしろ早すぎました。

日の出前です。

ということで、近くのコンビニに寄り、おにぎりを食べながら待機。
撮影前の腹ごしらえは大事です。
カメラマンもエネルギーが必要ですからね。

いよいよ筑波山梅林へ。

到着すると、すでに駐車場にはたくさんの車。
これは期待が高まります。

一番近い駐車場は満車だったので、少し離れた駐車場へ。
そこから長い階段を登って現地へ向かいます。

これがなかなかきつい。

しかし、撮影ライフを長く続けるには体力も大事。
肺活量も鍛えないといけません。
そう自分に言い聞かせながら、階段を登ります。

そして到着。

目の前に広がったのは、素晴らしい景色でした。

山の斜面一面に広がる梅の花。
白、ピンク、赤。

まさに梅の絨毯。

私の撮影技術ではなかなか表現しきれないのですが、これは本当に見事な景色です。
「来てよかった」と素直に思える瞬間でした。

ただ、朝早い時間だと太陽の光がまだ斜面に当たりません。

少し待機。

すると、徐々に太陽の光が差し込み、梅の花がやわらかく輝き始めました。

やっぱり光は大事ですね。

梅の花は綺麗だし、ほんのり甘い香りもします。
そして、メジロもたくさん。

春の撮影は本当に楽しい。

十分に撮影を楽しんだあと、次の目的地へ。

つくば市の梅園公園です。

こちらは市営の公園なのか、小さめの公園でしたが、
綺麗な梅の木がたくさんあり、とても落ち着いた雰囲気の場所でした。

ここでもメジロが登場。

どうやらこの日はメジロの日だったようです。

さて、次はいよいよ本日のメインイベント。

偕楽園です。

再び高速道路に乗り、水戸へ向かいます。
水戸は遠いイメージがありますが、川口からだと意外と近い。
海浜公園のほうまで行くと距離がありますが、偕楽園なら思ったより早く到着します。

ただし、この日は梅まつり。

駐車場は見事な大渋滞。

しかし、私は以前訪れたときに、ひとつの方法を見つけていました。

近くの「歴史館」に駐車する作戦です。

ここは比較的停めやすく、しかも梅も綺麗に咲いています。
歴史館さん、いつもありがとうございます。

軽く撮影してから、歩いて偕楽園へ。

到着すると、ものすごい人。

さすが日本三名園。
梅まつりの人気はさすがです。

白梅、紅梅、枝垂れ梅。
どこを見ても梅、梅、梅。

高台から見下ろす景色も美しく、撮影をたっぷり楽しめました。

本当は好文亭の上から撮影したかったのですが、
あまりの混雑に断念。

こういう日もあります。

そういえば、チケットを購入したときに気になったものがありました。

「弘道館とのセットチケット」。

弘道館には行ったことがなかったのですが、
せっかくなので購入していたのです。

ということで、次は弘道館へ。

行ってみると、これがとても素敵な場所でした。

落ち着いた建物と梅の花が見事に調和していて、
とても静かで心地よい空間。

調べてみると、弘道館は1841年に水戸藩主・徳川斉昭が創設した、日本最大規模の藩校とのこと。

なるほど、歴史の重みを感じる場所です。

梅の写真を撮りながら、少し歴史にも触れる。
これはなかなか贅沢な時間でした。

こうしてこの日の撮影は終了。

土日フルで動いたので、月曜日はきっとぐったりでしょう。

まあ、仕事をしながら体力回復するしかありません。
本末転倒な気もしますが、人生そんなものです。

それでも、好きな場所を巡り、たくさん写真を撮って、
とても楽しい一日でした。


撮影日記 2026年2月28日 晴れを祈って川越へ。結局、ミモザと梅と、うどんが全部いい感じにしてくれた朝。

この日も、相変わらず時間がありませんでした。

というのも、この日は月に一度の恒例行事、旧友たちとの集まりの日。
午前10時30分、私が育った地元、ふじみ野市(旧上福岡市)に集合です。

昔からの友人と会う時間というのは、不思議と特別なものがあります。
気を使わなくていいし、くだらないことで笑えるし、気づけば時間があっという間に過ぎてしまう。
まあ、だいたい昔の失敗談を蒸し返されるのが定番ですが、それも含めて楽しいものです。

とはいえ、集合時間までの朝の時間。
これを何もしないで過ごすのは、どうにも落ち着きません。

朝はいつも通り4時に目が覚めます。
正確に言うと「起きよう」と思わなくても勝手に起きてしまうのですが、これはもう体質なので仕方ありません。
便利なようで、時々困る特技です。

この日の天気予報は「曇り → 晴れ(10時ごろから)」。

これがまた悩ましい。
撮影に行くべきか、それとも溜まっているPC作業を進めるべきか。
ブログの今後の戦略なんていう、少しだけカッコよさそうで実はそんなに立派でもないことを考える時間にするか。

あるいは、
「ワンチャン晴れるかもしれない」という希望を胸に、現場に向かうか。

外に出て空を見上げると、見事などんより雲。
どう見ても、今すぐ晴れる気配はありません。

これは厳しい。

とりあえず会社へ向かい、コーヒーを入れて様子を見ることにしました。
ちなみにコーヒーは一年中ホット派です。
真夏でもホットです。
自分でも理由はよくわかりません。

会社で少しだけ仕事(本業ですよ、本業)を片付けながら空の様子をチェック。

……うーん、だめそうだな。

この日は、本当は河津桜で有名な「桜神宮」に行こうと思っていました。
ピンクのリボンがとても可愛らしい神社で、ミラーレス一眼を手にする前に一度行ったことがあります。
今回はカメラを持って改めて撮影したいと思っていたのですが、どうやら今回はタイミングが合わなそうです。

そこで急遽、作戦変更。

最近ブログのアクセス数が伸びている、川越の「中院」のミモザ。
そしてその隣の「喜多院」。

ここなら、撮影したあとでもふじみ野市に向かいやすい。
時間的にも現実的なプランです。

現地に着くまでに晴れればラッキー。
晴れなければ車の中でYouTubeでも見ながら時間調整すればいい。
ちなみに最近のお気に入りは、例の番組(NOBROCKTV)です。
気楽に笑える動画は、朝の脳にちょうどいい。

そんなわけで、川口から首都高速に乗り、さいたま新都心方面へ。
途中で降りて川越方面へ向かいます。

そして現地に近づくころ――

太陽が出てきました。

しっかりと。

「ああ、桜神宮で待機しておけばよかったかな」

一瞬そう思いましたが、人生はポジティブシンキングが大事です。
過去は振り返らないタイプ…と言いたいところですが、実際は少し振り返ります。
でもまあ、今回は前を見ることにしました。

