2026 definitive edition: 13 famous ume (Japanese apricot) viewing spots in Kanto|Dignified flower scenery to enjoy in the quiet season

牛天神北野神社の絶景
牛天神北野神社の絶景

冬の名残がまだ色濃く残る季節、ふと漂ってくるやさしい香りに気づくと、そこには梅の花があります。凛とした空気の中で静かに咲く梅は、春を告げるというよりも、そっと「もうすぐだよ」と教えてくれる存在。華やかさを競うことなく、寒さの中で一輪ずつ花を開くその姿には、日本の季節感や美意識が詰まっています。
この特集では、そんな梅の魅力を存分に味わえる名所を厳選し、見頃の時期や風景の楽しみ方とあわせてご紹介します。慌ただしい春本番の前に、静かな花の時間を探しに出かけてみませんか。

🌱 見頃の時期:例年 1月下旬〜3月上旬

❄️ 早咲きの梅:1月下旬頃から咲き始め、冬の景色に春の気配を添えます

🌸 最盛期2月中旬〜下旬は花数・香りともに充実し、もっとも梅らしい風景に

📷 撮影におすすめ:空気が澄む2月は、青空と梅のコントラストが美しく写真映え◎

🌿 遅咲きの梅:3月上旬まで楽しめる場所もあり、長く観賞できるのが魅力みの強い日が続く冬は、花びらのハリがよく、形も美しい状態で楽しめます。


梅の花は“光の扱い方”で写真の印象が大きく変わります。

☀️ やわらかな光を選ぶ
 強い直射日光よりも、朝の光や薄曇りの時間帯がおすすめ。花びらの白や淡い色が飛びにくく、梅の繊細さが引き立ちます。

🌸 一輪に目を向ける
 満開を広く撮るだけでなく、咲き始めの一輪やつぼみにも注目。背景をぼかすことで、静かな雰囲気の写真に仕上がります。

📷 Organizing Background
 空・土塀・木立など、シンプルな背景を選ぶのがポイント。電線や看板を避けるだけで、ぐっと雰囲気のある一枚になります。

🌿 枝の流れを意識する
 梅は枝ぶりが美しい花。枝のラインを活かすように構図を組むと、自然で奥行きのある写真になります。

😌 少し引いて風景と一緒に
 寺社や庭園、里山の景色と組み合わせることで、梅らしい“季節感”が伝わる一枚に。

📱 スマホでも寄りすぎない
 スマホ撮影では近づきすぎず、少し距離を取って背景を入れると立体感が出ます。

小田原フラワーガーデンの絶景

春の訪れを告げる花は桜だけではありません。まだ空気が冷たい頃、静かに咲き始める梅の花は、季節の変わり目をそっと知らせてくれる存在です。華やかさよりも、凛とした佇まいとやさしい香り。そんな梅の魅力を感じられる、関東近郊の名所を13スポット巡ります。

千葉県柏市にある あけぼの山農業公園(千葉県) では、広々とした園内に梅の花がのびやかに咲き、空を大きく取り入れた風景が楽しめます。風車のある公園として知られていますが、梅の季節は落ち着いた早春の表情を見せてくれます。

群馬の里山に広がる あぶだ福寿草の里(群馬県) は、福寿草と梅が同時に楽しめる素朴な風景が魅力。斜面に点在する梅の花が、自然のリズムを感じさせてくれます。

関東屈指の梅の名所として名高い 越生梅林(埼玉県) では、白梅・紅梅が一面に広がり、歩くたびに香りに包まれます。見渡す景色のスケール感は、梅林ならでは。

市街地にありながら静かな時間が流れる 越谷梅林公園(埼玉県) は、散策しながら気軽に梅を楽しめるスポット。日常の延長で季節を感じたい人におすすめです。

東京下町の風情が残る 亀戸天神(東京都) では、太鼓橋や社殿と梅が織りなす和の風景が広がります。学問の神様として知られる境内は、梅の名所としても親しまれています。

都会の真ん中で梅を楽しめるのが 芝公園(東京都)。東京タワーを背景に咲く梅の花は、都市と自然が交差する印象的な風景を生み出します。

品種の多さで知られる 小田原フラワーガーデン(神奈川県) では、早咲きから遅咲きまで長い期間梅を楽しめます。整備された園内は、じっくり撮影したい人にも向いています。

榛名山の麓に広がる 榛名梅林(群馬県) では、雄大な山景色とともに梅の花を楽しめます。晴れた日は、空の広さを活かした開放感のある風景が印象的です。

歴史ある梅林として知られる 曽我梅林(神奈川県) は、富士山を望むロケーションも魅力のひとつ。広大な敷地に咲く梅と遠景が、早春らしい景色をつくります。

落ち着いた雰囲気の 大宮第二公園(埼玉県) では、池や園路と梅を組み合わせた、ゆったりとした構図を楽しめます。人の流れも比較的穏やかです。

温泉地としても知られる湯河原にある 湯河原梅林(神奈川県) は、起伏のある地形が特徴。見下ろす視点や奥行きを活かした梅の風景が楽しめます。

都心にありながら梅の香りに包まれる 湯島天神(東京都) では、石段や社殿と梅が調和した、しっとりとした和の空気を感じられます。

関東最大級ともいわれる規模を誇る 箕郷(みさと)梅林(群馬県) では、丘陵一帯を覆う梅の花が圧巻。見渡す景色そのものが、ひとつの作品のようです。

人の少ない時期、やわらかな光、ふと立ち止まりたくなる香り。
梅の花は、慌ただしい春が始まる前に、心を整える時間を与えてくれます。
今年は少し足を伸ばして、静かな梅の風景に出会ってみてはいかがでしょうか。