まずは中院

近くにコインパーキングがあるのですが、一方通行が多くて少しわかりにくいので注意です。
迷った場合は喜多院の駐車場を使うのもありですね。

境内に入ると、ミモザが見事に満開
黄色の花が春の光に包まれて、ふわっと明るい景色が広がっていました。

ただ、このミモザ。
とても背が高い。

建物と一緒に撮影するのがなかなか難しい。
結局、見上げながらの撮影が中心になりました。

でも、上を見上げながら撮る花というのも悪くありません。
黄色い花の向こうに青空が広がる景色は、やっぱり気持ちがいいものです。

さらに嬉しいことに、梅の花まで咲いていました。

春が一気にやってきたような景色です。

続いて、すぐ隣の喜多院へ。

ここは地元でも有名なお寺で、子どもの頃から何度も来ている…はずなのですが、
なぜかその頃の記憶があまりありません。

たぶん、当時は寺より遊びのほうが重要だったのでしょう。

境内では、梅の花河津桜が綺麗に咲いていました。
柔らかなピンク色が春らしく、とても華やかです。

時間があまりなかったので撮影は短時間でしたが、
それでも十分に楽しめました。

ちなみに、中院も喜多院(有料エリア内)も、枝垂れ桜がとても美しいことで有名です。
もう少しすればその季節。

「また近々来るね」と心の中で宣言しておきました。

帰りは川越インターから高速へ。
そして三芳パーキングの出口で脱出。

最近はパーキングからETCで外に出られるので、本当に便利ですね。
高速道路を作ってくれた方々には、心の中でそっと感謝しておきました。

その後、友人たちと合流。

お昼ご飯は、うどん。

昔はガッツリ系ばかり食べていた気がしますが、
最近はこういうさっぱりしたものが美味しく感じます。

これは年齢なのか、それとも成長なのか。
たぶん前者です。

久しぶりに会った友人たちと、たくさん話して、たくさん笑って、
気づけばあっという間に時間が過ぎていました。

撮影もできて、友人にも会えて、
なんだかとても充実した一日。

こういう日があるから、また次の撮影にも出かけたくなるんですよね。


撮影日記|2026年2月22日 河津桜、満開リベンジと、息子ドライブ練習の巻

リベンジしたいんです。どうしても。

去年訪れた三浦海岸の河津桜。事前調査が甘く、「ほぼ咲いていない」という静かな事件が発生しました。あのスカスカの枝を前に、私は誓ったのです。「来年はドンピシャ満開を当てる」と。

というわけで今年、再挑戦。舞台は三浦海岸桜まつり。しかも今回は、今年免許を取った息子の運転練習も兼ねた神奈川ドライブです。父は助手席、内心ハラハラ。でも顔は平静。これ大事。

本日のプランは、三浦海岸観音崎公園→歩いて横須賀美術館横須賀中央駅のミモザヴェルニー公園。詰め込みすぎない、ゆったり安全運転プランです。たぶん。

娘も一応誘いました。「行く?」と。返事は秒速で「NO」。高校に入り課題が多いとのこと。忙しいらしい。思春期もあるのでしょう。父は静かに受け止めます。「ぐすん」。

車内の音楽は息子チョイス。軽めの和製ヒップホップ。正直アーティスト名はよく分かりません。知っているのもありますが、そこは黙っておくのが大人の余裕というものです。

三浦海岸は思っていたより近い。事前に調べた最安コインパーキングに停め、歩いて会場へ。15分ほどで到着。そして――満開!ちゃんと満開!河津桜がもこもこと咲いています。リベンジ成功。

しかし問題は光。ここ、太陽の入り方が難しい。光が差し込む場所が限定的で、ベストポジション争奪戦が始まりつつある。のんびり構えていたら、あっという間に人、人、人。「あわわわ…」と内心焦る父。

並木から池の方へ移動し、水面との絡みを狙う。その後、少し上に登って電車とのコラボも挑戦。しかし朝の空はやや白っぽい。うーん、次回は時間帯を変えるべきか。満開は当てたが、光は読み切れず。写真は奥が深いというより、底なし沼です。

昔ここで見た三浦大根の記憶もよみがえる。あの大迫力サイズ、あったら絶対買っていたのに、今回は見当たらず。桜より大根に未練が残るのはなぜでしょう。

次は観音崎公園へ。ここにも河津桜があるとの情報。到着して思いました。「広すぎない?」。どこに咲いているのか分からない。スタッフさんに教えていただき、花の広場へ。博物館近くの駐車場から結構歩きました。20分くらい。いい運動です。

花の広場では菜の花と河津桜が並び、黄色とピンクの春色共演。ちょうど地元のお祭りも行われていて、賑やかな空気。青空の下、のんびりした時間が流れていました。

そこから下り、横須賀美術館へ向かいます。到着してみると――改装中。あれれれ。紫陽花の季節に感動した場所なので少し残念。ただ庭の河津桜は綺麗に咲いていて、しかもメジロ祭り再び。あんなポーズ、こんなポーズ。被写体サービス精神旺盛です。連写が止まりません。

続いて横須賀中央駅前のミモザ。駅前で望遠レンズを構える男。周囲からの視線が少し刺さりますが、動じません。もう慣れました。車に戻ると息子が「何撮ってたの?」と一言。そりゃそうだ。駅前の黄色い木を必死に撮る父。説明はざっくりで済ませました。

最後はヴェルニー公園。軍港めぐりで有名な場所です。バラ園もあり、シーズンはさぞ華やかでしょう。軍港めぐりは大人気で完売。今回は公園から軍艦を撮影。重厚な艦船と春の柔らかな空気。その対比が面白い。

ランチは近くのスシローで。回転寿司はもう100円ではありませんが、満足度は健在。しっかり食べてエネルギーチャージ。

今日はあくまで運転練習も兼ねた軽めのドライブ。帰りは私がハンドルを握り、安全第一で川口へ。翌日は祝日ですが、私は仕事。

満開リベンジは成功。運転練習も順調。娘には振られましたが、それも含めて我が家の春。

さて、明日からまたエンジン全開。早く寝よう。春は忙しい。でも、それがちょっと嬉しいのです。


撮影日記|2026年2月21日 春色ダブルヘッダー(ミモザ×河津桜/午前限定)

この日は、とにかく時間がありませんでした。午後から息子の病院付き添い。家族優先、これは我が家の暗黙の最重要事項です。写真は大事。でも順番は間違えない。それが長く続けるコツだと、最近やっと学びました(遅い)。

とはいえ、与えられた時間は午前中のみ。しかも川口にお昼前には戻るという縛り付き。わずかな時間が勝負を分けることを、私は知っています。綿密なスケジュール管理が求められますが、実際は頭の中のマネージャーが「たぶんいける」と言っているだけです。

本日の行き先は、なぎさ公園の河津桜入船公園のミモザ、そして横浜元町周辺のミモザ。日の出とともに動き、午前中に帰還する。ミッションは明確です。

まだ空気がひんやりとした朝、少しだけ遅めに出発。なぎさ公園に着くと、河津桜の濃いピンクが朝の青みを帯びた光に浮かび上がっていました。小さな並木道に、柔らかい朝日が斜めに差し込む。その下を散歩する人、犬を連れた方、そして望遠レンズを構える私。完全に浮いています。

メジロが枝から枝へと忙しく飛び回り、シャッターチャンスは一瞬。70-200mmを構え、息を止めて連写。けれど太陽の角度と並木の向きが微妙に噛み合わない。花は綺麗、でも光があと一歩。早起きは三文の徳のはずなのに、どうも今日は二文半くらい。午後の方が良いのでは?と内心メモを取りつつ、頭の中のマネージャーが「移動!」と叫びます。

高速に乗り、横浜方面へ。朝の道路は比較的スムーズ。車内ではJill Scottの新作が流れ、落ち着いたソウルのリズムが車内を満たします。最近Pitchforkの点数が有料会員限定になったことを思い出し、軽くダメージを受けながらも「最後は自分の耳だ」と自分を励ます。すでに加入中のサブスク数を思うと、これ以上は厳しいのです。

入船公園は想像以上に可愛らしい公園でした。芝生、遊具、のどかな空気。その中でミモザを探して右往左往。どこだ?と思っていたら、視界に入りきらないほど巨大な黄色の木を発見。大きすぎて逆に気づかないという中年あるある。

見上げると、ふわふわとした黄色の花が空を覆うように広がっていました。ただ、朝の光はまだ低く、木の片側しか明るくならない。影と光の境界を探しながら立ち位置を微調整。足元を数センチずつ動かす怪しい男。それでも、光がふっと当たった瞬間の黄色は、思わず「おお」と声が出るほど。

看板には「混雑時は…」の注意書き。日中は人気スポットなのかもしれません。今は静か。静かなうちに撮れる贅沢を噛みしめつつ、次へ。

最後は横浜元町港の見える丘公園近くに車を停め、少しだけ寄り道。朝の空気は澄み、港の向こうに広がる景色が想像以上にクリアでした。ベイブリッジ方面まで見渡せる眺望に、「これは朝焼けか夕焼けで再訪確定」と独り言。宿題がまた増えました。

元町へ歩くと、カフェやパン屋の前にはすでに行列。おしゃれな空気の中、望遠レンズを肩に下げた私。完全に浮いていますが、もはや慣れました。カフェ横のミモザは建物の白壁と相性が良く、黄色がより鮮やかに映える。背景に街の雰囲気を入れながら構図を探る時間は、やはり楽しい。

無心でシャッターを切る。人目を気にしている余裕はありません。むしろ、気にしないことが上達への第一歩だと勝手に解釈しています。

帰路は順調。時計を見ると、予定通り。午前中に川口へ帰還。ミッション成功です。その後は息子の運転で病院へ向かい、私は助手席で静かに父の顔。

写真も大事。でも守るべき優先順位があるからこそ、朝の数時間が特別になる。春が近づき、行きたい場所はどんどん増えていきます。今年は去年より少し遠くへ足を延ばしたい。ただ、まずは目の前の季節を丁寧に追いかけることから。

さて、明日も早い。朝4時起きの男にとって、夜更かしは最大の敵。春は忙しい。でもその忙しさが、ちょっと嬉しいのです。


撮影日記|2026年2月15日 休むという選択肢がない男の、日曜午前限定撮影ツアー

前日は、午前2時30分起床で南伊豆〜河津町を日帰り縦断。帰宅は夜9時。
普通なら「今日はゆっくりしよう」が正解でしょう。ええ、普通なら。

しかし撮影病の私は違います。
一週間で一番疲れているのは、なぜか月曜日。日曜はまだ動ける。むしろ動きたい。困ったものです。

というわけで、この日は“ゆっくり”朝5時起床。
遠出はさすがに控え、お昼までの約束で都内ショート遠征です。

プランはこちら。

汐入公園で桜散策
亀戸天神で梅
蔵前神社でミモザ
向島百花園で梅まつり

正午には川口帰還。完璧なタイムマネジメント。たぶん。

まずは汐入公園。
以前、高速道路から見えた桜並木がずっと気になっていた場所です。

到着して早速探します。
……あれ?咲いていない。

最近「汐入公園で河津桜が見頃」との情報を目にしており、
高速から見えた並木と完全に脳内ミックス。
結果、ソメイヨシノの並木でした(たぶん)。2月15日に咲くわけがありません。

下調べ、大事。学ぶ。

悔しいので園内の2本の河津桜を丁寧に撮影。
咲き始めの花びらは初々しくて美しい。
すると、メジロさん登場。慰めでしょうか。

追跡モード発動。EOS Rを構え、飛び回る姿を必死に追います。
ありがとうメジロさん。今日ここへ来た意味はあった。
ソメイヨシノの頃、また来るからね。

次は今年2度目の亀戸天神。
枝垂れ梅が見事。朝早い時間帯で人も少なく、撮影し放題。

光の入り方を考えながら構図を探る時間がたまりません。
ここでもメジロ登場。梅とのコラボは鉄板ですね。
連日の遠征で少々疲れているはずなのに、シャッターを切る指は元気です。

続いて蔵前神社
河津桜とミモザの共演で有名ですが、この日はミモザのみ。

黄色のポンポンが空に映えて綺麗
ミモザって、撮るたびに「もっと良い構図があるはず」と思わせる花です。
まだミラーレスで河津桜との本気コラボを撮っていないので、満開時は覚悟が必要ですね。混雑も覚悟ですが。

ラストは向島百花園の梅まつり
紅葉シーズン以来の訪問です。

園内は賑やか。梅が満開で華やかな空気。
構図次第では梅とスカイツリーのコラボもいけそう。
時間制限がある日は、逆に集中力が高まります。サクサク撮影、サクッと撤収。

高速道路を安全運転で帰路へ。
予定通り12時に川口到着。優秀。

そのまま近所のOKストアで食料品を購入。
朝は桜と梅を撮り、昼は食材を選ぶ。
この振れ幅が人生です。

来週は忙しくなりそうなので、今のうちにブログ準備。
土日フル稼働。体は少々疲れ気味ですが、心は満タン。

撮影病、順調に進行中です。


撮影日記 2026年2月14日 河津桜に呼ばれて。欲張り日帰り伊豆縦断記

この一か月、ずっと考えていました。
「本当に日帰りで行けるのだろうか」と。

2026年の目標は、“これまで距離的に日帰りが難しかった場所へ挑戦する”こと。年末年始に遠出はしましたが、あれは宿泊あり。今回は純度100%の日帰り遠征です。基本姿勢はあくまで日帰り。泊まると気持ちが緩む。財布も緩む。だからこそ日帰り。…と言いながら、温泉街を見るたびに心が揺れるのは内緒です。

目的地は、河津桜発祥の地・河津町。そして調べているうちに見つけてしまった南伊豆町の「みなみの桜と菜の花まつり」。さらに河津七滝ループ橋、修善寺梅林、修禅寺まで――。
冷静に考えれば完全に詰め込みプラン。でも「せっかくここまで行くんだから」が発動してしまうのが私の性分。貧乏性という名のエンジンが、朝から全開です。

日の出を撮るなら逆算は当然。結果、起床は午前2時30分。
早起きは得意です。毎朝4時起床ですから。でも2時30分は違う。これは朝活ではなく“夜の続き”。静まり返った家の中で準備をしながら、「さすがにやりすぎでは?」と一瞬よぎるも、カメラバッグを担いだ時点でスイッチオン。車に荷物を積み込み出発です。

首都高から東名高速へ。4時前に料金所を通過。「これって割引対象?」と小さな期待を抱きつつも、気分はすでに遠征モード。伊豆方面へ入り、ナビの指示で内陸ルートへ。薄暗い天城越えのぐねぐね道はなかなかのスリル。「本当にこの道で合ってる?」と独り言を言いながらハンドルを握ります。眠気はゼロ。むしろわくわくが勝っている。

約3時間で南伊豆町に到着。日の出ギリギリ。空がほんのりオレンジに染まる瞬間、車内で静かにテンションが上がります。
会場近くの菜の花畑でまず軽く撮影。朝露をまとった黄色が美しい。そして「みなみの桜と菜の花まつり」へ。無料駐車場にまず感動。このご時世、本当にありがたい。

川沿いに咲く満開の河津桜。両岸をピンクに染めるその景色は、想像以上でした。温泉の湯けむりが立ちのぼり、のどかな空気が流れる。ああ、来てよかった。階段で撮った逆光の一枚は、この日のベストショット。光と影の追いかけっこ、最高です。
「今度は泊まりで来たいな」と思った瞬間、日帰り主義が少し揺らぎました。

次は河津町へ。海沿いのドライブがとにかく気持ちいい。途中立ち寄った白浜海岸では、あまりの透明度に思わずブレーキ。偶然空いていた駐車場に滑り込み、小休止。青い海、白い砂浜。思わず深呼吸。
「これだから遠征はやめられない」と納得。

そして河津町。河津川沿いの桜並木は圧巻のひと言。見晴らし台、河津桜の原木、海沿いと歩き回り、シャッターを切り続けました。どこを切り取っても絵になる。早起きの苦労が一気に報われる瞬間です。
屋台の焼きそばで小腹を満たし、ささやかな幸せを噛み締めながら次へ。

河津七滝ループ橋へ向かう途中、案の定道を間違えて細い小路へ迷い込みます。でも辿り着いた巨大なループ橋は迫力満点。構造物好きとしてはたまりません。くるりと円を描くその姿に、なぜかテンションが上がる自分がいます。

最後は修善寺方面へ。再び天城越え。雲行きが怪しくなり、「富士山は無理かな」と半ば諦め気味。修善寺梅林ではやはり見えず、少し残念。それでも梅の香りとメジロの姿に癒やされます。
帰ろうとしたその時、うっすらと白い影。「あ、いた!」。富士山です。梅との完璧なコラボではなかったけれど、確かにそこにいました。思わず心の中で拍手。ご利益ご利益。

修禅寺では静かな空気に包まれ、枝垂れ梅が優しく迎えてくれました。温泉街の雰囲気もよく、「ここも泊まりで来たいな」と再び心が揺れます。日帰り主義、危うし。

帰路のPAで食べた熱々ラーメンが、やけに体に染み渡る。午前2時30分起床。さすがに疲れました。でも、あの桜の川沿い、白浜の海、うっすら見えた富士山を思い出すと、不思議と元気が戻ってくる。

日帰り遠征第一弾、大成功。
「無理かも」と思っていた距離は、案外いける。

さて次は、どこまで欲張ってしまうのでしょうか。
自分でも、ちょっと楽しみです。


撮影日記 2026年2月1日 熱海と小田原、そして消えた富士山

本来であれば、土曜日に行きたかったところですが、土曜日は普通に仕事。
なので今回は「日曜で結構です!」と気持ちを切り替え、熱海・小田原 日帰り旅を敢行しました。

内容はいたってシンプル。
熱海で「海・桜・梅」、小田原で「城・梅」。
……なのですが、この日は我々の住む川口市で市長選挙。投票は絶対。
できれば衆議院選挙の期日前投票も済ませたい。
となると、16時30分までに帰宅必須という、なかなかの縛りプレイです。

「熱海 → 小田原 → 川口、16時30分帰宅」
……これは、なかなかハードな一日になりそう。

起床はいつも通りの4時。
前日に荷物はほぼ車へ移動済み。起きたら即出発できる、社会人の知恵です。
暖かいコーヒーを片手に、外環→首都高→東名。
日曜早朝の高速は空いていて快適。自宅から東名まで約40分。
「ETC深夜割引って、何時に出れば一番お得なんだろう」なんて考えているうちに、気づけば熱海方面へ。

熱海周辺、細かい有料道路が多いですね。
特に高確率で入ってしまうのが、海沿いの500円区間。
晴れて景色が見えれば最高ですが、この日はまだ真っ暗。
はい、意味なし。やってしまいました。

熱海に近づくころ、日の出前のわずかな明るさ。
水平線には雲。「これは朝焼け、厳しいかな…」と少し残念。

それでも海岸で待っていると、雲の上から太陽が顔を出し、空が一気に染まりました。
あぁ、きれい。
海の日の出って、やっぱり気持ちいいですね。
朝から意外と人も多く、みんなちょっと得した気分。

朝焼けを見たら、すぐにあたみ桜へ。
糸川沿いの桜と街並み、情緒たっぷり。
メジロも来てくれて、シャッターが止まりません。
この時期に桜が見られるのは、やっぱり嬉しい。

続いて、実は初訪問の熱海梅園
思っていた以上に広く、梅は咲き始めから満開までさまざま。
枝垂れ梅はこれから、といった感じでしょうか。
高低差や川もあって、撮影しやすい園内。
紅葉の時期も良さそう。これは再訪決定です。

次は、パワースポットで有名な来宮神社
……が、駐車場は満車、満車、満車。
それでもパワーが欲しくて、駅前に停めて歩きます。
境内はカフェやエンタメ感もあり、楽しい雰囲気。
しっかりパワー補給。

次は小田原へ。
実はちゃんと歩いたことのなかった小田原城です。

その前に、腹ごしらえ。
前回も行った小田原タンメンへ再訪。
タンメンと餃子。間違いない。満足。

小田原城は立派。
外周には梅がたくさん咲いていて良い香り。
お城とのコラボは少し難しそうですが、桜の時期は絶対良さそう。メモ。

最後は曽我梅林
狙いは、梅と富士山のコラボ。

……あれ?
富士山、どこ?

晴れてるんです。めちゃくちゃ。
なのに、見えない。
「まさかSNSで見たのはAI?」なんて思い始めたころ、
通りすがりの奥様の一言。
「さっきまで富士山、見えてたのにねぇ」

え。
ほんの一部だけ、うっすら曇っている場所がありましたが、そこに隠れていたらしい。
そんなことある?
今日はご縁なし、ということで、梅林を撮影して梅干しを買って退散。

帰りは渋滞もなく、16時ちょうどに帰宅。
市長選挙と衆議院選挙の期日前投票も無事完了。

撮影も、移動も、選挙も。
全部クリアして、なかなか達成感のある一日でした。

今週も、頑張ろっと。


撮影日記 2026年1月31日 朝焼けからメジロ祭りへ、春の気配を追いかけた一日

この日は、仕事の合間を縫っての「ほんの少しだけ」撮影プラン。
そう、せっかくの土曜日ですが、普通に仕事です。はい。生きていくためには、こういう日もあります。
「雨の日だけ仕事にするプラン」とか本気で考え始める自分は、もう立派な大人でしょうか。たぶん違います。

午後から仕事なので、午前中が勝負。
時間がない中でどこに行くかを考えるのが、また楽しい……と言いたいところですが、月末の棚卸やら〆作業やらで、脳内CPUはすでに高負荷状態。シンキングタイム、完全に不足気味です。

日曜日は熱海・小田原方面に行く予定。となると、土曜日は近場が正解。
ちょうど息子さんも「車の練習したい」と言っていたことを思い出し、来週控えている蔵王温泉スノーボード旅行のことが脳裏をよぎります。大学生4人で雪道運転。……不安しかない。
携帯トイレ、寝袋、食料。これはもう、持たせるしかありません。

さて話を戻して。
先週訪れた葛西臨海公園。シンデレラ城がとても良かったのですが、あのときは三脚なし。
「三脚を持って再チャレンジしなさい」という天の声が、はっきり聞こえました。
さらに「新宿御苑では寒桜が咲いていて、メジロがピヨピヨしてるよ」という別ルートの天の声も追加。

もう考える時間もない。
よし、その流れでいこう。

朝はいつも通り5時起床。少しだけゆっくり出発。
葛西臨海公園は自宅・川口から約40分。海、近い。想像以上に近い。
「もしかして、川口から一番近い海ってここ?」などと考えながら、前回よりスムーズなルートで海へ到着。

今回は本気です。
三脚、NDフィルター、レリーズ。フル装備。
ネットで見た「それっぽいやり方」を試してみます。
シャッタースピードを思いきり遅くして、レリーズでそっと切る。
ボタンを押す振動すら許さない、という姿勢だけは一人前。

結果?
晴天寄りの日だったので「まあ、こんな感じかな」と無理やり納得。
これはまた、天気が荒れそうな日に再チャレンジ案件ですね。
カメラ歴1年半、まだまだ修行は続きます。

その後は園内の梅、蝋梅、水仙を撮影して次へ移動。

お次は新宿御苑。寒桜とメジロ狙いです。
開園ギリギリセーフで滑り込み。そこはもう、メジロ祭り
ピヨピヨ、ピョンピョン、あちこちに春。
撮っても撮っても減らないメジロ。

と思っていたら、突然の大型緑色ゲスト登場。
「……インコ?」
調べたら、ワカケホンセイインコというらしい。野生。
桜の蜜を吸うというより、花をむしゃむしゃ食べている姿に軽く衝撃。東京、奥が深い。

水仙なども撮影して、この日はここまで。仕事へ向かいます。

そして夜。
仕事帰りにふと気づきました。

……三脚が、ない。

完全にやりました。
葛西臨海公園に、きれいさっぱり忘れてきました。
明日、電話しよう。そうしよう。

三脚は消えましたが、撮影も仕事も詰め込んだ、なかなか濃い一日。
こういう失敗込みで、撮影日記は続いていくのです。


撮影日記 2026年1月25日 正午帰還・花四景という名の無謀計画

この日も、朝からバタバタである。
前日は中学時代の友人と再会し、良い夜を過ごしたのだが、翌25日は14時ふじみ野駅集合という昼のみの予定。
つまり、それまでが自由時間。
……となると、考えることは一つしかない。
「そこまでに、どこまで撮れるか」。
家族のみなさん、本日も先に謝っておきます。

自分の中で描いた理想の流れは、
撮影 → 帰宅 → 昼飲み(友人と再会)。
文字にすると優雅だが、実態はほぼ綱渡り。
遠出は厳しい。じゃあ都内だ。
前日が羽根木公園だったので、自然と頭に浮かんだのが――
荏原神社、メジロ出てるらしい問題」。

ただし、あそこは日の出向きではない。
「じゃあ、その前にどこ行く?」
自分で自分に問いを投げ、我ながら欲張りな性格だなと呆れつつ、最終的に決まったルートがこちら。

葛西臨海公園(日の出と水仙)
台場(アイスチューリップ)
荏原神社(寒緋桜とメジロ)
木場公園(ミモザ、寒緋桜とメジロ)

全て達成して12時帰宅。
コードネームは「正午帰還・花四景」。
失敗したら、ただの自己満足ドライブである。

当日は、いつも通りの4時起床。
一度帰宅する前提なので荷物は軽め。
外環、首都高であっという間に葛西臨海公園へ。
まだかなり暗いが、海の方向へ早歩き。

「誰もいないだろう」と思ったら、なぜか人が多い。
……そういうことか。
この時期、海から見えるディズニーランドのシンデレラ城と、日の出の太陽がほぼ重なるらしい。
完全にノーマークだった。
三脚持ってくればよかったと、心の中で静かに膝をつく。

日の出とシンデレラ城

城と朝日を撮影し、ふと反対を見ると、海の向こうに富士山
冬の空気、仕事しすぎ。
こちらも撮影。

朝日を浴びる富士山


さらに、観覧車付近で咲き始めた水仙が朝日に照らされている
もうこの時点で、かなり満足。

朝日を浴びる水仙の花

続いて台場のアイスチューリップへ。
通路の両脇に花、奥にはレインボーブリッジ、さらに東京タワー。
これはもう、黄金比の暴力。
遠慮なくシャッターを切る。

アイスチューリップとレインボーブリッジ×東京タワー
きらきらアイスチューリップ

そこから20分ほどで荏原神社
到着すると、カメラ愛好家が大量発生中。
皆さん無言だが、空気は熱い。
寒緋桜は満開、メジロも近い
撮りやすい。ありがたい。

飛ぶメジロ
寒緋桜と神社

さらに20分、木場公園へ。
ミモザは咲き始め。
「あ、もうこの季節か」と、1月にして時の流れの速さに怯える。
近くの川沿いの寒緋桜では、背の低い木のおかげでメジロがすぐそこ。
記念撮影、完了。

咲始めのミモザ
飛ぶメジロ

時計を見る。
……やばい。
「帰宅だ帰宅!」と、急いでハンドルを切る。

12時少し過ぎに帰宅。
カレーをかき込み、頼もしい息子が駅まで送ってくれるというので、全力で甘える。
その足で佐野まで行くらしい。
免許取りたての君、大丈夫か。ちょっと心配。

14時、ふじみ野で旧友と再会。
焼き鳥屋「ビッグ」で、昔話と近況報告が止まらない。ビール1杯、ハイボール5杯。それでも意外とシラフ。気づけば19時近く。
楽しい時間は、いつも早い。

帰りは、まさかの息子がふじみ野駅まで、お迎え。「ありがとう息子さん」
関越、外環をスイスイ帰宅。
なんだこの一日。
撮って、走って、飲んで、笑って。

色々あったけど、最高でした。
大満足。


撮影日記 2026年1月24日 朝日は鉄橋、香りは梅林──1月の東京、二本立て撮影

この週は、中学時代の友人と会う予定が土日フルで入っていて、金曜日の時点で「これはバタつくぞ…」という予感しかしなかった。
とはいえ、撮影欲というものは予定表など見てくれない。
土曜日は10時30分、日曜日は14時から待ち合わせ。それまでが、完全なる“自由時間”。
家族のみなさん、今週は先に謝っておきます。

というわけで、まずは1月24日の土曜日。
平日は本業(ちゃんとあります)がそれなりに忙しく、週末の撮影計画を練る余裕がなかった。
昼休み、マックで秒で腹を満たし、スマホ片手にインスタとXを猛烈サーチ。
そろそろ関東でも梅が動き出す頃。あわよくばメジロも。
そんな淡い期待を胸に、選んだのは都内有数の梅林、初訪問の羽根木公園だった。

ただ、日の出から撮影に適した明るさまで、少し間がある。
「その時間、何か撮れないか?」と探して見つけたのが、「八高線・多摩川橋梁」。
朝日×鉄橋×走る電車×水面のリフレクション。
インスタ脳が「これは映えるぞ」と囁く。
よし、朝日は橋、メインは梅林。この二本立てでいこう。
目標は、埼玉・ふじみ野方面での友人待ち合わせ10時30分。

当日の起床は、いつも通りの4時。
当然まだ真っ暗。「もう少し日の出、早くなってもいいんだけどな」と毎年同じ独り言。
荷物は軽め、気持ちは重め(時間制限あり)。コンビニ中毒者がBOSSを購入して、いざ出発。

外環、首都高、中央道を抜けて八王子の、「八高線・多摩川橋梁」へ。
……あれ? 八王子って、こんなに遠かったっけ?
最近、距離感が完全に壊れている。謎の焦りを抱えつつ、なんとか日の出前に到着――の、はずが。

ここからが、あるある祭り。
下調べ不足で、撮影ポイントが分からない。
川のどっち側? 暗いし怖いし、人もいない。
「ここ…なのか?」と半信半疑で構えていたら、
いきなり電車通過。

……はい、時刻表見てませんでした。
この時間の八高線、本数少なそう。
極寒の河川敷で、約30分待機決定。

こんな時は文明の利器。
スマホでYouTubeを開き、「佐久間さんのNOBROCK TV」を視聴。
一人、真っ暗な河原で爆笑。
誰かに見られていたら、完全に不審者。
でも、笑ってると時間は早い。ありがとう佐久間さん。

電車が来そうな時間になり、今度は真面目に待機。
動画か写真か悩んだ末、今回は動画撮影→スクショ作戦。
無事ミッション完了。
正直、一本前の時間帯のほうが光は綺麗だった。
そして、インスタで見た構図とも違う。
……多分、川の反対側。
誰か正解を知っていたら、こっそり教えてほしい。

気を取り直して、次は本日の本命、羽根木公園の梅林へ。
東名で戻り、8時前に到着。
と思ったら、駐車場は8時開門。
「バー壊れてる?」と一瞬思った自分を反省しつつ、しばし待機。

開門と同時に駐車して、梅林へ直行。
開花は始まったばかり。
それでも、しっかり咲いている木もあり、香りがいい。
撮影はできなかったけれど、メジロもちらほら。
なんと、梅林越しに富士山まで見えるというご褒美付き。
9時ギリギリまでシャッターを切り続け、大満足の朝。

羽根木公園の綺麗な梅
羽根木公園の綺麗な梅
羽根木公園から見える富士山
羽根木公園で、アブストラクト的な梅の撮影

友人との待ち合わせも予定通り。時間管理は私生活で完成。本業はこれから実装予定。
お昼は上福岡駅近くの「讃岐うどん條辺」へ。
元巨人・條辺投手のお店。
安くて美味しくて、混んでいる。理由が分かる。

撮影して、迷って、待って、笑って、
友人に会って、美味しいものを食べて。
いい一日だった。

家族のみなさん、今週は本当にごめんなさい。
でも、多分、来週も同じことを言います。


撮影日記 2026年1月18日 南房総ブーメラン作戦。桜とメジロに会いに行く

この日は、名付けて「南房総ブーメラン作戦」。前日の夜、布団に入ってまもなく耳に飛び込んできた情報がすべての始まりでした。「千葉の南房総にある抱湖園、もう桜が咲いてて、しかもメジロがめちゃくちゃ来てるらしいよ」。……ちょっと待って。1月ですよ?もう桜?しかもメジロ祭り?そんな話を聞いてしまったら、もうダメです。頭の中で、緑色の小さな鳥がピヨピヨ鳴き始め、完全にスイッチオン。

起床は、いつも通りの4時。正午には戻るからね、と一言だけ残し、ほぼ強引に出発。とにかくメジロちゃんに会いたい、その一心です。

外環、首都高を経由しつつ、ビュンビュンではなく、あくまで安全運転で進行。夜明けギリギリのタイミングで鴨川付近に到着しました。海がきれいだなぁ、なんて思いながら走っていると、目的地の抱湖園へ。到着してまず思ったのが、「あ、ここ山の上なんだ」。そしてその山の上には、ほぼ満開の早咲き桜。約60本の元朝桜に、菜の花、水仙まで加わって、もう春の大渋滞です。

まずは山の上から朝焼けを撮影。いや、これだけでも来た価値あります。続いて水仙。朝焼けとの相性が抜群で、シャッターが止まりません。そして、いよいよ本日のメインディッシュ。メジロちゃん、いるかな……どころじゃありません。います。めちゃくちゃいます。完全にメジロ天国。飛ぶ、止まる、ついばむ、また飛ぶ。カップルで行動しているメジロまでいて、これはもう撮影会というより、修行です。枚数は増える一方、編集の未来は見ないことにしました。

気がつけば、かなりの時間が経過。ただし、正午帰宅という約束があります。……が、もう一か所だけ、お願いします。ということで、鴨川菜の花ロードへ。以前来たことはありましたが、今回は完全に満開。見渡す限りの黄色い絨毯。順光でも逆光でも、とにかく撮りまくり。はい、大満足です。今年初のメジロをこれでもかと撮影できたので、もう悔いはありません。

帰り道も渋滞なしでスイスイ進み、正午前後には無事帰宅。そこから昼食をとり、午後は再び別ミッションへ。息子の運転練習、再開です。今度は外環から東北道に乗り、「道の駅さかい」へ。ここ、個人的に結構好きな道の駅で、沖縄コラボなどもあって楽しい場所。みかん、ほしいも、お酒などを購入し、いい感じに寄り道完了。

近くには関宿城もあり、インスタグラムでよく見る場所だなと再認識。今度は富士山が見える夕方に来てみようと、しっかり脳内メモ。

帰りも渋滞なくスムーズ。息子の運転で、快適なドライブでした。朝から移動量多めの一日でしたが、撮影も運転練習も充実。満足度の高い、濃い一日となりました。


撮影日記 2026年1月17日 初心者ドライバーと行く、五反田と寄り道撮影日和

この日は、朝からちょっとしたイベント付きの一日でした。前日に息子が、ようやく、ほんとうにようやく車の免許を取得し、「じゃあ早速、練習だな」という流れに。ところが行き先を聞いてびっくり。まさかの都内・五反田。しかも免許取得初日。いやいや、それはいくら何でもハードル高すぎじゃない?と思いつつも、「高速は使わない」「無理はしない」「ゆっくり行く」という条件付きでトライすることになりました。

出発は午前10時とのこと。ほほう、10時ですか。それなら、それまでの時間は完全に私のものですね。はいはい、了解です。

ということで、いつも通りの5時起床。起きてすぐ準備をして、定番スポットの荒川土手へ向かいました。夜明け前に到着し、静かな空気の中でスタンバイ。雲が多くて「これは派手な朝焼けは無理かな」と思いつつ待っていると、空がじわっと明るくなってきました。地平線上に雲が居座っていたので、燃えるような朝焼けにはなりませんでしたが、その分、どこか不穏で重たい雰囲気の朝焼けに。これはこれで悪くない。むしろ「今日はいろいろありそうだぞ」という空で、個人的にはかなり好みです。満足。

その後向かったのが大宮第二公園。インスタグラムで「梅が咲き始めている」という情報を見かけ、偵察がてら寄ってみました。すでに駐車場は開放されていて、人もそこそこ。私はというと、迷わず梅林へ直行。木によって咲き具合はまちまちでしたが、「お、これはしっかり咲いてるな」という木もあり、もう少しで本番、といった印象です。それでも枝ぶりのいいところを探しながら、しっかり撮影しました。

さらに園内では水仙も咲いていて、朝の光を使ってキラキラ玉ボケ撮影。朝からなかなか贅沢な時間です。プチ満足で帰宅。

朝食をとり、いよいよ五反田へ出発。助手席に座ることがほとんどないので、正直ちょっとドキドキしましたが、走り出してみると意外にも落ち着いた運転。安全確認もしっかりしていて、「あれ?思ったより上手じゃない?」というのが正直な感想です。私が免許を取った頃より、たぶんずっといい。交差点での車線変更など、都内ならではのポイントは多少気になりましたが、免許初日としては上出来でしょう。親ばか?ええ、自覚はあります。

90分ほどで会場に到着。息子がスノーボード用品を物色している間、私は車で待機。帰りは私が運転しようかと聞いてみたものの、「帰りも運転する」とのこと。おお、頼もしい。だったらこちらも、少しだけわがままを聞いてもらいましょう。

ということで、寄り道は2か所だけ。
まずは亀戸天神。ささささ〜っと車を降りて、10分ほど撮影。入口の梅、白梅、水仙など、ちょこちょこと咲いていて、「やっぱり今年は早いなぁ」と実感します。

続いて上野公園。これまたドンピシャな場所で停めてもらい、ささささささ〜っと10分撮影。噴水広場とアイスチューリップがいい感じでした。この“タッチアンドゴー撮影”方式、意外と優秀。都内は駐車料金も高いし、短時間集中型のほうが気楽かもしれません。今度、息子を専属ドライバーとしてアルバイト契約しようかしら、なんてことを考えつつ。

そんなこんなで、息子の運転練習に付き合いながら、合間に撮影も楽しめた一日。緊張と楽しさがほどよく混ざった、なかなか良い休日でした。


撮影日記 2026年1月11日 朝焼け不発、風は爆発、それでも満足な神奈川行

この日は朝から神奈川へ。
「朝焼けと梅の花の撮影をしよう!」という一日です。
前日は氷柱のライトアップを見て帰宅が遅かったにもかかわらず、朝4時起床。
我ながら、落ち着きがありません。せわしない人間です。あはは。

まずは稲村ヶ崎で朝焼けを狙います。
気合だけは十分。まだ暗いうちに出発し、いつものようにBOSSのカフェオレを購入。
そういえばクーポン、なくなりましたね。でもそのまま買います。
思うつぼです。完全に。

眠気をカフェオレでごまかしつつ、音楽はClipseの2025年のアルバム。
首都高、東名、そして「ここ、何回止められるの?」というくらい関所感のある高速を抜けて、現地へ近づきます。

……あれ?
星が、ない。
一個も、ない。

「日ごろの行い?」と一瞬だけ自分を疑いましたが、
はい、完全に曇りでした。
朝焼け?なにそれ?状態。

もういいです。
こういう日は、引きずらないのが大人です。
どうせそのうち晴れます。朝焼けはさっさと諦めて次へ。

というわけで、「撮影中に曇る」という災いを遠ざけるべく、
八方除で有名な寒川神社へ向かいます。
少し早いかな、開いてないかな、などと考えながら到着すると、なにやら様子がおかしい。

渋滞。
しかも、ただの渋滞じゃない。

そう、1月。
完全に時期をナメていました。
とんでもない人、人、人。八方除の列がとにかくすごい。
今回は時間の都合で八方除はできませんでしたが、しっかりお参りはさせていただきました。
「次はちゃんと来ます」と心の中で宣言。

境内は屋台がずらり。たこ焼き、焼きそば、あれもこれも。
この活気、久しぶりです。
朝焼けは見られなかったけれど、これはこれで良い時間。

さて、そろそろ晴れてきそうだな、ということで次は小田原フラワーガーデンへ。
梅と水仙が咲き始めていて、とても綺麗。
正直、毎年来ている気がします。
そして毎年、同じ小さなピンク色の梅の木を撮っている気もします。
でもいいんです。
好きな被写体は、何度撮ってもいい。

結構長居してしまい、次はどうする?
横須賀か、熱海か。
最終判断は、空を見て。
「今日は横須賀だな」ということで、ソレイユの丘へ向かいます。

その前に腹ごしらえ。
ラーメン食べたい欲が突然発生し、偶然見つけた「小田原タンメン総本店」。
名前からしてもう美味しそう。
小田原タンメンと揚げ焼きそばをシェアしましたが、これが大正解。
どちらも美味しい。
これは、確実にリピート案件です。

満腹になって再出発。
ソレイユの丘では、昨年撮れなかった「菜の花と富士山」にチャレンジです。

……が。

この日の神奈川県、風がとにかく強い。
強風というか、暴風。
カメラ構えると煽られるレベル。
シャッタースピードを上げて、なんとか対応。
正直、かなり苦戦しましたが、ギリギリ撮れた、という感じでしょうか。

そろそろ疲れてきたな、帰ろうかな、と思いつつ、
「一周してからにしよう」と園内を歩いていると、
一番奥の崖の上から見える海が、最高に綺麗。

風が強い分、波が荒い。
波しぶきが上がり、迫力満点。
ここでもたくさんシャッターを切りました。

さらに驚いたのが、浜辺に降りられること。知らなかった。
降りてみると、これはもう別世界。
迫力がありすぎて、ちょっと怖い。
水しぶきも飛んでくるし、カメラにも良くなさそうなので、ほどほどで退散。

朝焼けは見られなかったけれど、
花も、海も、風も、全部ひっくるめて満足な一日。

「思い通りにならない日ほど、記憶に残る」
そんなことを思いながら、帰路についたのでした。


撮影日記 2026年1月10日 車の点検から始まる氷柱フルコース、だいたい行き当たりばったり

この日は、疑いようのない快晴。
ただし午前11時から、練馬で愛車の一年点検という、夢もロマンも若干薄めの予定が入っていました。
ここ5年ほどで走行距離は約10万キロ。年2万キロペースです。走りすぎとも言えますが、その分、思い出も積算されています。よく働き、よく連れ回しているので、点検は大事。これはもう撮影前の準備運動みたいなものです。

午前中はブログ更新作業をコツコツ。
「よし、いい感じ」と思ったところで時計を見ると、もう出発時間。こういうのは毎回同じ展開です。
点検は約60分で無事終了。ついでに、ようやく息子が免許を取るので限定解除の更新も完了。
「ついに来たか」という感慨と、「これで運転を頼める日も近いな」という下心が、静かに同居します。

外に出ると、空はまだまだやる気満々。
「今日はこのまま帰る日じゃない」と、誰に言われたわけでもないのに確信。
午後からでも行けそうな場所……そうだ、秩父の三大氷柱だ。
気づけばナビに秩父。考える前に動くタイプです。

まずは三十槌(みそつち)の氷柱
川沿いの崖に連なる氷柱は、相変わらず見事。気温も低く、空気が引き締まっています。
ここで気づく重大な事実。三脚を車に置いてきた。
一瞬、取りに戻るか悩みましたが、「まあ、今日は手持ち修行ということで」と即決。
結果、暗い・ブレる・言い訳が増える。
でも不思議と嫌な気分にはなりません。「今日はそういう日だな」と、妙に納得。

撮影後、売店で味噌を購入。
昔買って美味しかった記憶が一瞬で蘇りました。写真の設定は忘れるのに、味の記憶は一切ブレません。人間って不思議です。

次は尾ノ内渓谷の氷柱
吊り橋、渓谷、氷柱。構図としては満点。
ただし三脚を立てられる場所がほぼない。
「ここだ」と思うと人の動線、「ここなら」と思うと足元が不安定。
自然はいつも、こちらを甘やかしません。でも、それが楽しい。

午後スタートなので、気づけば空は夕方色。
「急がないと」と言いながら、最後に向かったのが、あしがくぼの氷柱。ここはライトアップが本番。
秩父の夜は本当に暗いですが、その分、非日常感は抜群です。

三脚OKエリアを目指し、三脚と長靴を装備して歩きます。
正直、想像よりかなり歩きました。
「まだ?」を心の中で何度か呟いた頃、ようやく到着。
そこには、カラフルに輝く氷柱の世界。人は多いけれど、それも含めて冬のイベント感です。

三脚を立て、長時間露光に挑戦
設定は半分勘。でも、シャッターを切るたびに少しずつ掴めてくる感覚があります。
写真って、ちゃんと向き合うと、ちゃんと応えてくれる気がします。

午後からの出発でしたが、夜まで粘って秩父三大氷柱を制覇。
帰りは道の駅でご飯を買い、車内で食べながら帰宅。
予定通りに進んだ部分は少なめ。でも、満足度は高め。
こういう一日があるから、また次も「とりあえず出かけてみる」んだと思います。


撮影日記 2026年1月3日 雪を越えて犬吠埼、正月休みはまだ終わらない

今年の正月休みは、なんと6日間。
社会人になってから数えても、なかなか記憶にない長さです。
2日と4日は自宅でのんびり&PC作業。ということは、その間に挟まれた3日は――動くしかない。

この日は、以前から計画していた千葉・犬吠埼で日の出撮影。
ところが、2日の夕方から川口市では本格的な雪。
しかも我が家の車はスタッドレスではない。「これは無理か…」と一度は諦めモード。

しかし夜のうちに雨が降り、その後は晴れ。
路面状況も問題なさそう。これは…いける。
ということで、またしても朝3時起床。休みの日の方が確実に早起きです。

高速道路は拍子抜けするほど雪なし。
「なんだ、余裕じゃん」と思ったのも束の間、犬吠埼が近づくにつれて、どんどん雪景色に。
これは慎重に…いや、超慎重に。ゆっくり、確実に進み、日の出少し前に無事到着。

3日ということもあり、人は思ったより少なめ。
そして目の前に広がる景色が、もう最高。夜のうちに降った雪が残り、
海、灯台、そして雪。なかなか見られない組み合わせに、テンションが一気に上がります。

気づけば、シャッターを切る手が止まりません。
寒さ?それは感じません。たぶん。

撮影後は、以前夏に訪れた満願寺へ少し立ち寄り、静かな境内を撮影してから北上。
続いて鹿島神宮でお参り。こちらは一転、人、人、人。さすがの人気ぶりです。

さらに北上し、国営ひたち海浜公園へ。園内を散歩しながら、アイスチューリップと蝋梅を撮影。
冬の花って、派手じゃないけど、しみじみ良い。

この日は深追いせず、早めに帰宅。振り返ってみると、
年末から年始にかけて、本当によく動いたなあと実感します。

この調子で一年、乗り切りたいところですが、
ひとつだけ現実的な問題が。写真、撮りすぎました。整理が……終わらない。

「4日は丸一日、写真整理だな」と思いつつも、
やっぱり、素敵な一日でした。


撮影日記 2026年1月1日 初日の出は曇天スタート、それでも奇跡は起きる

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて、2025年12月31日の大みそかは、まさかの快活クラブで年越し。
車中泊よりは、さすがに安心感が段違いでした。文明ってすごい。

そして1月1日。前日に続き、起床は朝3時。
「ごごごご!」と謎の擬音を発しながら準備し、即出発。
思い立ったらすぐ動く、これが私のマイスタイルです。

向かうは、前日に急遽予定変更した田貫湖
そう、今日は初日の出。とにかく混むと聞いていたのでビクビクしながら向かいましたが、到着が早めだったおかげで、なんとか駐車成功。
しかし周囲を見渡すと、人人人人……。
「みんな考えることは同じだな」と妙な連帯感が生まれます。

それはいいのですが、ここで最大の問題が発生。
曇ってる。いや、かなり曇ってる。さらに、雪?みぞれ?まで降り出す始末。
「え、元旦から?」一瞬、今年がもう終わった気分になりました。

ところがです。
奇跡的に、太陽が昇りそうな一部分だけ雲がない。
本当にそこだけ。まるでスポットライトを当てたかのように、そこから光が差し込み始めました。

徐々に明るくなる空。
神秘的な雰囲気の中、無事に初日の出を拝むことができて、もうそれだけで大満足。
日の出の瞬間は富士山とのコラボは叶いませんでしたが、太陽が昇るにつれて富士山の姿も現れ、結果オーライです。

この日は早めに帰宅し、家族でご飯を食べる約束があったので、そろそろ撤収。
…のはずが、ちょっとだけ寄り道。

帰り道の途中、以前から気になっていた大淵笹場へ。
新茶の季節に向けての下見です。
深緑の茶畑と富士山の組み合わせがとても美しく、思わず「また来るね」と心の中で約束。

東名、首都高(なぜか激混み)を乗り越え、お昼頃に帰宅。
ご飯を食べて、初詣にも行き、
こうして2026年の元旦は、静かに、でもしっかり満足な一日となりました。